強烈な台風21号に続いて
北海道地震が発生したと思ったら、
今度は、台風22号が
日本に向かってきているようで、
さすがに、これを耐え忍べば一段落かと思ったら、
硫黄島に火山噴火の兆候が。。。
まるで日本に向かって
自然災害が列をなしているかのようです。
大きな災害に見舞われた時に、
その被害状況以上に
海外で良く報道されるのが
日本人の最上級のモラルについてです。
「災害時、日本人は往々にして
その強さを示してくれる。
救助隊は、夜を徹して作業にあたり、
被災者は秩序正しく列を作って並ぶ。
厳しい状況のなかでも
彼らはパニックを起こすどころか、
規律を保ち続けるのだ。
『全世界最高の民度を誇る国民』
日本人がそう称されるのも
何ら不思議なことではない。」
私たち日本人にとっては、
頑張って踏ん張って、秩序を保ち続けている訳でなく、
ごく自然な行為なのですが、
世界にとっては驚くべきことのようです。
私達、日本人のそれが、世界のそれとは
かけ離れているとしたなら、
日本人のモラルは、いつの頃から
どのようにして作られていったのでしょうか。
世界が驚くほどの日本人の民度は、
すでに江戸時代には、現在以上の民度があったようで、
当時、日本を訪れた外国人が、その素晴らしさについて
本国に報告した文書が残されているようです。
そんなに遠くない昔に、アジア、アフリカの国々は、
西洋の諸外国によって各国が植民地支配を受けましたが、
タイと日本だけが、それを免れました。
タイの場合、長く続いた中国への朝貢を取りやめ、
イギリスやフランスと順次通商条約を樹立して
自由貿易体制に加わったり、
各地で権力を行使する分権的な政治体制を改めて、
中央集権国家を樹立したこと等が、
植民地支配を免れる大きな要因となったようです。
日本の場合は、
算術、建築技術、識字率の高さ、
軍事のレベルが高かったこと等、
さまざまな要因が語られますが、
ある人曰く、
大きな要因として外してはいけないのが、
「町の清潔さ。国民の清潔さ。
そして、モラルや礼儀の素晴らしさ。」だそうです。
興味深い話として、
その時代、西洋の国では集合住宅には
設置されたトイレの絶対数が少なく、
住む住人が窓から道に
汚物やゴミを放り投げていたそうです。
現代でも、街の清潔さには違いがあるようで、
外国人によって
全国津々浦々の清掃が行き届いた街の様子を、
驚きをもって数多くネットにアップされています。