午前6時の気温はマイナス3度。
まだ真っ暗ですが、穏やかな朝のようでござる。
あすは強風で、吹雪や吹き溜まりに注意だそうだから、本格的な寒さになりそうでござる。
などと書いておったら、
福島、茨城、栃木で震度5の地震だ。
マグニチュード7.3と推定されるというからけっこう大きい。
NHKのテレビもラジオも、アナウンサーが「いますぐに逃げてください!!」と叫んでおります。
東日本大震災以降、NHKもいろいろと研究したのでしょう。
こういう場合は多少大袈裟であろうと、「ウザイ」とかいわれても、それで人命が救われるなら、少々やかましい位でいい。
ここんとこ、ニッポン列島のあちこちで大小の地震が発生しておって、漠然と嫌な感じがしておった矢先のことですわ。
津波も発生しているそうですから、大きな被害などないといいのですが…
この先は南海トラフや首都直下の巨大地震が最も心配されておる。
フクシマの事故を振り返れば、狭いニッポンで原発を再稼動させるなど、国を滅ぼしかねない狂気の沙汰と申しておきましょう。
ところで、
日曜夜放送のNHKスペシャル「“がん治療革命”が始まった ~プレシジョン・メディシンの衝撃~」観ましたか?
プレシジョン・メディシン(精密医療)という、従来の抗がん剤とは全く違うアプローチで効果を上げておるというのです。
これまでは、がんの種類によって抗がん剤を投与しておったけれど、効果があるのかないのかよくわからん上に、副作用に苦しむ人も多かった。
ところがこのプレシジョン・メディシンはまず、がん細胞の遺伝子を解析し、2万の遺伝子から変異したものを特定する。
そして、がんになった遺伝子に効くであろう薬を投与するというのです。
つまりは、人それぞれ違うがんに「一番最適な治療法を遺伝子から見つけて、治療する」。
これまでの抗がん剤は3割しか効かなかったのに対し、プレシジョン・メディシンは7割の効果だそうですから、飛躍的な進歩です。
しかも副作用がないわけですから、嬉しくもなる。
放送では、大腸がんの患者のがん遺伝子を調べたら、皮膚がんのメラノーマの薬が効くことがわかり、がんは40%も縮小したそうだ。
などと書いておったら、福島第二原発で、使用済み核燃料と未使用の燃料計2544体があるプールの電源が停止したとNHKが伝えておる。
1時間を超える停電、しかも予備電源も動かない「全電源停止」状態ですわ。
日本の電力会社では最も技術のあるはずの東京電力が、またもや全電源停止ですから、あとの電力会社は推して知るべしです。
危険極まりない原発なんぞ再稼動している場合ではないと、100回でも200回でも申しておきまする。
話は戻りますが、
このプレシジョン・メディシン、アメリカが先進地だそうで去年1月オバマ大統領が旗を振って、国家レベルで普及を進めておるそうだ。
ニッポンでは去年、国立がん研究センター東病院など全国200以上の病院と10数社の製薬会社が、「SCRUM-Japn」(スクラムジャパン)と呼ばれるプロジェクトを始動させておるそうです。
中には遺伝子検査をしても、原因が特定できない患者もいるそうですが、これもAI(人工知能)を使って、解決する方向だとか。
がん治療は、急速に進歩しておって、もしがんになっても充実した人生が送れる時代が来たそうで、「がん治療は根本的に変わった」と番組は伝えておりました。
このNHKスペシャル、今夜午前0時10分からNHK総合テレビで再放送だそうです。
がん患者もそうでない人も、一見の価値ありです!!