おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「“束ねられる”ファシズム化」にフムフム…

2019年07月19日 | Weblog

まもなく午前7時です。

お天気は薄曇りで、そよそよ風が吹いてます。

気温はプラス18度。

予報によると、今日のご当地は大気が不安定で曇り空、最高気温は26度になるそうだ。

きょうは薪割りに精出すことにいたします。

ところで、京都のアニメ会社の放火事件、これまで聞いたことのない被害者の数です。

唐突で、悲惨な事件、被害者とそのご家族にお悔やみを申し上げます。

さて、

先日、札幌で遊説中の安倍総理をヤジった人を道警が排除した問題だ。

これに「元道警警視長」が苦言を呈した。

元道警警視長で警察ジャーナリストの原田宏二さんはWEB論座で「この程度のヤジが自由妨害にあたる行為とは思えない」として、道警の対応を非難しておる。

まことにごもっともなのだ。

そして「今回、警察のやった排除行為は法律的な根拠を欠く違法な行為ではないかというのが私の結論だ」と述べておる。

これまたごもっともだ。

なんともおかしな国になったものです。

ファシズムの匂いを感じて、気持ちが悪い。

そしたら日刊ゲンダイ電子版に「日本は〝束ねられる〟ファシズム化が進んでいる」と慶大教授の片山杜秀さんの発言が載っておってフムフムいたしました。

片山さんはこう申しております。

「日本では国民に選択肢が少なく自動的に体制翼賛化している」

「55年体制のようなイデオロギーの対立がない」

思想や政策に十分な相違がないとすれば、有権者は同じことをやるなら経験を積んでいる政党の方が安全と考える」

「だから、安倍首相が面目を失うことがあっても、『悪夢のような民主党政権』とリフレインすると、一定数の国民がリセットされてしまう。現政権の方がマシだと考えて、失敗が棒引きになる」

なるほどねぇ~

確かに安倍政権、失敗ばかりだ。

ついこの間は「北方領土が還ってくる」と大手マスコミは大騒ぎしたけど、あっという間に雲散霧消した。

2島も4島もない、ゼロなのだ。

そして、アベノミクスの「成長戦略の柱」だった「原発の輸出」は、まったくの総崩れ。

1カ国の輸出も決まらなかった。

原発の建設コスト、すでに再生可能エネルギーの3倍の高コストだも、ムリはない。

安倍政権が「最重要課題」と何べんも三遍も申してきた拉致問題だって、政権発足してこの6年、1ミリの進捗もない。

拉致家族もよく我慢してるもんだと思いますわ。

中国に対しては、敵視政策を取って、一触即発だと思ったら、「インバウンドの中国旅行客が急増して」これもムニャムニャになっておる。

ここで中国からも嫌われてインバウンドの超大口が無くなってはどもこもならんからねぇ、、、

北朝鮮ロケットで散々危機を煽って「国難」とまで叫んで解散総選挙までしたけど、いまは大転換して「私自身が金正恩委員長と向き合う」とか申している。

だけど、その進捗率はというと、まったくのゼロ。

参院選前の党首討論で「拉致問題は何合目に来ているか?」と問われて「努力はしているが、詳細については言えません」と進んでいないことがわかっちゃった。

トランプさんがツイッターだけで金正恩とチャッチャと会ったというのに、すっかり蚊帳の外なのだ。

などなど、枚挙にいとまのないお粗末さが安倍政権の実態なのだ。

それでも、安倍支持層が離れないってことは「現政権の方がマシ」ってことになるかららしい。

片山さんは「資本主義の危機の時代に没落する中間層の“希望の星”としてファシズムが現れる」と申しております。

「ワイマール共和国時代のナチス支持者、トランプ米大統領に熱狂するラストベルトの白人労働者は、もっと豊かになるはずだったのにどうもおかしい、社会のせいでうまくいかない、と感じている階層だ」という。

そこで、日本も「〝束ねられる〟ことで助け合い、危機を乗り越えようという発想になる」というのだ。

片山さんは「世論ウケのいい政策を次々に打ち上げ、中途半端なまま別のテーマに移っていく」と、安倍政権の実態を喝破しておる。

そしてこうも言う。

元号が変わった、新しい時代を迎えた、お札も変わる、それぞれの花を大きく咲かせることができる……。そんなことで内閣支持率が上がる。政府の考えと国民の求めが無限にかみ合っている。終末的ですね」

そんなこんなで、おぢはいま「れいわ新選組」に期待をかけております。

今回の参院選で「2、3議席」獲得しようもんなら、大化けも期待される。

〝束ねられる〟なんぞ、「真っ平ごめんだ!!」と申しておきましょう。