おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

アメリカで禁止になる「トランス脂肪酸」、口にしてていいのか?

2016年03月31日 | Weblog

 

 午前6時の気温はマイナス4度。

デッキに霜が降りておる。

きのうの朝はプラス6度もあったのに、今朝はマイナスに逆戻りだ。

ニャンコも誰一人、小屋から出てきません。

きょうは日中の最高気温もプラス7度まで。

ご当地の春、足踏みなのでござる。

ところで、

過日のスーパーで、赤ちゃんを連れた若い母親がマーガリンを買っておってビックリいたしました。

きょうは、トランス脂肪酸を含むマーガリンをわざわざ赤ちゃんに食べさせまなくてもいいんでないの、って話だ。

アメリカの食品医薬局(FDA)は、マーガリンなどに使われておるトランス脂肪酸を多く含む「加工植物油脂」を2018年に禁止すると、去年6月に発表しておる。

週刊文春の去年7月9日号が伝えておると、当ブログでも書いた。

トランス脂肪酸は、大量摂取すると肥満や心筋梗塞のリスクが高くなる。

だからFDAは「安全とは認められない」として禁止する。

「2018年から」と3年間のモラトリアムを設けたのは、パンなど食品業界に配慮したためと見られる。

ニッポンでは、摂取する量がアメリカ人に比べて少ないので「健康への影響は少ない」として、その後当局による規制はまるでない。

だけど、不味い上に、アメリカで健康上に問題があるとされるトランス脂肪酸を大量に含むマーガリンを、赤ちゃんに食べさせなくてもいいんでないの?

バターとマーガリン、どっちが健康かって問題なら、マーガリンではなくて、食べるのはそりゃバターだろって話だ。

このマーガリン、ニッポンでは禁止されていないから「安全」とは言い切れんでしょ。

トランス脂肪酸は、ケーキなどのお菓子や、ほとんどの食パンにごっちゃり使われておる。

最近、コープさっぽろでは、トランス脂肪酸を含まない「オリーブオイルを使った食パン」を発売したけどね。

たいていのニッポン人は、日常生活の中で、知らず知らずトランス脂肪酸を口にしておるのが現実だ。

そこに加えて、わざわざこれを大量に含むマーガリンを摂る必要はさらさらない。

健康によいとされる動物油脂は「魚油、バター、ラード、牛脂」だという。

悪いらしい植物油は「水素添加したカノーラ油や大豆油(マーガリン)、カノーラ油、パーム油」だそうな。

いずれにせよ、年配の人ほど動物性脂肪を摂った方が良いという。

驚いたのはカノーラ油、これは元々「灯り用」だったというから、ビックリ仰天じゃ。

灯り用を、これまで揚げ物にして口にしていたわけだ。

我が家では、少々値段は高いけど、いまは揚げ物や炒め物はすべて「コメ油」だ。

実際、コメ油はスーパーでも売り切れたりすることもあるわけで、トランス脂肪酸について知識のある主婦は、サラダ油からシフトしておるようだ。

去年の文春の記事によると、マーガリンはバター不足の第2次大戦中に広まった「人造バター」。

体にいいか悪いかは1960年代から、すでに論議されていたという。

悪いけど、トランス脂肪酸を大量に含むマーガリンをありがたがってる場合ではございません。

大人がお安いマーガリン食べて、心筋梗塞でもしょうがないけど、赤ちゃんはどうなのよ???

そういえば、去年、マクドナルドのチキンナゲットが問題になったことがあった。

こんときも、若い母親が赤ちゃんを連れて店に入る姿を小樽で多数目撃した。

経済的な問題もあるか知らんけど、若い母親の食べ物に関する感度の鈍さ、なんなんだ???

新聞、テレビは見なくても、ジャーナリズムがしっかり生きておる「週刊誌」ぐらい読んで、安全な食べ物に関する知識だけは、ちゃんと持ってほしいもんだと思うきょうのおぢでござる。