おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

愛国者とは…

2019年07月18日 | Weblog

まもなく午前6時になります。

気温はプラス18度で、曇り空で日中の最高気温は26度の予想だ。

空気が湿っぽく梅雨みたいですが、夏らしい陽気でもあります。

さて、

安倍総理が札幌で街頭演説中のこと、これにヤジを飛ばしていた人を警察官が体をつかんで排除したという。

こんな異常なお話をおぢはついぞ聞いたことがない。

戦前の特高警察なら、したであろうことを、21世紀の民主主義社会であるはずのニッポンで再現ですか…

朝日新聞電子版が伝えておるそうですが、ほかのマスコミはどうした?

これはちゃんと報道しなけりゃならん、民主主義の根幹、言論の自由にかかわる大問題だ。

古賀茂明さんも申しておりますが「記者が委縮し、官僚が忖度する」異常事態がニッポンで進行中なのだ。

世の中を見回してみれば、韓国との関係は悪化の一途だ。

韓国から来日する観光客も激減だそうな。

戦後、こんなにも日韓関係が悪かったというのは記憶にない。

しかも日韓関係が改善する糸口さえ見えてこないというから、安倍政権、大切な隣国との関係をどうするの???

戦争でもするというのなら、まさにキチガイ沙汰だ。

小泉政権下で歴史的な日朝首脳会談を実現し、拉致被害者を帰国させることに尽力した元外交官の田中均さんはこう話す。

「韓国との関係は出口が見いだせない。北朝鮮についても無条件の首脳間対話の呼びかけに応えはない」

「ロシアとも頓挫しつつある」のが安倍政権なのだ。

田中さんのおっしゃるとおりだけど、ネトウヨはこの田中さんも非難する。

俳優の古舘寛治さんは、

ツイッターで自民党の改憲草案を憂いております。

「たとえ干されようとも」と覚悟の上で政治発言しておるからエライ。

「おかしいことはおかしい」と発言することは大事だけれど、これがしにくい社会ってどうなんだ???

この国では、俳優やタレントが政治的発言をすることのリスクはあまりに大きい。

とはいえ、こういう人が出てこないことには、ニッポンの行く末が危惧される。

ネトウヨはこうした人たちを「反日」と呼ぶけど、こういう人こそ愛国者だとおぢは思うね。

「最高の愛国心とは、あなたの国が不名誉で、バカげた、悪辣なことをしているときに、それを言ってあげること」

こう申したのは英国の作家、ジュリアン・バーンズさんだ。

ニッポン政府があっちでもこっちもでバカげたことをしていているいま、これを指摘し、諌言する人々が大きな声を上げないと、この国はますますおかしな方向に進むのだと申しておきましょう。