おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

東芝の凋落 原発と円安と

2023年09月23日 | Weblog

山々が朝焼けに染まる午前5時半です。

気温はきょうも一桁のプラス8度。

今朝はあまり寒く感じないのは、湿気が少ないからかなぁ???

予報によると、きょうは曇りのお天気、夕方から晴れ、最高気温プラス21度だ。

秋の深まりを感じる秋分の日です。

そんなきのう、

「東芝 非上場で再建へ」と新聞の見出しが1面で踊っておりました。

おぢ世代にとって東芝といえば、家電にノートパソコン、そしてTBS系列の「東芝日曜劇場」だ。

この度は「VIBANT(ヴィヴァン)」が大人気となったあの日曜午後8時の枠。

日曜ゴールデンタイムのスポンサーってことは、ニッポンを代表する名門企業ってことだった。

それが債務超過に陥った。

きっかけは2017年に米国の原子力子会社が巨額の損失を計上したことだ。

2011年、ニッポンは東日本大震災で福島第一原発がメルトダウン、世界を震撼させた。

欧米はこれをきっかけに再エネにかじを切り、原発の建設コストは安全基準が厳しくなって増加の一途。

原発ビジネスの衰退は世界的な傾向となっていた真っ最中。

当初100億円程度とみられたこの東芝の子会社「のれん代」が実際には数千億円と判明。

のれん代とは「買収額から買収先の純資産を差し引いた額」ってことで、実はべらぼうな損失を抱えていたってこと。

おかげさんで東芝が抱えた損失は1兆円ともいわれた。

2006年にこの会社を買収した際には、6基もの原子炉を造れる見通しだったというけど、フクシマで完全にアジャパー。

ようは東芝経営者の大誤算だった。

バブル崩壊で拓銀、山一証券は破たんして、それ以降ニッポン国は延々と右肩下がりの経済に。

東芝の上場廃止は経営破たんではないものの、その流れにとどめを刺すような気がします。

円安もいよいよ1ドル150円に迫ってきた。

1ドル100円前後がわかりやすくて居心地も良かったけど、そこから5割近くも安いのだ。

なんでもかんでも大安売りのニッポン国、ちょっと腹立たしい。

ってことで、ここには書けない、あれやこれやを目論むおぢ、そこに一矢報いたいとも考える昨今です。