グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ウソ

2011年01月22日 | 
伊豆大島には冬になるとやって来ます。

各地の天神様で鷽替神事(うそかえしんじ)なるものがあるのでこの鳥をご存知の方も多いのではないでしょうか。
亀戸天神社では今月24日、25日にあります。
前年にあった災厄・凶事などを嘘とし、この1年は吉となることを願って行われる行事です。
本当にそうなればなんともうれしいことですね(笑)


スズメよりもちょっと大きいくらい、丸っこくて可愛らしい小鳥です。

これはオス。絶妙な色合い。
なんといっても素晴らしいのがその鳴き声です。
オスもメスも「フィ、フィ・・・」ととっても優しい声で鳴きます。
よく飛びながら鳴くのでその声で存在を知ることが多いです。

先週から突然増えたような気がします。
寒波に乗ってやってきたの?
見かけるのはアカウソばかりです。
♪鳥くんが雑誌に書いていた通りなのでしょう。

写真は13日と昨日、一昨日のものです。


サクラやその他の木の芽を食べてしまうのでサクラの名所では嫌われたりしています。
こんなに可愛いのに!

証拠写真(笑)オオシマザクラの芽を食べています。
これはメス。とってもしぶ~いシックな装いですね。



こちらが食べているのはガクアジサイの種。





下の2枚はほんのり色が付いているので若いオスだと思いますけど・・・
メスかもしれません。



ハチジョウイボタの実も食べます。



食べでがありそうですね。



ニオイウツギの種も大好物!





オスの羽色は一見派手ですが野外ではまったく目立ちません。
声が聴こえても探すのに苦労します。



だいたい3~5羽くらいの小さな群で行動しています。
鳴き声が素晴らしい!と書きましたが、エサを食べているときは無言です。
なのでいるとは気付かずに近寄ってしまい、目の前で飛ばれてしまうことがよくあります(涙)


こうしてはるばる越冬にやって来る鳥たち。
本人たちは生きるのに必死でしょうが季節の移ろいと自然の雄大さを教えてくれます。




今日出会った鳥たち(声のみを含む)
ウミウ、シノリガモ、コアホウドリ、オオセグロカモメ、ミツユビカモメ、クロサギ、イソシギ、ミサゴ、トビ、ノスリ、ハイタカ、コジュケイ、キジ、カラスバト、キジバト、ハクセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ヒレンジャク、ジョウビタキ、ルリビタキ、イソヒヨドリ、アカハラ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、セッカ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、クロジ、カワラヒワ、マヒワ、ウソ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

             がんま




おっと、オマケを忘れていました!



大島公園で早咲き品種のサクラを見つけました。
この樹のまわりだけ、もう春でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする