熊野三山の残りの一つ
熊野那智大社に足を踏み入れます。
本来は一ノ鳥居から二ノ鳥居を通って
境内に入るのが正式なのだと思うのですが
(しかも一ノ鳥居の所まで行ってるし)
もう一度、那智山 青岸渡寺まで戻ってから入ることに。
このようなルートを選択したのかについては
特に意味はないのですが、
昔、ドラクエの迷路の攻略法として
私が採用していたものと似ている気がします。
青岸渡寺に隣接している那智大社の入口
外国の方も沢山来ていました。
門をくぐると直ぐにある那智の大楠
この大楠は樹齢800年を超えていると言われていて
平重盛が参拝の際に手植えしたものと伝えられいます。
地面に近い所は物凄く太く、(おそらく大人8人位で手をまわしても足らない位)
その少し上から幹がいくつかに分かれて面白い姿をしています。
真下から観た大楠
熊野那智大社 拝殿
今回は、凄いです。和歌山と私は相性が良いのか
写真にまたまた巫女さんをゲットしています。
熊野速玉大社の時にもゲットしていますし、
玉置神社と本宮大社は撮れてはいませんが、
その時も、まるで私が写真を撮るのに合わせるように姿を現してくれたんですよね。
こっこっこっこれは!
もしかして。。。
那智の道案内に天照大神は神武天皇の元に八咫烏を御遣わしになった。
そして、
神は、私の元へ巫女さんを御遣わしになったのかもしれない。
社殿と八咫烏の像
宝物殿
二ノ鳥居と手水舎
那智大社の手水舎
手水舎を今回沢山見かけたのですが、これは。。。
青岸渡寺に一つあったのは青岸渡寺に御参りする用としても
那智大社の一ノ鳥居をくぐった所と写真の二ノ鳥居をくぐった所にもあるのは
二度、清めることを求めているのでしょうか。謎のままです。
二ノ鳥居から下を見るとこんな風景です。
丁度、この階段を上がってきた人がいたので尋ねてみたのですが
随分としたまで続くそうです。
私達は、防災道路を通って一番上まで来たので
那智大社への正式な参道を通って来ていません。
この階段を息を切らして自分の足で上がってきた人は、
私達が観ていない素敵な景色を観ることが出来たり、
私達が体験していない何かを感じることが出来るのだと思います。
私達は一日数カ所の強行軍?で回るので
(バスツアーよりはゆとりがあると思いますが)
一カ所に時間をかけ過ぎることを避けることになります。
同じ理由で私達は歩いていませんが、
大門坂という古道のロマンを味わえるルートもあるので
再度の訪問する機会があれば歩いてみたいと思っています。
熊野那智大社を後にして
飛瀧神社(ひろうじんじゃ)、那智の滝へと向かいました。
飛瀧神社は、
那智大社の別宮で元々那智大社はこの場所にあり、
その昔に現在の場所に移転したようです。
那智の滝自体が御神体として祀られているので
本殿も拝殿もありません。
瀧そのものが御神体として祀られている
まさに神道の自然信仰。
那智の滝へと続く階段
階段を降り切ると
那智の瀧
ど、ど、ど、どーん。
日本三名瀑の一つ
133メートルもある大滝なので物凄い迫力です。
那智の滝は、日本の最大級の滝の一つですが、
世界の滝と比べるとその規模は、
大人と子供、猫と虎くらいの違いがあり、
日本の滝はしょぼいと言う人もいるかと思います。
でもなのです。私なんかは、
ナイアガラやイグアスは、あれはもう滝ではありません。
滝のレベルを超えちゃってもう別物扱いをしています。
さて、この滝の飛沫に触れることによって、
延命長寿の霊験があるそうす。
つい最近、世界不思議発見のレポーターが番組内で
ニュージーランドでレポートした滝に
滝の飛沫に触れると寿命が延びると言う言い伝えがあると紹介していましたが、
随分と距離の離れた外国の地、そして、文化も違う地で
日本と同じような言い伝えがあることは正に不思議発見です。
300円だったか、お金を納めると那智の滝にもっと近づけるので
飛沫に触れにいきます。
何日か前に近畿地方に大量の雨が降ったので水量も十分。
その昔、瀧の岩肌に千手観音が彫られていたそうですが、
今は崩れ落ちたのか見つけられません。
しかし、誰がこんなに水が流れ落ちる所に
どんな風にして彫ったのか、信じられません。
写真の左側に写っているのが
延命長寿のお瀧水、
右に写っているのも同じなのかどうか分かりません。
お瀧水の右隣にある水口(これも延命長寿のお瀧水かもしれません。)
古代の人々が133メートルもの瀧を観て
神が降臨する御柱と観えてもおかしくないだろうし、
龍の姿として観てもおかしくないだろうと思います。
龍の字と瀧の字が良く似ているのも
そのようなことと関係があるとは思うのです。
そして、龍神は、雲や雨を司る水の神様で、
水は私達が生きて行く上で必須のもので、私達の命の源泉。
私達が身を清めるための手水舎に注がれる水が、
龍の口から出ているのも
それらの考えから来ているのだと思います。
ちょっと面白い話で友人曰く
もともと日本では水と瀧と龍との関係で
水道の水口は、
龍口と言われていたようですが、
後に私達一般の住居の水口を神様に敬意を払って、
龍ではなく蛇、つまり蛇口と言うようになったそうです。
何故、蛇とすると敬うことになるのかと言うと
「海に千年、山に千年すんだ蛇は龍になる。」という言い伝えがあり、
蛇は、龍に成長する前の姿となります。
階段を上って
ここは?
瀧に近づいてきました。
ここまで来ると、瀧の飛沫を少し浴びることが出来ました。
水量は、毎秒一トンと言われていますが
その水が流れて行っているだろうと思われる下へと目をやると
さほど水が流れていません。
一体、どこに流れているのだろうか。
ブラックホール、あるいは神様の世界へ流れているのでしょうか。
瀧のズ――――ムア―――ップ!
もう一つ、ズ――――ムア―――ップ!
マイナスイオンの影響なのか、ドドドドド―ッと響き渡る音の影響なのか
聖域が放つ何かを感じとっているのか
いつまでもここに留まりたくなる位に気持ちが落ち着きます。
この感じは、仁和寺、龍安寺と他少ししかありません。
なのですが、そうはいかないので
踏ん切りを付けて那智の滝を後にします。
私は子供の頃だったか、いつだったか岬公園に2度ほど行った記憶と
学生の時に南海電車で和歌山深日港経由で帰省した位で
深く和歌山県に足を踏み入れたことはないくせに、
和歌山に持っていたイメージは、特に見所がない所でした。
当然のことながら和歌山に関する映像や写真は、
これまでも見たこともあったのですが、
私の持つイメージは変わることがありませんでした。
しかし、
実際に足を運んでみると面白いもので
あっさりとイメージが書き変わるんですよね。
これで和歌山の世界遺産を制覇したと思ったのですが、
帰ってから訪問した場所に関して調べていると
何と言うことか、ひとつ見落としていたことを発見。
「補陀洛山寺」
う~ん。またやってしまっていたのです。
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