おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

泊原発で冬に事故なら、まず逃げられない

2016年11月15日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス4度。

雨上がりの朝で、晴れてます。

雪もほとんど融けて、いつもの11月に戻ったかのようです。

とはいえ、明日からまたまた冬型の気圧配置となる見込みだそうな。

行きつ戻りつ、本格的な冬に向かっておるようです。

さて、

北電泊原発が、津波により過酷事故を起こしたことを想定した訓練が13、14日に行われましたです。

でもって、北海道新聞電子版によると「政府現地対策本部長を務める予定の伊藤忠彦内閣府副大臣は13日、雨のため札幌からのヘリによる移動を断念。バスに切り替えたが、北海道原子力防災センター(共和町、オフサイトセンター)到着が約1時間遅れた」そうです。

雨でヘリが飛ばないって、ダメじゃん!!

冬は吹雪ですぞ!!

そもそもヘリ使おうってのがおかしい。

おかげで「現地事故対策連絡会議が中止となり、代わりの会議は開かれなかった」そうですわ。

ヘリは飛べず、会議も開けないわけで、訓練の成果、たいしたあった。

あの程度の雨でヘリが飛べないのに冬はヘリなど使えないとするのがいいんでないの?

吹雪なら道路も吹き溜まりで通行できない可能性も大きい。

道路除雪をしなきゃ付近住民は逃げられないわけですけど、事故の起きた原発方向に向かって除雪作業など誰がするんだ?

自衛隊が陸上から救出ってことになるんだろうけど、まさに命がけでござる。

ごくフツーの暴風雪でさえ、ご当地周辺ではあっちもこっちも通行止めになる。

放射能からはとても逃げられませんってことだ。

また今回の訓練では「国と市町村などを結ぶ13日のテレビ会議では、道庁本庁舎からの音声が流れないトラブルも発生」したそうです。

入念に準備したはずの訓練すら、うまくいかないお粗末だ。

原発から30キロ圏内にある我が家の場合、冬は原発のある泊村方向からやってくる雪雲が、周辺に大量の雪を降らす。

だから国内有数の豪雪地帯で、外国人観光客が大勢やってくる。

だから過酷事故の際には、雪ととも大量の放射性物質が落ちてくる「ホットスポット」になる。

そうなれば、観光の目玉であるスキー場も、産業の中心である農業も完全にアウト!!

福島県の二の舞です。

さらに、ご当地の場合は外国人が所有する1室1~2億円のコンドミニアムがゴロゴロ林立しておりますから、補償はとんでもないことになる。

放射性物質も、ニッポンでは偏西風が吹いておりますから、当然のことながら札幌方向へ向かう。

200万都市もアジャパーの可能性があるけれど、泊村の5キロ圏内の避難先は札幌だそうですから、汚染される風下に向かうお粗末。

福島県飯舘村の再現なのです。

おぢ夫婦は、南西方向に逃げると決めておりますがね。

ですが、事故が起きた場合、基本は「屋内退避」なのだそうです。

窓に目張りしては換気ができないわけですけど、スカスカの家で風があれば被爆します。

これがもし地震と原発事故がセットで起きたなら、家が壊れるわけだから「屋内退避」などできますかね???

ヨウ素剤の備蓄って、我が家の分はあるのか?

どうやらそんなにはないようですから、我が家は完全に被爆します。

いやはや、、、