グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ヒレンジャク

2011年01月29日 | 
今日もいつものように朝から伊豆大島鳥探しに出掛けました。
期待していた場所で期待通りに出会えたりそうでなかったり、毎週土曜日の楽しみです。
あぁ~、鳥を探しているときって、どうしてこんなに楽しいんだろ!?(笑)

今日はちょっと期待していたヒレンジャクを見つけることができました。
先週の土曜日にチラリと見かけて、ずっと探していたのです。
まさか今日出会えるとは!!





こりゃまたなんとも味気ない電線止まりですが(汗)
全部で6羽、とても統率がとれた群のようでした。

ヒレンジャクは日本には冬鳥としてやってきますが世界中で極東のごく一部にしか生息していない珍しい鳥です。
学名が Bombycilla  japonica というくらいです。

この冬はたくさん来ているようであちこちでヒレンジャク出現のブログを拝見します。
年によっては日本にまったく来ないこともあるそうですよ。






尾羽の下の部分(下尾筒 かびとう)の色に濃い薄いがあるんだ・・・
オスメス?
若者と年寄り?

どっちにしろ美しい鳥です。
けど・・・ちょっと悪人顔かなー?(笑)



後姿はこんな~。
尾羽の紅が綺麗ですね。




下の2羽はスズメさん。
ヒレンジャクは奥のほうにいるのにかなり大きいです。

「チリチリチリ~」とか「ヒ~、ヒ~」というなんだか哀愁を誘う声で鳴きます。
そんなに大きな声ではないので風が強い日などは聴こえないかもしれません。




お、風で冠羽(かんう)がびゃーっと。




キリリ!






羽繕いをしてくれました。






仕上げの「伸び~~~」



このあと鳴き交わして6羽で元気に飛んでいきました。
またどこかで会えるといいな!


同じ仲間のキレンジャクは2009年4月にご紹介しています。
前の冬はレンジャク類を見かけなかったのでとてもうれしい出会いでした。



ここでニュースです!
明日から『第56回 伊豆大島椿祭り』が始まります。
3月21日(月・祝)までの約2ヶ月間様々な催し物が開催されます。
詳しくは(社)大島観光協会までお問い合わせください。
http://www.izu-oshima.or.jp/




今日出会った鳥たち(声のみを含む)
ウミウ、オオセグロカモメ、ウミネコ、ミツユビカモメ、クロサギ、ミサゴ、トビ、ノスリ、オオタカ、ハイタカ、チョウゲンボウ、コジュケイ、キジ、キジバト、ハクセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、ヒレンジャク、ジョウビタキ、ルリビタキ、イソヒヨドリ、アカハラ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、クロジ、カワラヒワ、マヒワ、ウソ、シメ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

          がんま
コメント (2)
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