月曜日から水曜日までの3日間、ツアーで島のあちらこちらを歩きました。
今回も心が浮き立つようなひと時や、「?」であたまが一杯になる出来事が色々ありました。
たとえばそれは、三原神社でのひと時でした。
「あれじゃない?」ツアーに参加された皆さんが、何やら盛り上がっていました。
「何ですか~?」…と参加させてもらったところ、私たちの頭上にある楕円形の青空
が照らしている光を探していらっしゃるようでした。
そういえば近くには同じような形の光は当たっていません。
そして遠くに見える外輪山に楕円形の光が差し込んでいました。
時間は午前11時ちょっと前。
太陽はかなり真上に来ているはずですが、こんな遠くに光がさすのでしょうか?
「わからないけど、きっとあれだよ。形がそっくり。」
眼下に広がるカルデラの向うに、大きな円を描く外輪山を照らす光の形を
空を見上げて皆で探したひと時は、心が解放されるような素敵な時間でした~(^。^)
そして次に、皆でザクザク音を立てながら、スコリア斜面を下っていた時の事…。
後ろから「ヒナアラレの上を歩いているみたい~!」という楽しそうな声が響きました!
「ひ、ヒナアラレ?」
またまた初めての発想です!
「なるほど~。これ(スコリア)がヒナアラレだったら最高に楽しいかもですね~。」
なんて言いながら後ろを振り向いたら、本当にヒナアラレの上を歩いているかのような、
楽しそうな皆さんの姿が!
自分の凝り固まったイメージでは決して出てこない新しい感じ方を、
毎回ツアーの度にプレゼントしてもらっているような気分です(^。^)
こちらは入れ替わりで3日間のツアーに参加された皆さんの、全員集合の図です。
K田さん、数々のヒットをありがとうございました!(^^)!
そして昨日、森へ行った時の事。
この時期の森歩きの楽しみの一つ、テイカカズラのタネが一杯落ちているのを見つけました。
光が当たるとキラキラ輝く冠毛を、パラシュートのように広げてフワフワ風に舞う
テイカカズラのタネたち。
これを見るとつい手に乗せて、飛ばしてみたくなる私です。
この日も「光が当たるところで写真撮りますか~?」なんて言いながら
タネを手に持って歩き始めました。
すると「このタネって手に持っていると縮んじゃうんですか?」というお客様の声が…。
「え?縮む??」
手の中のタネの冠毛は本当にみんな小さく縮んでしまっていて、
家に持ち帰って数時間日に当てても、元には戻りませんでした。
「これは人の体温を感じて、タネがもう土の中だと勘違いして、
飛ぶ必要が無くなったと思っているのでは?」
またまた「?」で頭が一杯になって、今日、さっそく実験してみました!
同じように冠毛を広げている3つのタネを拾ってきて、指でタネの先端、
冠毛の付け根部分のタネ、冠毛の3か所をしばらく(5分ぐらい)つまんでみました。
そうしたら、ちょっと驚くような結果が出ました(^O^)
タネの先端をつまんだものは、アッという間に冠毛をたたんでしまったのです。(写真中央上)
次にシュンっとなったのは冠毛の付け根部分を持っていたタネ(写真右下)で、
毛の部分をつまんでタネには触れなかったものは、一番長く冠毛を広げたままでした!(写真左下)
…ということは、もしやテイカカズラのタネには温度や湿度を感じるセンサーが
先端部分にあって、ここが土の中に入ると「これで発芽できる」と安心して、
もう用の無くなった移動手段としての毛は、たたんでしまうのでしょうか?
しかも、2度と毛を広げないとしたら、スイッチのオン、オフは1回限り??
今度はタネの構造を調べたくなって、中身を見てみました。
う~ん、長い中身…。何だか良くわからない…(^_^;)
ここに何かのセンサーがあるのでしょうか?
お客様の素朴な疑問から、またまた自然の不思議さに触れちゃいました。
今までもきっとテイカカズラのタネを手に持っていたら小さくなってしまった…という経験は
していたような気がするのですが、改めて質問される事で初めて気がつく事って本当に多いです…。
そして自然から出された宿題に取り組む度に、面白さが増していくような気がします。
(いつも正解はわからないままなのですけれど(^_^;))
さて、今回はかなり長くなってしまいましたが、後一つだけ。
今回のツアーでは月~火曜日に伊豆のジオパークを進めているNPOに関わる方が来島し、
ツアーに参加されました。
伊豆半島でもジオパークを目指した様々な取り組みが行われており、
魅力的なジオツアー作りに取り組まれている方達がいることがわかり、
ますます伊豆の存在が近く感じられるようになりました。
大島よりもずっとずっと長い歴史の中で、様々な火山活動やプレートの移動で
今の風景が出来上がっている伊豆半島。
それぞれの土地のガイドが、それぞれの個性を尊重しながら自分の個性を見出していく
…そんなジオパークが日本中にできたら素敵だな~と思いました(^O^)
今回も心が浮き立つようなひと時や、「?」であたまが一杯になる出来事が色々ありました。
たとえばそれは、三原神社でのひと時でした。
「あれじゃない?」ツアーに参加された皆さんが、何やら盛り上がっていました。
「何ですか~?」…と参加させてもらったところ、私たちの頭上にある楕円形の青空
が照らしている光を探していらっしゃるようでした。
そういえば近くには同じような形の光は当たっていません。
そして遠くに見える外輪山に楕円形の光が差し込んでいました。
時間は午前11時ちょっと前。
太陽はかなり真上に来ているはずですが、こんな遠くに光がさすのでしょうか?
「わからないけど、きっとあれだよ。形がそっくり。」
眼下に広がるカルデラの向うに、大きな円を描く外輪山を照らす光の形を
空を見上げて皆で探したひと時は、心が解放されるような素敵な時間でした~(^。^)
そして次に、皆でザクザク音を立てながら、スコリア斜面を下っていた時の事…。
後ろから「ヒナアラレの上を歩いているみたい~!」という楽しそうな声が響きました!
「ひ、ヒナアラレ?」
またまた初めての発想です!
「なるほど~。これ(スコリア)がヒナアラレだったら最高に楽しいかもですね~。」
なんて言いながら後ろを振り向いたら、本当にヒナアラレの上を歩いているかのような、
楽しそうな皆さんの姿が!
自分の凝り固まったイメージでは決して出てこない新しい感じ方を、
毎回ツアーの度にプレゼントしてもらっているような気分です(^。^)
こちらは入れ替わりで3日間のツアーに参加された皆さんの、全員集合の図です。
K田さん、数々のヒットをありがとうございました!(^^)!
そして昨日、森へ行った時の事。
この時期の森歩きの楽しみの一つ、テイカカズラのタネが一杯落ちているのを見つけました。
光が当たるとキラキラ輝く冠毛を、パラシュートのように広げてフワフワ風に舞う
テイカカズラのタネたち。
これを見るとつい手に乗せて、飛ばしてみたくなる私です。
この日も「光が当たるところで写真撮りますか~?」なんて言いながら
タネを手に持って歩き始めました。
すると「このタネって手に持っていると縮んじゃうんですか?」というお客様の声が…。
「え?縮む??」
手の中のタネの冠毛は本当にみんな小さく縮んでしまっていて、
家に持ち帰って数時間日に当てても、元には戻りませんでした。
「これは人の体温を感じて、タネがもう土の中だと勘違いして、
飛ぶ必要が無くなったと思っているのでは?」
またまた「?」で頭が一杯になって、今日、さっそく実験してみました!
同じように冠毛を広げている3つのタネを拾ってきて、指でタネの先端、
冠毛の付け根部分のタネ、冠毛の3か所をしばらく(5分ぐらい)つまんでみました。
そうしたら、ちょっと驚くような結果が出ました(^O^)
タネの先端をつまんだものは、アッという間に冠毛をたたんでしまったのです。(写真中央上)
次にシュンっとなったのは冠毛の付け根部分を持っていたタネ(写真右下)で、
毛の部分をつまんでタネには触れなかったものは、一番長く冠毛を広げたままでした!(写真左下)
…ということは、もしやテイカカズラのタネには温度や湿度を感じるセンサーが
先端部分にあって、ここが土の中に入ると「これで発芽できる」と安心して、
もう用の無くなった移動手段としての毛は、たたんでしまうのでしょうか?
しかも、2度と毛を広げないとしたら、スイッチのオン、オフは1回限り??
今度はタネの構造を調べたくなって、中身を見てみました。
う~ん、長い中身…。何だか良くわからない…(^_^;)
ここに何かのセンサーがあるのでしょうか?
お客様の素朴な疑問から、またまた自然の不思議さに触れちゃいました。
今までもきっとテイカカズラのタネを手に持っていたら小さくなってしまった…という経験は
していたような気がするのですが、改めて質問される事で初めて気がつく事って本当に多いです…。
そして自然から出された宿題に取り組む度に、面白さが増していくような気がします。
(いつも正解はわからないままなのですけれど(^_^;))
さて、今回はかなり長くなってしまいましたが、後一つだけ。
今回のツアーでは月~火曜日に伊豆のジオパークを進めているNPOに関わる方が来島し、
ツアーに参加されました。
伊豆半島でもジオパークを目指した様々な取り組みが行われており、
魅力的なジオツアー作りに取り組まれている方達がいることがわかり、
ますます伊豆の存在が近く感じられるようになりました。
大島よりもずっとずっと長い歴史の中で、様々な火山活動やプレートの移動で
今の風景が出来上がっている伊豆半島。
それぞれの土地のガイドが、それぞれの個性を尊重しながら自分の個性を見出していく
…そんなジオパークが日本中にできたら素敵だな~と思いました(^O^)