おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「報復の連鎖」で危機を煽る安倍政権、狙いは柳の下の「2017年国難突破解散」!?

2019年07月02日 | Weblog

今朝も曇り空で肌寒い。

梅雨空みたいなのだ。

午前6時の気温はプラス15度ですが、湿度が高いのでしょう、寒く感じます。

さて、戦後最悪といわれる現在の「日韓関係」がさらに最悪へまっしぐらだ。

ニッポン政府が「韓国への輸出規制」を厳しくすると発表したためだ。

理由は二つ。

(1)日韓間の信頼関係が著しく損なわれた

(2)韓国に関連する輸出管理をめぐり不適切な事案が発生

…だそうです。

(1)は徴用工問題での韓国政府の対応を指すそうで、(2)は理由を示していないワン。

ようは徴用工を巡る問題で韓国政府の対応に問題があるから、ニッポン政府は韓国に対し、対抗措置として「輸出規制」するというのだ。

これって、これまでのニッポン政府のあり方を180度転換する異常な事態ではないのかね?

ニッポンはこれまで高い関税をかけて相手政府を脅したりする通商政策に反対する立場だった。

保護主義が世界に広がる中で、「自由貿易を守る」と言ってきたのがニッポンだった。

今回の韓国に対するニッポン政府のやり口は、トランプさんとクリソツ。

確かに、これまで「韓国政府も解決済み」としてきたのが元徴用工を巡る問題です。

これに対して韓国の最高裁は去年、三菱重工など日本企業に損害賠償するよう命じておる。

「個人の請求権は消滅していない」というのがその理由だ。

ニッポン人からすれば「いまさら何言ってんだ」って話にもなる。

韓国政府の対応、おかしいのではないかというのは、まことにごもっともなのだ。

だからといって、「目には目を、歯には歯を」「報復には報復」はどうなんだ?

日韓関係をさらにギクシャクさせる安倍政権、どうなのよ???

「自由貿易を守り」「全方位外交」を進めてきたのが、従来の自民党の外交方針ではなかったのか?

これこそ資源のないニッポンの生き残る道ではなかったか?

それが今回は「輸出規制」に加えて、「安全保障上の友好国の指定も取り消す」というから穏やかではないのだ。

隣りの国が友好国ではないというから、もはや「敵国」とでもいうんだろか?

思い出してくださいな。

2017年、北朝鮮からのロケットが飛んできて、Jアラートを鳴らしまくり、散々国民の危機を煽ったのが安倍政権だった。

「未曽有の危機」で「国難突破解散」したことを皆さんは覚えておりますか?

国民の危機を煽って、「選挙に勝利する」のが安倍政治のパターンなのだ。

参院選を前にして、輸出規制による「報復の連鎖」、そして「安全保障上の友好国の指定も取り消す」という危機を煽るやり口、2017年とクリソツではないのかね?

ボーっとしておると、このウンコタレ政権のいいようにされる気がするのは、おぢだけでしょうか???