心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

蜘蛛の糸

2009年10月29日 | 雑感・愚見
今の時世に合ったものという名のもとに、
今での条例や法律を変えたり、追加されたりします。
まあ、仕方がないことだとは思いますが。。。

この時世に合ったものとは何だろう。

犯罪者が増大しているということを指すのだろうか?
以前には有り得なかったような事件のことを指すのだろうか?
厳罰を強く求める人々の声のことなのだろうか?

加害者は、心に潜む怒りを持っているように思える。
その怒りが自分の外に向けられ被害者を生み出す。

何にせよ、幸せな人が多ければ多いほど事件は少なくなるはず。
幸せとまでいかなくとも、それなりに満たされていれば、
悲しい事件は少なくなるはず。

事件に呼応し規則が細やかになり、罰則が強くなる。
その分、窮屈さと世知辛さが広がっていく。
それが世の広報となり、危険な人が増えているかのような印象を生み、
人の心に猜疑心を少しずつ育てていくのではないかと思う。
これは、負の連鎖である。

そんな折に、イギリスか何処かで交通事故を減らす目的で、
信号機を無くす試みが始まったらしい。
規則の緩和、方向としては全く逆の方向。面白い。
どのような結果になるのか気になるところである。

人の心も同じ。
自分がイライラすることが多い。
また、閉塞感、怖さ、不安等を強く感じていたり、
断続的に、継続的に感じているとするなら、
知らず知らずの内にある種の定められた心のルールが
強く、そして広きに渡り蜘蛛の糸のように、
自分をがんじがらめに捕縛しているかもしれない。

しかし、強靭で、とても切れそうにないと思われる糸も、
自らが決断すれば、その糸は跡形もなく消え失せてしまう。

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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