今朝もスカッと秋晴れです。
寒いわけで、なんと仰天のプラス5度!!
おかげさんでこの秋一番の冷え込みだ。
写真は、余市町で盛んに行われているワイン用ブドウの収穫作業だ。
さて、
毎日新聞電子版は、日本総合研究所主任研究員の藻谷浩介さんの「行き過ぎた円安 政治家主導のツケ」という記事を掲載しております。
1ドルが140円台後半という、極端な円安で確かに輸出は急増したけど、輸入額も急上昇してニッポンは「貿易赤字国に転落」した。
「過度の円安はかえって国際収支を悪化させるというのが、令和の現実だ」と申します。
藻谷さんは、日本経済をこのような窮地に立たせたアベノミクスがいかに愚策だったか、わかりやすく暴き出した本を紹介した。
政権内外の13人の識者にインタビューした原真人著の「アベノミクスは何を殺したか」ですわ。
インタビューにびっくり仰天した。
当事者だった日銀の元幹部の、まるで第二次大戦を山本五十六が総括するようなトーンの告白だ。
「効果のないことはわかっていたが民主主義国家である以上、やっても効果がないということを国民に証明するためにも、やれるところまでやるしかなかった」
「はぁ~」何言ってんの? いやはや呆れてものが言えません。
「やっても効果がないということを国民に証明するためにも、やれるところまでやるしかなかった」って日銀幹部の言うことか?????
ただし、こうもいうのだ。
「無謀な政策遂行の責任は、それを強く主導する首相を支持した有権者にあるのだから、そのツケを国民各自が払うのも仕方がない」と。
悪いけど、おぢはウンコ垂れなアベノミクスを支持したことなど一度もない。
「ツケを国民各自が払うのも仕方がない」と言い放っていいのか???
おかげさんで、かつて1ドル100円の時代から、5割近くも円安。
貿易収支は赤字となり、輸入する石油・ガソリンは爆上がりで、これを補助金で下げるという「弥縫策(びほうさく)」だからどもこもならん。
藻谷さんはこうもいう。
「自分たち安倍氏の岩盤支持層こそが、日本経済を壊した張本人である」と自覚することは、果たしてこの先あるのだろうかと。
壊れたニッポン経済、立て直す方策を示すことのできる政権はいつできんだろ???
長期ビジョンなきニッポン国、この先もはなはだ心もとないと思う。
やっても効果のないことを、やれるところまでやるデタラメで、安いニッポン国に成り下がったのだ。
「ふざけるな!!」と申しておきましょう。