午前6時半の気温はマイナス5度。
昨夜から今朝にかけて雪は降っておりません。
ちらちら降り始めてはいますがね。
そんな中、ご当地スキー場がきょうオープンだそうな。
近々、いつもの「30時間券」を買ってまいります。
春までちょこちょこ滑るには、たいした重宝なチケットなのです。
利用できる時間が余った場合、翌シーズンに繰り越せると、もっといいんだけどねぇ、、、
さて、
「東洋経済オンライン」の記事が的を射ておるのでご紹介じゃ。
南スーダンでの「駆けつけ警護」について、軍事ジャーナリストが問題視しておる。
「駆けつけ警護は自衛官の命を軽視し過ぎだ 南スーダンで多くの隊員が死ぬかもしれない」というから穏やかでない。
軍事ジャーナリスト清谷信一さんはこう述べておる。
「結論から記すと、これらの任務で交戦を行った場合、自衛隊部隊は他国の軍隊ならば出さないような被害を出す可能性が高い」といきなり自衛隊に大きな被害が出るとの見解だ。
続けてこう述べておる。
「他国の軍隊の何倍もの比率で戦死する可能性がある。戦死しないまでも、手足がなくなる、あるいは視力を失うなど重大な後遺症が残る被害を受ける隊員が他国よりも多く発生する可能性がある」
事実ならビックリ仰天ですけど、この理由について以下のように申しておる。
「自衛隊は武装こそ軍隊と同じだが、平時の通常の法制に縛られており、まったく実戦を想定していない」とか
さらに「誤解を恐れずに申せば、サバイバルゲームのマニアをいきなり戦場に放り出すようなものだ。そんな馬鹿なことがあるかと憤慨する向きもあるだろうが、実際にそうなのだ」
なぜそうなるかというと「戦傷医療体制の不備」だそうな。
ようは戦場でケガをした時の対応ができていない、ってことらしい。
清谷信一さんのレポートの2ページ目の写真を見てほしいけど、戦闘による人的被害は凄まじいものがある。
写真説明には「切断された下肢の処置の訓練用システム。右下写真は、パリで行われた防衛装備見本市『ユーロサトリ2016』で米陸軍が展示した応急処置訓練用の人形。傷口が極めてリアルで、ボディはシリコン製で肌の質感も人体に近い」。
南スーダンに派遣されている自衛官の家族には見せられない代物ですが、実際の戦闘ならこんなことはざらだ。
ようは、ケガ人に対応するリアルな訓練を自衛隊はしていないと指摘しておるのです。
しかも「各隊員が個人で装備する『ファースト・エイド・キット』は米陸軍が19アイテムを携帯しているのに対し、陸自はPKO用で8アイテム、国内用では3アイテムに過ぎない。太平洋戦争時における旧日本軍と同じか、それ以下の装備」だそうな。
太平洋戦争当時の旧日本軍程度の装備で対応しておるって、赤チンに包帯みたいなもんか?
それにちょいと毛が生えたぐらいってことだろか?
映画「プライベート・ライアン」の冒頭で、ノルマンディー上陸作戦が描かれますけど、若い兵士が腹部右側を負傷する。
肝臓をやられたわけですから、間もなく出血多量で死ぬと自分も知っておる。
そこで自身で麻酔を打って、痛みを抑えてそのまま死ぬ。
おぢの記憶によれば、苦しまない選択を自身でするというショッキングなシーンでもありました。
言い換えると、第二次大戦中、すでにアメリカ兵は麻酔薬を携帯しておったということだ。
そんなもんがニッポンのPKO部隊の8アイテムに入ってるとは思えません。
医師会とか医師法とかの関係もあるわけで、そこは全くクリアしていない。
まずは最低でもこうした法整備をしてから、部隊を駆けつけ警護に出すべきではないのかね。
加えて清谷さんはこうも言う。
「戦闘地域の患者集合地点から負傷者を安全に運ぶ『装甲野戦救急車』も、これまた1台も存在しない」そうだからホトホト呆れます。
現場の隊員がケガすることを、自衛隊は想定していないのだろうか?
ケガ人を安全に運ぶ車両もないというのでは、危険極まりない。
「自衛官の命、軽視し過ぎ」はごもっともなのでござる。
ニッポンのやっておる「駆けつけ警護」、相当ヤバいなぁ、、、、