おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

年金が減ることになるそうで、そりゃ誰のせい!?

2016年11月27日 | Weblog

 

午前7時の気温は零度。

ぽつぽつ雨が降ってます。

ずいぶん暖かい朝でござる。

薪小屋の屋根の雪が、つい先ほどきれいに落ちました。

今年塗った「ラク雪塗料」、多少なりとも効果があるような気がします。

来年は、我が家の屋根にも、この塗料塗ることにしようかしらん!?

さて、

年金を抑制する法案が、きのう衆院厚生労働委員会で強行採決されましたです。

ようするに「現役世代の平均賃金が下がれば年金額を減らす」内容だそうです。

年金財政が厳しいゆえ、なんとはなし「しょうがないのかなぁ~」と思うじーさん、ばーさんが多いのかもしらん。

しかし、よく考えてくださいな。

「100年安心」と言って、年金改革したのは2004年のことでござる。

こんとき公明党の坂口なんとかという厚生労働大臣が「100年安心にしていくという案を作ったわけでありますから、それに向かって政策努力を重ねていく」とか申してから、わずか12年。

年金はもう、ニッチモサッチモいかなくなったということか?

この当時、ニッポン全国の「グリーンピア・年金福祉施設・年金住宅融資」のデタラメが明るみになっておる。

年金福祉還元事業と呼ばれたこれら事業は、どれもこれもが関連する役人の天下り先としてつくられ、さらにどれもこれもが大赤字となった。

これらにつぎ込まれた年金資金は35兆9000億円ともいわれておる。

で、グリーンピアなどは軒並み建設時の100分の1といった紙くずみたいな値段で売却されて、これら施設は形式的には消滅した。

しかも、お役人は誰一人として責任は取らんかった。

こんときの年金35兆円があったら、どうなんだろ???

そして、年金が危うくなってきておる背景には、少子高齢社会の出現がある。

その少子高齢化、いつから始まったのか、皆さんはご存知か?

厚生労働省の上記資料によると、昭和50年代初め(1970年代半ば)のころというからおぢの青春時代のこと。

ついこの間から少子高齢化が始まったのなら、年金の減額も納得だけど、40年以上も前から始まっていたわけで、この間、政治は何してきたの?

国の在り方を調査研究し、対策を考えるはずの官僚は何をしてきたのかってことだ。

しっかり対策してくる時間はたっぷりあった。

そして少子化対策というものが、いまだに機能しておるとも思えない。

フランスなんかは人口増に転じてきておるというのにねぇ、、、

役人によるグリーンピアを筆頭とする年金の浪費、そして少子化対策を取ってこなかった政治の怠慢、これが年金の減額を生んだのではないのかね。

政治と役人の怠慢のツケを、高齢者がケツ持つ構造だ。

厚労省はこれまで「高齢化社会を控えて、年金システムは存続の危機にある」として、徐々に給付開始年齢を引き上げ、同時に給付額を引き下げてきておるのです。

かつては60歳から受け取れた年金は、今や65歳以上からだ。

おかげさんでニッポンの年金の世界ランキングは25か国中23位。

中国やインドネシアより下でござる。

与党は強行採決する前に、国民の皆さんにお詫びして「申し訳ないけど減額に応じてください」とお願いするのが筋ってもんではないのかね。

偉そうに強行採決してる場合か!!

…とおぢは思うけど、どうよそのあたり???