おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ニッポン敗北の一因とは!?

2016年03月15日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス7度。

写真は今朝5時半のニセコアンヌプリ、青く浮き上がっておって美しいです。

寒いけど、春の気配が漂っておりまする。

さて、

1926年というから昭和元年のことじゃ。

当時の東北帝国大学電気工学科で、宇田新太郎と八木秀次のふたりが超短波受信用のアンテナを開発、英文で論文も発表した。

新潟と佐渡を結ぶ警察用無線がこれで実用化したという。

だけど、世界が関心を持ったのは「超短波は何かにぶつかると反射して戻ってくる性質」だった。

画期的なこのアンテナを開発した当時の軍部は「敵に対して電波を出すなど、暗闇にちょうちんを灯して位置を知らせるも同然だ」として、サッパリ評価しなかった。

ところが欧米では、これを使ってレーダーが飛躍的な進歩を遂げた。

宇田と八木のアンテナを欧米はたいした高く評価したのだった。

その後1941年(昭和16年)このアンテナの特許をニッポンで申請したけど、当時の特許庁と商工省は「重要な発明ではないので特許など認められない」として特許の取り消しを通告したそうな。

その年の12月、ニッポン軍はハワイの真珠湾を奇襲攻撃し、マレー半島にも上陸する。

翌年2月にはシンガポールを陥落させるなど、当初ニッポン軍は快進撃だった。

そのシンガポールで、ニッポン軍は連合軍の最新レーダー2基を捕獲、マニュアルも入手した。

だけどこの解読がすぐに行き詰ってしまった。

文書に頻繁に出てくる「YAGI」の意味がさっぱり分かんないのだという。

で、捕虜に意味を尋ねそうな。

捕虜は怪訝な顔でこう述べた。

「そりゃあなたの国の学者だ。彼のおかげでレーダーができた」

この証言から3か月後にミッドウエー海戦が起きニッポン海軍は壊滅的な打撃を受ける。

米軍は、八木アンテナを駆使して作戦を展開し、おかげでニッポン海軍はほぼ壊滅した。

当時の日本軍や特許庁、商工省の官僚は、八木アンテナの凄さを理解せず、国内で闇に葬った。

その凄さを理解した欧米はこれを使って、ニッポン海軍を壊滅に導いたのですわ。

戦争を主導した官僚さまは、八木アンテナの素晴らしさを評価できず、結果としてニッポンの敗戦をアシストしたわけ。

バカが戦争を主導するとこうなるわけですが、我がニッポン国における官僚体制「1940年体制」は、いまもほぼ当時と変わりません。

八木秀次は現在の八木アンテナの創始者でござる。


「ハーフノート」昨夜がラストライブ

2016年03月14日 | Weblog

 

午前7時の気温はマイナス4度。

寒いけど、薄曇りの春らしい朝でござる。

すっかり寝坊いたしました。

昨夜は帰宅が遅かったのです。

ご当地の冬限定のジャズバー「ハーフノート」が8年の歴史に幕を閉じる最後のライブ。

そこにそそくさと出かけたためでござる。

ハニーさんとたっぷりジャズを聞いてまいりました。

閉店は、ボーカルの本居まみさんの健康状態が理由ってことで、まことに残念なことなのでした。

まみさんは、最後に2曲歌いましたが、溢れる涙をぬぐいながらの熱唱でござった。

毎冬の楽しみだったのに、残念至極じゃ。

昨夜は、ラストライブとあって、地元在住の外国人をはじめ、おぢたちニッポン人も大勢駆けつけました。

演奏するミュージシャンも、札幌などから多数が参加、ラストライブを大いに盛り上げたのでした。

また、「ハーフノート」のオーナー夫妻のとーさんとかーさんが経営するペンション「フルノート」も、冬の営業は来シーズンから豪州の旅行代理店が運営するとか。

とーさんと、かーさんは、しばらくは夏だけの営業を続けるそうで、ご当地ペンションの草分け的存在のフルノートも、そのありようが大きく変わることになるのです。

それでも、まみさんによると「夏には野外ライブするので来てね」というからご当地と縁が切れたわけでもない。

そんなこんなで夜の11半過ぎまで、大いに盛り上がったラストライブだったのでした。

わずか8年の歴史でしたけど、あっちのホテルやこっちのホテルなどで、冬期間はジャズなどのライブが開催されるのも、ハーフノートの成功があったから。

観客のおぢも寂しいけど、ミュージシャンのみなさんも、ノリノリの外国人の前で演奏するのは楽しくて仕方なかったとか。

いつの日か「ハーフノート」復活の日が来ると信じたい今日この頃なのでござる。

 


「保育園落ちた」都内で2万人も!!

2016年03月13日 | Weblog

 

寝坊いたしました。

午前7時の気温はマイナス15度。

3月に入ってから、ずいぶん寒い朝が続きます。

日中は温かいのですが、朝の冷え込みはずいぶんと厳しいものがある。

さて、

東京新聞電子版によると、「本紙が実施した『保育緊急アンケート』(20区が回答)で、4月に認可保育所に入れない子どもが2万人余りに上ることが分かった」という。

衆議院予算委員会では、安倍首相が「確かめようがない」と木で鼻をくくった発言をしたけど、東京新聞が確かめた。

これによると、保育園に申し込んだのに入所できない子の割合は36%というから、約4割が入所できないことになる。

酷いです。

3人に1人は確実に保育園に入れない。

「私 活躍できない」と言ったお母さんの発言、まことにごもっともなのだ。

東京新聞によると、20区の合計で、認可保育所の募集人数は3万5596人だった。

これに対し、入所申込者は5万5937人で、入所できないのは2万341人と、昨年より2560人増加したのだそうな。

中でも台東区は、入れない子の割合が最高の60%だったとか。

「1億総活躍社会」が聞いて呆れるわ。

3900億円で1人3万円のカネをジジババに配るなら、保育園や保育士に使うのが筋ってもんだろう。

チョーおバカなバラマキをしてる場合ではない。

ついさきほどのTBSテレビサンデーモーニングでどなたかが申してましたけど、3600億円ほどで、保育士の給料月額10万円程度上げるのが可能だというではないですか。

トットと保育士の待遇改善を、この3900億円でしてはどうだね、安倍総理!!

国会答弁で、保育所を「保健所」と言い間違える、まことに失礼千万な総理ゆえ、こんな善政はできゃせんか。

ついでながら、

預貯金の金利低下が著しいですわ。

ゆうちょ銀行の普通貯金の金利は、0.001%だというから100万円を1年預けても利息は1000円だ。

おぢは生まれてこの方、こんな低金利を聞いたことがない。

ニッポン経済が元気なころ、市中金利は3%とか4%はあったはずだ。

100万円を1年預ければ3万円や4万円の金利が付いた。

好景気になると、景気の過熱を防ぐため、カネの蛇口を絞るために金利を上げる。

バブル後の金利は凄かった。

金利を上げ過ぎ、カネの蛇口を絞りすぎて、カネの回りが極端に悪くなり、バブルの崩壊を招いたほどだ。

当時の三重野日銀総裁の大失敗じゃ。

20代後半の若いころ、おぢは札幌に小さなマンションを買いましたけど、当時の住宅金利は4.2%もあった。

返済を終えた35年後までに支払ったのは、買値の約2倍の金額でしたわ。

いま住宅ローンは10年固定で1.07%とかいうからまことに羨ましい。

住宅がニッポン中でごっちゃり余る時代に、住宅を新築するのがいいのかどうか、疑問はありますけど、金利は驚くほど低いことになっておる。

金利が下がるってことは、不景気だからに他ならない。

現状の低金利、ニッポン経済だけの問題とは申しませんが、「アベノミクスがうまくいって好景気」というのも、どっからどうみても大ウソ!!

景気が良くなれば、景気の過熱を防ぐため、おのずと金利を高くするんでないの?

「チョー低金利だけど好景気!!」

そんな話はついぞ聞いたことがない。

ニッポン経済が好景気に湧くなら、「史上空前の低金利状態」な~んてな話になるはずがない。

安倍総理の話だけ聞いてれば、アベノミクスがたいしたうまくいっておって好景気だそうで、もしかするとニッポンの景気は良くなってきたんじゃないかと錯覚しそうだわ。

実際には、2012年には世界14位だった我がニッポン国のGDP、なんと2014年には22位に下がっておる。

ついでながら、「アベノミクスの3年間で失業率は4.3%から3.1%に下がりほぼ完全雇用を達成した」と自慢しておった。

これも「景気回復というよりも生産年齢人口が8018万人から7785万人(2.9%)に減ったからだ」。

ようは団塊の世代やおぢ世代などが大量にリタイアし、生産人口が減ったため。

そんなこんなで、その発言、まことに信用できないのが、我がニッポン国の総理大臣なのでござる。

子どもは「保健所」に預けるってどうよ!?


「ノブレス・オブリージュ」とは!?

2016年03月12日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス6度。

雪がジャンジャン降っておって、積雪は15センチを超えておる。

今朝は雪かきに加えて、仕事も控えておるので、朝からたいした忙しいのでござる。

さて、

「ノブレス・オブリージュ」という言葉がある。

イギリスの上流、中流階級に根付いておる考え方じゃ。

「貴族が負う義務」とでも訳すのでしょう。

金持ちやエリートが社会に対して責任を持つことを意味しておる。

そもそもは「騎士道精神」から来ておる考えという。

イギリスでは、国に事があれば真っ先に駆けつけるのが上流階級のエリートたちだ。

英国の皇太子もちゃんと軍隊に入るのもそのため、チャールズ皇太子の弟がフォークランド紛争に従軍したのもまさに「ノブレス・オブリージュ」だ。

イギリスの東大や京大にあたる、オックスフォード大やケンブリッジ大の若き学生が、第1次大戦では、戦場において先頭で戦ったという。

だから、イギリスでは金持ちやエリートに生まれた子どもたちの多くが戦争の犠牲となった。

特権階級は、その特権ゆえ、いざというとき庶民の先頭に立って命を投げ出したのです。

翻って、我がニッポン国における先の大戦では、陸軍士官学校出身の幹部は、そのほとんどが生き残った。

ノンフィクション作家の保坂正康さんは、かつて旧日本軍の将校に取材しておる。

この幹部はこうのたまったという。

「陸軍士官学校の同期は、戦争でほとんど死んでいません。息子を入れるなら防衛大ですよ」と軍の幹部になれば、戦争で息子は死なずに済むとのたまったそうな。

イギリスでは、ノブレス・オブリージュという言葉の下、多くのエリートが国に殉じたけれど、ニッポンの旧軍のエリートは手を汚さずに生き残った。

我がニッポン国では、泣きをみるのも、死ぬのも、庶民ということらしい。

自衛隊の海外派遣を「やむを得ない」「ぜひすべきだ」とか申すお方は、イギリスのノブレス・オブリージュに習って、自分の可愛い息子を戦地に出すとか、自らが自衛隊に志願して戦地に赴くとかしてはどうかね。

エリートや金持ちがふんぞり返って、あれこれ指図し、庶民が死ぬのでは恥ずかしくないか?

イギリスでは特権階級こそが、先頭になって国に殉じるのです。

安保法を推進する国会議員やお金持ちやエリートの皆さんよ、どうしても自衛隊を海外に派遣したいなら、まずは自分の息子を差し出して「エリートが負うべき責務」を果たしてはどうかね。

自分自身や家族は「安全なところに身を置いて」、「自衛隊を海外に派遣すべし」などというのは、まことに薄汚い考えだと、この際は申しておきましょう。

ニッポンには、今も昔も、イギリスの誇り高き「ノブレス・オブリージュ」精神などまるでない。

気をつけないと、金持ちやエリートに、貧乏人の子どもばかりが殺されてしまいます!!


大津地裁・山本善彦裁判長の英断

2016年03月10日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス7度。

4~5センチの粉雪が積もっておりまする。

きのうは朝から忙しく、当ブログは更新しませんでした。

数少ない読者の皆さん、ごめんなさい。

そんなことではありますが、おぢは今朝もスカッとした気持ちのいい朝を迎えておる。

しっかり健康で、困ったこともなく、それなりの幸せを毎日実感しておる今日この頃でござる。

きのう体重を量ったら58キロだった。

この冬初めて風邪を引いてしまったおぢ、体重が2キロ減ったのでした。

小柄なおぢはこのへんの体重がほぼ理想的でござる。

これまでの人生で一番重かったのは、26~27歳の頃で、63キロもあった。

20代の前半は53キロでしたから一気に太った時期だった。

このころは、ほぼ毎日酒をガブガブ呑んでおったし、運動もしてませんでしたし、タバコも1日40本は吸っておった。

毎朝のように二日酔いで、元気もあったし、楽しかったけど、まことに不健康な毎日を過ごしておりましたわ。

その後、36歳の時から毎週ジムに通い始め、その後の20年は55~58キロの間で推移した。

タバコを止めてからというもの、また60キロに定着しておりましたが、ようやく50キロ台に戻ったのです。

軽快に体が動く50キロ台がいいような気がします。

ま、どうでもいいような話でスマンこってす!!

写真は先日札幌の「オリーブオイル・ソムリエ」のいる店で買い求めたちゃんとしたオリーブオイル。

料理用と生食用で、どちらもクセのない旨さでござる。

さて、

きょうは3月11日だ。

5年前のあの日、我が家もぐらぐら揺れた。

で、NHKのヘリからの中継を食い入るように見ておったです。

ヘリからの映像は、呑みこまれる人や車を避けるようにしながら、津波が広がる様子を我が家のテレビに映し出した。

映画なら、流されていく車を画面の片隅でもしっかり映すでしょうけど、目の前の起きておるのは現実世界だった。

車が呑みこまれるということは、即、乗車しておる皆さんの死でもござった。

そして、「けっして起きるはずがない」と電力各会社が申しておった「原発の過酷事故」がちゃんと起きた。

当時の菅総理をはじめとする、民主党政権の事故対応も、酷いもんでした。

そしてついこの間、メルトダウンがあっという間に起きておったことを東電が明らかにした。

東京電力にはマニュアルがあって、それによると事故から3日目でメルトダウンが確認できていたという。

当時東電は「メルトダウンの定義がない」と申しておったのですぞ!!

酷い話だ。

この間、どんだけの人々が被ばくしたことか…

そしてこの3月9日、

大津地裁の山本善彦裁判長は高浜原発3・4号機の運転停止を命じる仮処分を決定した。

決してお安くない、しかも危険なプルサーマル(高浜3号機には1本9億円計24本入ってる)発電をしておるのが高浜原発で、しかも稼働して40年を経過し老朽化。

フクシマの事故の後、原発は「40年で廃炉」としたけど、その「骨抜き第1号」がこの関西電力高浜原発3・4号機だった。

しかも再稼動した2月29日には、報道陣の見守る前で緊急停止するというお粗末。

裁判長が「住民の生命や財産が脅かされるおそれが高いのに、関西電力は安全性の確保について説明を尽くしていない」としたのもムリはない。

決定はさらに、

「福島の事故の大きさに真摯に向き合って同じような事故を防ぐためには、原因の究明を徹底的に行うことが不可欠だが、この点についての会社の説明は不十分だ」

「もし会社などが原因究明を重視しないという姿勢であれば非常に不安を覚える」とキッパリ述べておる。

これについて裁判長は具体的な事例を示しておる。

「1586年の天正地震で高浜原発のある若狭地方が大津波に襲われたとする古文書」があり、関電の地震・津波対策に疑問を示したのです。

福島第一原発事故では、西暦869年に実際に起きた巨大地震「貞観地震」による大津波を東電は無視、それが今回の事故に繋がった。

裁判所は、具体的な安全策を関西電力に問うて、そして高浜原発3・4号機の停止を命じたのでした。

NHKニュースは「稼働中の原発にストップを命じた今回の決定は、各地の今後の審理に影響を与えることも予想されます」としておる。

高価な建設費、しかも一旦事故が起きたら地域社会が崩壊する原発。

いまや国民のために存在するとは到底思えない、ほぼ無用の長物じゃ。

100歩譲って、過去には大きな役割は果たしたか知らんけど、もう時代遅れ、周回遅れのシロモノと100回でも200回でも申しておきまする。 


超小型バイオマス発電機がニッポンに

2016年03月09日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス4度。

デッキには、粉砂糖をかけたようにサッと雪が積もっておる。

どことなく、なんとなく、そこここに春の気配がするような朝でござる。

写真はフィンランド製の小型木質バイオマス発電機「Volter 40」、4000万円で室内設置型の発電設備だそうな。

詳しくは後述いたしますわ。

さて、

東京新聞などによると、東京電力管内に北陸電力と中国電力が4月から進出するという。

首都圏での電力販売には、すでに中部、九州、四国の三電力が、進出を決めておるという。

つまり、これまで東京電力が独占的に市場を確保してきた首都圏は、いまや大手電力各社によって、すっかり「草刈り場」と化しておる。

事実上、東京電力が事実上国営化しておるため、従来の大手電力各社が首都圏に進出し、電力自由化を演出しておる印象だ。

逆に、関西電力管内に東北電力が進出したとか、四国電力が九州に進出したという話を、さっぱり聞かない。

東京電力がこれまで持っておった、大手電力各社に対する大きな影響力は、事実上の国営化で大きく低下したと推察されます。

自由化というなら、北海道の場合、青函トンネルを通る電線の太さなど様々な問題はあるでしょうが、なんで東北電力や関西電力が進出してこないないのか。

首都圏だけで、電力自由化が活発になる不思議を感じる今日この頃でござる。

そんな中、

写真の北欧初の超小型バイオマス発電設備が、ニッポン上陸だそうでまことに興味深い。

なんでも4000万円程度で、室内に設置できる木質バイオマス発電だというのです。

すでに秋田県秋田市で、間伐材を活用した地産地消の発電に採用が決まっておるそうだ。

「Volter 40」という小型木質バイオマス発電設備は、フィンランド製で外形寸法4.8×幅1.2×高さ2.5メートル、重さ4.5トンだそうな。

電力は40キロワット生産し、さらに100キロワット相当の温水を生み出すという。

海外では、農場や公共・商業施設、学校などさまざまな場所で利用されており、英国では年間50台ペースでの需要があるという。

なんとも楽しみな小型発電設備でござる。

木材加工場とか、森林組合とか、木材生産の現場で需要がありそうだ。

森林利活用の観点からもいいね。

プールなんかも出来そうだし。

電力自由化は、広範な発電スタイルを産み出してくるわけで、たいした楽しい気分にもなってくるのでした。


世代交代できなかった「なでしこ」

2016年03月08日 | Weblog

 

午前6時半の気温はマイナス2度。

すっかり暖かくなりましたので、冬の間穿きつづけた股引きをきのうで止めました。

でもって、きのうからパンツを穿いておる。

パンツと股引きの両方ではメンドイので冬の間は股引きだけ、ノーパンで暮らしておった。

20代の美人が「冬はパンツ穿かないのよ、ウッフン!」とかいうと、やたら色っぽいわけで、棺桶に半分足突っこんだようなじーさんでも、なんだかそわそわします。

けど、それがじーさんではねぇ、変態じゃなかろかと大いに疑われる。

まもなく65歳になろうというのに大丈夫か???

朝からどーでもいいような話で、スマンこってす!!

ところで、

女子サッカー「なでしこジャパン」がきのう初勝利したものの、リオデジャネイロ五輪へ出場を逃した。

佐々木監督も辞任だそうな。

しょうがないね。

2011年のワールドカップで優勝したころと、主力メンバーが変わってないような印象だも。

ここは言い方悪くて申し訳ないけど、「昔の名前で出ています」感がありましたわ。

各国は、個々の選手に対する研究もしっかりしたのでしょう。

それに対してなでしこは、いわゆる「世代交代」がうまく図れなかったってことではないのかね。

そんなことで、選手をがらりと入れ替えた「新生なでしこ」に期待することにいたします。

「新生なでしこ」は、東京五輪で大活躍なのだ。

頑張れニッポン!!

 


競技場に「聖火台がない」って、んなアホな…

2016年03月07日 | Weblog

 

午前9時半の気温はプラス5度。

昨夜から今朝ににかけて大雨でござった。

このため、早朝から除雪車が出動しておりましたです。

雪の融けておる道路は別として、圧雪だった道路は、雪が融けて氷がむき出しになり、道路がツルンツルンで危険なためでござる。

我が家の敷地内がまさにこの状態で、大変なことになっておる。

要するに立って歩けないスケートリンクなのでござる。

あとでツルハシを使って、氷を砕かないことには身動きが取れません。

車は、ちゃんと走れますから、たいしたものだと、妙なところで感心しきりでござった。

さて、

TV朝日のモーニングショーが、次期東京五輪の開会式会場となる新国立競技場に、聖火台の置き場がないので大問題になっておると伝えておったです。

なんでこんなことになるのかが分かりません。

ニッポン人は齟齬のないよう、細かいところに目配りし、完璧な大会運営をすることで知られておりましたわ。

ところが今回はというと、しょっぱなから競技場問題で2転3転のお粗末。

でもってようやく解決したと思ったら、なんと開会式のハイライト、聖火台へ点灯をしようにも、その聖火台がないというから口あんぐりなのじゃ。

なんでニッポン人はこんなにもお粗末になったのか?

もっと綿密、事細かに、物事を進めるのがニッポン人ではなかったのか?

そもそも「組織委から聞き取った要望の中に、聖火台を競技場内に置くという話はなく、(白紙撤回後の)公募時にも設置場所は想定しなかった」のだそうな。

「五輪組織委員会」アホの集まりか?

聖火台を想定してない国立競技場だったというのですから、なんとまぁ~

これまで五輪開会式といえば、聖火台への点火がハイライト。

ハイライトを忘れて何が五輪じゃ。

ハイライト忘れたら、セブンスターとかマイルドセブンとか、なんかほかにないのか?

ってタバコの話ではございません。

今現在の問題はというと、木製の屋根で競技場が覆われるので、このままだと防火上問題があるとか。

組織委員会は3日、関係機関のトップで構成する調整会議を開き、聖火台の設置場所を決める検討チームの発足を決定したそうな。

これを世間では「泥縄」と申します。

ご承知のように「泥棒を捕まえてから、縄をなう」ことから「後先が逆」のことをこういいますけど…

それにしても、酷く劣化してますなぁニッポン人!!

こんなことで、大丈夫か東京五輪???


「保育園落ちたの私だ」

2016年03月06日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス零度。

細かな雨がぽつぽつ降ってます。

デッキの雪も、道路の雪も、解けはじめており、あたりはいきなり春の気配でござる。

ところで、

昭和18年のきょう、3月6日にご当地で歴史に残る出来事が起きた。

映画館、布袋座(ほていざ)の火災でござる。

208人もの死者を出したという、単独火災としては日本の歴史に残る大火災でござる。

午後7時ごろに映写室のフィルムから出火したそうな。

当時のセルロイドのフィルムは簡単に燃えた上、非常口や窓も、豪雪地帯とあって雪に埋まっていたため、多くの人が逃げ遅れ、惨劇となったらしい。

ご当地で大きな火事があったことは以前も書きましたが、つい先ほどのNHKラジオ「きょうは何の日」で伝えておりましたです。

この辺では、洞爺丸台風とそれに伴う岩内の大火が「飢餓海峡」のモデルにもなって有名ですが、布袋座火災は忘れてはいけないご当地の大事件なのでござる。

さて、

「認可保育園などから子供の入所を断られた当事者らが5日、国会前で政府に対する抗議集会を開いた」と毎日新聞が伝えておる。

2月29日の衆議院予算委員会では、安倍首相が「確かめようがない」と述べ、与党議員からは「誰が書いたんだ」とアホなヤジが飛んだ。

これに反応した当事者たちが「私だ」と声を上げ始めたというから、応援したくなる。

毎日新聞電子版の写真には「保育園落ちたのは私だ 実在するぞちゃんと見ろ」と赤ちゃんを抱いた母親が国会前に座り込む姿があった。

「保育制度の充実を訴えた署名サイトには、5日午後6時時点で2万件以上の署名が集まっている」という。

おぢも応援いたします。

保育園に子ども預けることが出来ず、働くこともままならない母親たちがごっちゃりいる。

なにが「1億総活躍社会」だ!!

衆参同日選で憲法改正とかのたまっておる安倍総理、笑止千万と申しておきましょう。

 


黒酢がマウスの認知症の症状を抑制

2016年03月05日 | Weblog

 

午前7時の気温はなんとマイナス18度。

3月に入ったというのに、この冬一番の寒さでござる。

不用意に寝てしまったので、室温は12度まで下がっておりました。

寝る前に薪2~3本をストーブに放り込んでおけばよかったけど…

ここから室温20度以上にまでするには、しばらく時間がかかる。

寒くて、大失敗でござる。

さて、

今朝はいきなり「へぇ~」ってお話だ。

朝日新聞電子版によると、「鹿児島県特産の黒酢をマウスに与え続けたところ、認知症の症状を抑えられた」というからビックリだ。

我が家では、毎朝必ず写真の納豆「ミツカン金のつぶ 梅風味黒酢たれ」をいただいておる。

フツーの納豆より美味しい上に、たれに黒酢が入っておるのがポイントだ。

お安いときに買い求め、冷凍保存しておるので、写真のものは賞味期限が2月29日でござる。

賞味期限切れでホントに健康にいいのか? っていうか食べて大丈夫か?

冷凍してるからまず大丈夫だ、と思う、たぶん。

話は戻って、新聞によると「10倍濃縮の黒酢を0・25%混ぜ込んだエサを、認知症のマウスに最大24週間与え続けた」

「その後、直径1メートルの円形の水槽に深さ20センチほど水を張り、マウスを入れて、水面下にある足場を見つけさせる実験を実施」

「普通のエサを食べたほとんどのマウスがたどりつけなかったが、黒酢入りを食べたマウスにはたどりつけたものが多かったという」

米オンライン科学誌「PLOS ONE」に掲載されるのだという。

我が家の朝食では、この黒酢納豆のほかに、「ニンニクの黒酢漬け」を毎日2人で1個いただいておる。

こっちは強烈な匂いがしますけど、85歳のやたら元気な義母が毎朝食べておるので、効果ありと踏んで我慢して食べておる。

黒酢に加えてニンニクだもの!!

そういえば、過日テレビの健康番組で「デザイナーフーズ・ピラミッド」というのを紹介しておった。

デザイナーフーズ・ピラミッドとは、1990年にアメリカのNCI(国立癌研究所)が打ち出したプロジェクトで、ガンの要因は食べ物にあるとして、ピラミッドの上にある食品を食べるとよいというもの。

そのピラミッドの頂点に鎮座するのがニンニクでござる。

で、よくみると、我が家では頂点のニンニクをはじめ、大豆の納豆にショウガなど数多くの食品を毎朝食べておることが分かったのでした。

下の写真は2014年9月に漬けたニンニクの黒酢漬け。

これをふたりで毎朝1日1個食べておりまする。

作り方は2014年9月の当ブログで見てね。 

っていうか、ニンニクはチンしたり、軽く茹でてから漬けた方がよろしいようです。

下のURLは2014年の当ブログです。

http://blog.goo.ne.jp/gooniseko/e/db1795e6ac1fc28a13329ebf0419f603

ニンニクには、S-アリルシステインという特有の成分があって、これが唯一ナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化させるという。

「健康のためなら死んでもいい」という賢明な?読者は、ぜひお試しあれ!!


「保育園落ちた日本死ね」に、国会はヤジと怒号というこの国の貧困

2016年03月04日 | Weblog

 

午前7時の気温はマイナス15度。

キンキンに冷えてますわ。

我が家にいる5匹のニャンコのうち、「殿」と読んでおるオスネコがおる。

こいつの右足がきのうから腫れ上がり、足を上げたまま歩いておる。

この1~2年、やはりオスの「メンコ」と毎日のようにケンカを繰り返しておって、そのせいでくじいたりしたか?

そんなことなので、1匹だけ、朝から隔離して我が家でいたわっておるのです。

様子を見て病院に連れて行かねばならんなぁ、、、

さて、

「保育園落ちた日本死ね」という上記ブログが先日、大きな話題になりましたです。

でもってこれを民主党の山尾しおり議員が国会で取り上げた。

そしたらお坊ちゃま安倍総理は「これが実際に事実かどうか、確認しようがない」と述べ大ヒンシュクじゃ。

そういう問題ではございません。

おぢは、母と二人の貧乏な母子家庭に育った。

おぢが3歳の時に離婚した母親は、その後慰謝料も養育費も全くないままだった。

その母親が、働き続けてくれたから、おぢは大学まで卒業することができた。

金持ちとは縁遠いけど、借金もなく、貧困老人でもない。

それもこれも、母親が元気に働き続けてくれたからにほかならん。

亡くなった母親には感謝してもしきれんね。

幼い子どもを保育園に預けることができないと、母親は働くことができません。

母子家庭の親子は生きていけません。

「保育園落ちた日本死ね」のお母さんは、こう続けておる。

「なんなんだよ日本。一億総活躍社会じゃねーのか。きのう見事に保育園落ちたわ。どーすんだよ、私活躍出来ねーじゃねーか」は、多少言葉は乱暴だけど、まさにごもっとも!!

なんで保育園増やす対策をトットとしないんだ!!

なんでもっと早く保育士を増やさないんだ!!

って話だ。

対策はしておるという安倍内閣だけど、低所得の高齢者にこのほど3万円をばら撒くという。

明らかに選挙目当ての愚策、ジジババ向けの大バラマキ大会じゃ!!

この予算約3900億円だそうな。

この予算で保育園がいくつできるんだ?

保育園一つに100億円もかかるか???

数十億円もあればできるんでないの???

仮に100億円かかっても、3900億円あれば、39か所もの保育園ができるじゃん!!

「これが実際に事実かどうか、確認しようがない」とか言ってる場合ではなかろう安倍総理!!

実際、大勢の母親が保育園に子どもを預けられず、途方に暮れておるのがニッポンの都会の実情だ。

我がニッポン国は少子化で、子どもを増やさないとこには困るんではないのかね。

これじゃぁ、子どもは増やせませんぜ。

加えて、山尾議員に対するヤジの酷いことにも、呆れましたわ。

「匿名だから信ぴょう性が薄い」とか「待機児童は増えてしまった」とか、のんびり国会答弁してる場合かね安倍総理。

こんな思いやりのない、血の通わないお坊ちゃまを、このまま総理にしておいて委員会!?

ばら撒くカネが3900億円もあるなら、トットと保育園つくれよ!!

…って話だ。

ニッポンの母親すべてを敵にした、まことに勇ましいアホバカ総理でござる。

 

 


「首相補佐官」が暴行のなんじゃらほい!?

2016年03月03日 | Weblog

 

午前7時半の気温はマイナス5度。

大荒れのお天気もようやく治まりました。

おぢの風邪っぴきも、ようやく良化でござる。

今回は38度もの熱が出て、すっかり参りましたわ。

熱も治まり、のどの痛みも治まり、少々だるさが残るだけとなったのでした。

ホッといたします。

さて、

千葉県の消防組合で、消防士4人が「火事場泥棒」だそうな。

民家の火災現場跡から、消防車を使ってテーブルを盗んだと、その消防本部が発表するという前代未聞の出来事でござる。

火事場泥棒と言うのは、昔からいましたね。

家から出火し、皆さんが慌ただしく家からあらゆるモノを運び出し、そばに積んでおいたのを、どさくさに紛れて盗むヤツ。

これを消防士がやったという話は、ついぞ聞いたことがない。

それにしても驚くのは「自宅に天板を持ち帰った消防士は事情聴取に対し、『どうせ捨てるからもったいなく、欲しいから持っていった』と話しているという」からヒェ~となる。

そう、どうせ捨てるようなものだったら、後日その家を訪ねて「もし捨てるんでしたら、譲ってください」と頼むのがフツーです。

それを消防士4人で勝手に運んじゃうってノリは、いかにも軽率。

世間的には、窃盗というちゃんとした犯罪ですけど、この4人、消防本部がどういう処分をするのか大注目じゃね。

ところで、大注目といえば、首都圏などではきょう発売の週刊文春じゃ。

安倍首相の補佐官を務める「河井克行衆議院議員(52)」が、秘書に暴行を働き、刑事告訴されていたことが発覚したという。

こちらも特別職ではありますが、公務員じゃ。

この河井さん、「安倍首相の特使として、慰安婦問題をめぐる日韓合意を米国政府関係者に説明するなど、『地球儀を俯瞰する外交』を掲げる安倍政権のキーマンの一人」だとか。

告発したのはこの河井さんの元秘書だそうな。

文春によると「あの人は私が運転していると、運転の仕方や言葉づかいが気に入らないと、『このやろう』と罵声を浴びせて、ハンドルを握る私の左腕を蹴りまくるのです。毎日のように蹴られました」

なんだか凄いぞ!!

車の運転中に、後ろの座席から左腕を蹴りまくるってねぇ、、、

想像するだけで怖い。

と思ったら、この被害者の元秘書も、退職後、あろうことか河井氏のポスターをカッターナイフで切り裂いたとして、器物損壊で現行犯逮捕されてしまう。

いやはや、どっちもどっちな話なのだ。

でもこの秘書はこう反省の弁を述べておる。

「私にはどうしても我慢がならなかったんです。今となれば、自分がやった行為については深く反省していますし、私が逮捕されたことで、告訴した暴行の件も立ち消えになってしまいました」

だけど、文春がこれをキャッチして今回の記事だ。

罵声を浴びせながら後部座席から運転手の腕を蹴る安倍総理の秘書官、凄いですなぁ~

 


裁判官も「人の子」だけど…

2016年03月02日 | Weblog

 

午前7時の気温はマイナス4度。

ふあふあの粉雪が舞ってます。

元気なら朝一パウダー狙いでスキーに行くところですが、どうにもこうにも体調が悪い。

どうやら熱は下がったのですが、喉が痛い。

仕事もせねばならんわけで、風邪っ引きのじーさん、今朝はしんどいことになっておる。

さて、

とてもいい、今どき理にかなった司法判断が出ましたです。

認知症の91歳のじーさんが列車にはねられ死亡した事故で、鉄道会社に与えた損害は家族が負うのかどうかが問われた裁判でござる。

最高裁は、「同居の夫婦だからといって直ちに監督義務者になるわけではなく、介護の実態を総合考慮して責任を判断すべきだ」との初めての判断を下しましたです。

今回は、奥さんがうたた寝しておる間にじーさんはふらふら外出し、列車にはねられて死亡した。

奥さんが、うたた寝してたのが悪いので、責任とって賠償してくれと、鉄道会社は申しておったわけだ。

しかし、そりゃどうみても酷な話だ。

高齢化が進む中、認知症もこの先じゃんじゃん増えるわけで、家族が目を離したすきに外出する認知症の年寄なんぞは、ニッポン国中ごまんといる。

認知症のジジババが勝手に外に出て行って、事故に遭って、家族に補償しろと言ってもねぇ、、、

おぢもシロウトなりに、現状にかなった判決じゃんか、って気がしますわ。

最高裁も、こういう判決なら大向こうの庶民が喜ぶ。

ところが、これが原発をめぐる裁判だと、そうはイカキンとなる。

京大原子力研究所の助教だった小出裕章さんは、原発を巡る裁判についてこう話しておる。

「どんなに安全性論争をして、原子力発電所が危険だということを立証しても、結局は裁判では勝てないということでした」

つまりは三権分立と言いながら、こと原発に関しては、事実上「司法の独立」なんぞ、ないというのです。

時の政府の方針に従って、「長いものにまかれる」のがニッポンの裁判だというのです。

とはいえ一昨年の5月、大飯原子力発電所の差し止め裁判の判決が、福井地裁から出された。

原発というのは巨大な危険を抱えているし、万が一でも事故を起こしたらば人々の生活が破壊されてしまうので、動かしてはいけないという、実に画期的な判決が出された。

おぢもこんときは驚きましたわ。

こんときの樋口英明裁判長は以下のように判決文に書いておる。

原発停止で多額の貿易赤字が出るとしても、豊かな国土に国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失である」

これは、大飯原発3、4号機の運転再開を認めない判決文に書かれていた文言でござる。

涙が出そうな判決文でござる。

しかし、この樋口裁判官は、その後、家庭裁判所に更迭されておる。

本来なら、高裁に栄転するはずでしたが、家裁へ左遷されたのです。

樋口さんは職を賭して、原発の抱える大問題を指摘したわけ。

自らの信念を貫いた樋口さんのようなお方が司法の世界にまだいることに、おぢは感動したものでした。

しかし、樋口さんの家族やご本人の心境はいかばかりか。

信念に基づき、立派な判決を出したけど、ご本人とその家族は左遷の憂き目でござる。

裁判官も人の子、出世を望まぬことなどないはずだ。

だけどあえて信念に基づき、左遷覚悟で判決を出したわけ。

「良心に従って」当たり前ことをすると、左遷されてしまういまのニッポンの司法、酷いことになっておるなぁ~

…と思う朝なのでござる。

その一方、権力に媚びて、「カネ儲けのためなら原発でも何でもOK」という卑しい人もいる。

20代、30代の若いころなら、カネ儲けに走るのも、一時のことと決めてそうするのも分からんではない。

だけど、これが60代も半ばになり、人生の終盤が近づいて、さっぱり世のためにならんことでカネ儲けしておるタコスケもいる。

こういう恥知らず、おぢの周りにもいるから心底情けない。

樋口裁判官の爪の垢でも煎じて飲ませたいですわ!!


40年を超えた高浜原発、再稼動もいきなり緊急停止のお粗末

2016年03月01日 | Weblog

 

午前8時の気温はマイナス4度。

外は大荒れでござる。

深夜から未明にかけて、強風が吹き荒れ、まんじりとしない夜を過ごしましたです。

予報では「何年かに1度の大荒れですから注意してください」みたいなこと言っておった。

だけど実際には、ここ数年体験した台風だってこんなに酷くはないってほどの大荒れ。

山の中にあって、風とはあんまり縁のない家ですけど、昨夜は家が飛んでいくんじゃないかとビビりましたわ。

おまけに風邪かインフルエンザか知らんけど、丸一日寝ておったおぢは、夜になって37.9度の熱が出た。

38度近い熱なんぞは、大人になってから出たことがないわけで、大荒れに高熱という散々な夜を過ごしたのでした。

いまは熱も下がりましたけど、依然として体調不良じゃ。

大荒れ天気は良化の気配でござる。

さて、

運転開始から40年を超えて老朽化しておる福井県の関西電力高浜原発が2月26日に再稼動した。

原発の運転期間は「原則40年」と言っておったのに、「さっそくの骨抜き」として大注目だった。

さぞかし立派な管理がされておるからこその再稼動、と世間は思う。

ところがギッチョン、発電と送電を開始した2月29日、報道陣が見守る中で、原発はありゃりゃの緊急停止だからびっくりポン。

29日午後2時1分、発電機と変圧器の故障を知らせる警報が鳴り、発電機が停止。

その1秒後に原子炉が自動で緊急停止し、核分裂反応を抑える制御棒が核燃料にすべて差し込まれたという。

3月下旬の「営業運転開始」をめざしていたが、遅れる可能性が出てきたという。

関電は放射能漏れはないとしているそうな。

しかしねぇ、再稼働を準備していた2月20日に原子炉補助建屋の配管で、放射性物質を含む水漏れが見つかったばかりだ。

40年を超えた老朽化原発が、水漏れに続いて、緊急停止なのよ。

ヤバくはないのか???

しかもこの高浜原発には、溜まりに溜まった使用済み核燃料がごっちゃり。

そこで「原発銀座」の異名を持つ福井県の西川知事は、関西電力に対して「使用済み燃料を一時的に置いておく中間貯蔵施設」の県外建設を「高浜原発再稼動の条件」としたそうな。

これに対して関電は昨年11月、中間貯蔵施設を「20年ごろに福井県外で場所を決め、30年ごろに操業する」と発表した。

ただし、関電の八木誠社長はその日の記者会見で、中間貯蔵施設の具体的な候補地について「お示しできる地点はない」と答えておる。

一時貯蔵とはいえ、そんなもんを受け入れる場所など、ニッポンのどこにあるというんだろ???

どっか他県に持って行くなら「再稼動はOK」と言う方も言う方なら、「ハイそうします」といって、実は双方ともその場所については全くあてがないってどうよ?

知事は「原発銀座」じゃまずいから、県民向けにポーズを取って、関電はそれに従いますからよろしく、って口裏合わせ。

これでシャンシャン、再稼動と相成ったわけだ。

こういうのを世間では「猿芝居」と申します。

原発を巡るこのわけわかんない状況、世間常識として、おかしいと思いませんか?