午前6時の気温はマイナス4度。
街灯がまだ点いたままの暗い朝でござる。
ニャンコが外でご飯を催促しておるので、行ってまいります。
…行ってまいりました。
この時期になると、ニャンコはたいそう食欲旺盛になる。
義母やハニーさんに言わせると「冬に備えて脂肪を溜めている」とか。
脂肪はすでに充分ついてる、とおぢは思うけど…
ところで、
トランプさんの当選以来、急速な円安と株高が続いておる。
為替は101円から一気に109円台まで円安が進み、ここからさらに円安だと、107円程度で為替予約しておる輸出企業にとっては大きなマイナス要因だそうな。
株も日経平均は18000円台をうかがう動きですわ。
ヒラリーだったら円安、株高、トランプなら円高、株安と言われておりましたから、わけがわからん。
札幌出身で経済評論家の山崎元さんは、「共和党が上下両院の多数を押さえている。トランプ大統領の顔を立てる必要はあるが、御輿の上にトランプ氏を乗せて、共和党の政策を進めることができる」
つまり、「トランプ氏が大統領になったからといって、彼が何でも好きなようにできるわけではない」から株は買いなのだそうな。
でもって「在任中からしばしば無能をからかわれたジョージ・ブッシュ元大統領(息子の方)でさえ大統領が務まったのだから、経済が大混乱するような不連続で大きな変化は起きにくいように筆者には見える」とか。
結果「経済に関する限り、事態はあまり変わらない」「株価も普通に形成される」ってことだそうな。
なるほど!!
無能なブッシュでさえ大統領が務まったのだから、優秀な経営者であるトランプならもっとうまくやれる、ってことか?
とはいえ、
強烈な差別主義者が大統領になるわけで、すっかりアメリカは分裂国家でござる。
トランプ支持者が、有色人種に殴られたり、イスラム系やヒスパニックに白人がいやがらせしたりと、双方「敵意剥き出し」でなんとも気持ちが悪い。
差別といえば、ニッポンでは福島から横浜に避難してきた生徒がいじめを受けていたそうで、なんともかわいそうな情けない出来事じゃ。
名前に「菌」を付けて呼ばれたり、「なんかいも死のうとおもった。でも、しんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた」は切ないです。
また「ばいしょう金あるだろと言われむかつくし、ていこうできなかったのもくやしい」などと書き留めていたという。
それでも心が折れない強い子です。
横浜市教育委員会は「転入時のいじめ以外は、いじめと認識できていなかった」という。
ってことは、転入したときにいじめがあったことは教師も知ってたわけだ。
その後、教師は放置しておったということになる。
酷い話だなぁ、、、
さて、
ニッポンではことほど左様に子どもはいじめに苦しんでおる。
またもう少し成長した大学生はというと、こちらは奨学金で苦しんでおるという。
尾木ママこと、教育評論家の尾木直樹さんによると、首都圏の大学生で奨学金を貰っているのは全体の5割にも上るとか。
おぢは貧乏な家庭で育ちましたから、奨学金は貰ってましたけど、おぢ世代では奨学金を貰っている学生はずいぶんと少なかったような気がします。
おぢも社会人になって、滞りなく返済していたかというと、結構滞納した時期もあった。
ようは給料が酒に消えてしまっておった。
それでも督促状が来た程度で、慌てておカネを収めたりもいたしました。
ところがいまは、3か月滞納するとブラックリストに載って、クレジットカードがつくれなかったり、住宅ローンが組めなかったり。
驚いたのは、たった1ヶ月の滞納で会社に電話が来たりするのだとか。
これって、昔、話に聞いた「サラ金の取立て」みたいじゃん!!
保育士では奨学金が払えないから、キャバクラ勤めしたりだそうな。
も少し賢い子?は、奨学金借りたりしたら返済できないので、ハナからキャバクラや風俗で働き学費を稼ぐそうだ。
びっくりポンの事態が進行中じゃ。
以前も書きましたけど、アメリカでは奨学金の返済をしなくてよい手段の一つとして、兵役に就くということがある。
事実上、経済的な徴兵制ってことでござる。
ニッポンでは、返済しなくてよいという「給付型奨学金」の導入に向けて動き出しておるそうだ。
しかしここにも落とし穴があると尾木さんは指摘しておる。
対象者に基準があって「高校の成績が5段階評定で平均4以上」だそうな。
だけど、学生の半数が奨学金を受けてる時代に、ごく一部の人だけ給付ではどもこもならん。
これではキャバクラや風俗で働く大学生が減るとは思えません。
無事大学を卒業しても、奨学金の支払いで苦しむわけ。
これも1億総中流の時代から、中間層が減って2極化したためなのでしょうか???
ニッポンがいい方向に向かっているような気はしないなぁ、、、