おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「注射なんて50人痛い目にあわせれば、だれでもうまく打てるようになる」By林真理子のごもっとも!!

2021年05月17日 | Weblog

林真理子大先生が週刊文春に連載中の「夜ふけのなわとび」にふむふむした。

ワクチン接種に関して、政治家の「ワクチンは確保しましたけど、打つ医者が不足しているんです」との言葉に林さんは憤慨し、こう述べておる。

「私は少々痛くても、医大生や看護学生にやってもらってかまわない。歯科医師さんでも獣医師さんでも、薬剤師さんでももちろん」

普段は、ほぼほぼこのお方とは意見を異にするけれど、これには全く同感だ。

さらに、「今は緊急事態だ。注射なんて50人痛い目にあわせれば、誰でもうまく打てるようになるはず。イギリスはボランティアの人たちがやっている。私はその50人になるから1日も早く打ってほしい」

これまた「男前の発言」で、おぢもシビれた。

おぢもこの際は、実験用のネズミでもモルモットになっても構いません。

ど素人の試験台になって、ブチブチあっちでもこっちでも注射してもらってOKだ。

へたっぴな注射打たれたとしても、少々痛いぐらいで死にはしません!!

ところが注射をしてくれないことには、ジジババはコロナに感染して死んでしまうのだ。

まして今は緊急事態、大事なのは危機管理でないの?

毎日新聞電子版政治プレミアムに軍事評論家の小川和久さんの「臨機応変に欠ける日本のコロナ対策 安易すぎる自衛隊動員」という記事がある。

この中で小川さんは危機管理の要諦は「拙速と臨機応変」だとしておる。

この場合の拙速は、ネガティブな意味ではない。

「巧遅拙速(こうちせっそく)」ってこと。

つまり、「いくら上手でも遅いよりは、たとえ下手でも速いほうがよい」ということ。

そして「臨機応変」=「その場の変化に応じて適切な手段をとる」ことだ。

だからボランティアでもなんでも、とにかく注射打ってみたい人を大勢集めてもらう。

その方たちが、斜めに打とうが、針が抜けようが、おぢは率先して実験台になると申しておるのだ。

少々失敗しても速いのがいいのだ。

危機を乗り切るというは、そういうこと。

日本医師会さんよ、いまは対コロナ戦争の真っ最中だ、拙速だろうと、この際は臨機応変に対応せんかい!! と思うニセコおぢでした。


ニッポンのワクチン接種率、「クーデターのミャンマー並み」で、前自衛隊トップもさすがに怒った!!

2021年05月17日 | Weblog

しとしと雨の月曜日。

新緑が一段と濃くなってまいりました

午前6時の気温もプラス13度と二けただ。

さて、

共同通信による菅内閣の支持率は41.1%で前回44%から下落した。

朝日新聞の世論調査では危険水域とされる30%台の33%に急落だそうな。

いずれもコロナ対応への不満の表れだ。

12日、自衛隊のトップだった河野勝俊前統合幕僚長は日本記者クラブで会見し「もっと早めに手を打つべきだった。危機管理として失敗している」とまことにごもっともな発言をしている。

制服組の前トップが、政府を批判するのはまことに異例だ。

河野さんは「政府の側にいた人間なのであまり言いたくはなかった。ここに至ってちょっと申し上げたい」と前置き。

菅総理が東京五輪を「人類が新型コロナに打ち勝った証し」と位置づけていることに、こう述べた。

「『打ち勝った証し』という設定をしたのであれば、もっと早めに手を打ってやっていくべきだった。危機管理として失敗だった。五輪を開催する国がクーデターでごたごたしているミャンマーと同じレベルだ」

「これでワクチン接種が順調とは、私には到底思われない」とバッサリ。

政権のワクチン対応を「最悪の事態を考え、そこに至らないようにするのが危機管理なのに、逆行している」「その場その場の後追いだ」と喝破した。

先日、突然言い出した「1日100万件接種」だっておかしな話だ。

東京五輪の開始が7月と分かっているのだから、そこから逆算して備えておくべきだった。

諜報機関の内閣調査室は、ファイザートップにハニートラップを仕掛けてでも、国民のためにワクチンを確保すべきだった。

イスラエルのネタニヤフ首相は1月、「友人であるファイザーのCEOと17回目の会談を行い、さらなるワクチンを受け取ることで合意した」そうだ。

17回の会談ですぞ!!

ついこの間、アメリカで1度電話しただけの菅さんとはレベルが違う。

またイスラエルの諜報機関モサドは、患者のデータを提供するなどファーザーに便宜を図ったとも伝えられる。

アラブと戦闘中の国ゆえ、危機管理はハンパない。

翻ってニッポン国のお粗末対応にはあきれ果てる。

危機管理ができないノー天気な政府のおかげさんで、ニッポンの経済も観光も国民の生命もアジャパーだ。

これを「亡国の内閣」と言う。