心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

そんなの関係ない?

2022年03月30日 | 雑感・愚見

 

2004年 フランスのニームの控訴院は、

強盗で実刑に付された過去の有る

法学者クリスディアン・ラブラッシュに

弁護士開業を認めました。

 

この彼は、獄中で法律の勉強をしたようです。

 

 

頭が良すぎる故に周りとは溶け込みにくく

反発心と行動力の強さを併せ持っていると

1つ違えば正道から外れてしまうことがあります。

 

 

 

映画にもなった天才詐欺師の

フランク・W・アバグネイル・Jrは有名です。

 

1960年代に彼は世界各地で

航空機パイロット、医師、連邦刑務局職等

少なくとも8回の身分詐称を行ない

数々の小切手偽造事件で大金を盗み。

 

警察に拘留されても

1回は航空機の機内から

1回は、連邦刑務所から逃れます。

 

これ10代から21歳で逮捕されるまでに

起こした事件と言うのですから

凄いとしか言いようがありません。

 

さらに凄いのが犯行を行いながら、

偽装を行い、逃亡生活を行いながら

弁護士資格を実際に取得したのがもうなんとも。

 

そんな彼を警察関係者が追うなかで

彼の善の心を感じ取っていたのか、

ただ若いから更生の余地ありと思っただけのか

彼の更生に複数の人が手を差し伸べます。

 

彼の人柄を感じ取ってなのか

大事件の割には5年前後で出所して

金融詐欺の犯罪捜査員として連邦政府に勤務し、

その後、連邦捜査局アカデミー、

現場事務所でコンサルタントや講師、

金融詐欺のコンサルタント会社を経営。

 

出所後に連邦政府から誘われ勤務した所と、

今回の強盗で逮捕歴のある

クリスディアン・ラブラッシュに

弁護士開業を認めたケースと似ています。

 

ただのお馬鹿で憎めない犯罪者もいますが、

自分勝手な欲望や感情のままの犯罪者とは違って

あまたが良すぎる故に苦悩し、

システムの穴にも気が付き、

生きるためなのか、社会への仕返しなのか、

実行してしまう。

 

目を凝らす穴が犯罪行為なのか、

真っ当なビジネスなのかの違いで

行く道を分けているだけなんでしょうね。

 

また犯罪に手を染めた人の善を感じ取り

更生に手を貸した人たちも凄いですね。

直接の被害者でないから

それが出来るのかも知れませんが。

 

これ心の問題を抱えて

悩み苦しんでいる方々にも

当て嵌まる所があって

言い方がきつくなりますが、

本当の馬鹿は、悩み苦しむことはありません。

 

思考が働き、想像力が高く、

情緒が豊かな人ほど悩み苦しみに

陥るように思います。

 

何か一つ違っているだけで

その一つを正すことで

その豊かな力を喜びや楽しみを生み出す方へと

発揮することが出来るように思うのです。

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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