林真理子大先生が週刊文春に連載中の「夜ふけのなわとび」にふむふむした。
ワクチン接種に関して、政治家の「ワクチンは確保しましたけど、打つ医者が不足しているんです」との言葉に林さんは憤慨し、こう述べておる。
「私は少々痛くても、医大生や看護学生にやってもらってかまわない。歯科医師さんでも獣医師さんでも、薬剤師さんでももちろん」
普段は、ほぼほぼこのお方とは意見を異にするけれど、これには全く同感だ。
さらに、「今は緊急事態だ。注射なんて50人痛い目にあわせれば、誰でもうまく打てるようになるはず。イギリスはボランティアの人たちがやっている。私はその50人になるから1日も早く打ってほしい」
これまた「男前の発言」で、おぢもシビれた。
おぢもこの際は、実験用のネズミでもモルモットになっても構いません。
ど素人の試験台になって、ブチブチあっちでもこっちでも注射してもらってOKだ。
へたっぴな注射打たれたとしても、少々痛いぐらいで死にはしません!!
ところが注射をしてくれないことには、ジジババはコロナに感染して死んでしまうのだ。
まして今は緊急事態、大事なのは危機管理でないの?
毎日新聞電子版政治プレミアムに軍事評論家の小川和久さんの「臨機応変に欠ける日本のコロナ対策 安易すぎる自衛隊動員」という記事がある。
この中で小川さんは危機管理の要諦は「拙速と臨機応変」だとしておる。
この場合の拙速は、ネガティブな意味ではない。
「巧遅拙速(こうちせっそく)」ってこと。
つまり、「いくら上手でも遅いよりは、たとえ下手でも速いほうがよい」ということ。
そして「臨機応変」=「その場の変化に応じて適切な手段をとる」ことだ。
だからボランティアでもなんでも、とにかく注射打ってみたい人を大勢集めてもらう。
その方たちが、斜めに打とうが、針が抜けようが、おぢは率先して実験台になると申しておるのだ。
少々失敗しても速いのがいいのだ。
危機を乗り切るというは、そういうこと。
日本医師会さんよ、いまは対コロナ戦争の真っ最中だ、拙速だろうと、この際は臨機応変に対応せんかい!! と思うニセコおぢでした。