午前6時の気温はマイナス2度。
デッキにサッと雪が積もっております。
昨夜の雨からみぞれに変わって、足元はザックザク。
風もあって、6時を過ぎても街灯は点いたまま。
寒くて暗い朝でござる。
今年は冬が早いです。
ところで、
きうのは文化の日、我が家も少しぐらい文化的なことをせねば…
ということで、ハニーさんがかねてから観たいと申しておりましたスペインとアルゼンチンの合作映画「人生スイッチ」をビデオ屋さんから借りてきたのでした。
オムニバス映画で、公開当時、世界の映画祭にノミネートされたり、数多く受賞したりの傑作映画なのです。
これがなかなか面白かったです。
話は6話あるのですが、ネタバレになるので詳しくは書けませんけど、おヒマな時に借りてみてはいかがか。
相当過激なブラックコメディー、なかなか笑かしてくれるのでした。
さて、
ロシアとの関係改善で北方領土返還に道筋をつけたい政府、サハリンと稚内間の50キロに送電線を引き、電力を輸入する計画があるとか。
ロシアの電気は余っておって、コストはニッポンの3分の1だという。
多角化は電気代の低減に役立つね。
元々はソフトバンクのアイデアだったと記憶しておる。
実際、第2次大戦前には、サハリン-稚内間に電話線が引かれておった経緯もあるから、難しいことではございません。
これにうだうだ申しておるのは、北電の社長さんだそうで、地域独占、競争というもんを知らずに経営してきたツケが回ってきただけ、と申しておきましょう。
今年の春にスタートした小売り電力自由化で新電力が次々誕生する中、ロシアからの電気を輸入する話だ。
相対的に値段の高い北海道の電気、この先安くなる可能性も出てきて嬉しくもなりまする。
ところが、
毎度毎度のことですが、経産省が福島原発事故の賠償を新電力にも負担させるとかわけわかんないことをまたまた言い出した。
このお役所は、よくもまぁ説得力のないアイデアを次々と繰り出すものかと呆れます。
東京新聞電子版が報じた「福島原発事故賠償、新電力も負担案 電気代に上乗せか 経産省方針」の記事でござる。
これ、東京電力福島第一原発の事故被災者への賠償費を工面するためだそうな。
「絶対安全」だからと言って全国各地に原発を建設したのは、経産省などニッポン国政府でござる。
しかも「コストが安い」と言い続けてきたわけですから、福島の事故の賠償だって「東電が自力ですべきこと」ですわ。
100歩譲ったとしても、原発を所有する9電力会社、この原発一家が負担するのが正しい。
なんで関係ない新電力に、福島の事故の負担をさせるのか、おぢには意味不明。
相対的に電気料金が安くなる新電力に、顧客が雪崩を打って流れるからでしょう。
原発を所有する旧電力会社、経産省の天下り先でもあるけど、これをどこまで応援するんだか!!
市場原理に任せていただきたいと思うけどね。
経産省は「『過去に原発の電気を利用した分』として追加負担を求める方向で検討に入った」そうだ。
あまりに不可解な説明で、おぢにはとうてい理解ができません。
もし新電力にも福島の賠償を負担させたいのなら、利用者である国民にこれまで申してきたことは「大ウソでしたごめんなさい」くらい言ってもらわんことにはどもこもならん。
ニッポンのお役人は長らく「無謬」とか申してきました。
間違うこと、つまりは「誤謬」などないということでしたけど、実際には過ちばかり。
そして責任は一切取ることはなく、そのツケは国民に付け回す。
ニッポン国を事実上操る官僚さまは、ホントに国益が最優先か?
省益最優先だったり、自身の天下り先の確保が最優先のような気がしますけど、どうよそのあたり???