午前6時を回りました。
気温は21度あって、夏真っ盛りです。
ただし、ただいまのお天気は冴えない曇り空。
予報によると、きょうは朝晩晴れのお天気で、日中の最高気温は27度だ。
熱中症に注意が必要だとか。
今日は、あとわずかになった薪割りを終えたいのですが、どうだろか???
さて、
今週号の週刊文春「池上彰のそこからですか!?」はご覧になりましたか?
表題は「マクロ経済スライドとは?」だ。
基本、おぢが指摘したように「マクロ経済スライド」は実際、年金が目減りする仕組み。
受け取る年金は目減りするけど、年金制度そのものは破たんせず維持される。
ようは「制度が100年安心」ってことで、国民生活が100年安心ではないということだった。
でもって、池上さんは具体例を示しておる。
記事によると「安倍政権は、物価上昇を2%にすると公約しています。まだ実現していませんが、もし2%上昇すると『スライド調整率』分を差し引いて(年金の)支給額を決定します」
「つまり支給額は2%の上昇より低いので、手取りは目減りします」とある。
ようするに、物価上昇率に「絶対に届かないシステム」で、実質的に目減りしてしまうのが「マクロ経済スライド」だ。
しかし問題は、かつての年金が「物価スライド方式」だったってことだ。
これは物価が上昇すると、これに合わせて支給額を増やすという、「まっとうな年金のあり方」だったのでした。
これが「制度維持」の名目で改悪された。
今年度はこの「マクロ経済スライド」が実施されたそうです。
2018年の賃金上昇率が0.6%とプラスだったためだ。
で、どうなったかというと、賃金上昇率の0.6%からマクロ経済スライドで0.5%を差し引いて、0.1%年金は上昇した。
厚生年金のモデル世帯で、年金は月額227円増えたけど、実質は0.5%目減りした。
年金生活者は、手取りが増えたと喜んでいる場合ではないのです。
これが2%や3%、さらにインフレになったりすると、物価にスライドしないわけだから、事実上ドンドン目減りしていくのがニッポンの年金なのだ。
これを自慢げに国会で説明する安倍総理、ちゃんとわかって言ってんだろか?
わかって言ってんなら、国民に対してまことに失礼、相当噴飯ものなのだと申しておきましょう。