心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

減量と報奨金

2024年02月24日 | 雑感・愚見

 

2007年 イタリア北西部のバラッロという町で

男性は1ヶ月で4㎏、女性は3㎏減量すれば

報奨金50ユーロが支給するという条令が施行。

 

そして、減量に成功した状態を5か月間維持すれば

さらに200ユーロが上乗せされるのだそうです。

 

 

現在のレートで50ユーロは、約8千円。

200ユーロは、約3万2千円。

 

この条令が制定された理由は、

健康保険的な制度の町の医療費負担を

少しでも小さくするために町民に減量してもらって

適正体重になってもらうのが

いいんじゃねえ的な感じでしょうか。

 

でもこれ個人の体重の違いや体内脂肪の%の違いによって

報奨金を得るためのハードルが違うので

異議を唱える人が出てきそうな気もしますが

50ユーロと200ユーロなので

顔を真っ赤にして抗議をする人もいないかもね。

 

そして、減量目標は、絶妙な㎏なので

リバウンドについても気にする必要はないかも。

急激に大きく体重を落としでもしたら

リバウンドで余計に健康問題が

増加する可能性もありますからね。

 

 

痩せるための方法は、単純明快で

摂取カロリーより消費カロリーを多くすることだけなので

専門知識などいることではなくて

本気で痩せるぞ!とスイッチを入れさえすれば

その時から誰でも痩せることは出来ます。

 

1ヵ月で○○痩せた。

驚くように楽に痩せられる等のような

ダイエットに関する文字を見かけたことが有るかと思いますが、

特別な方法だと思わせるようなものに

頼る必要などなくて本気で痩せる!

心のスイッチを入れるのが一番の肝です。

 

ただし強く決意したとしても

短期間で痩せようとすることは

計量を終えたボクサーが普通の食事に戻すと

たった一日で5㎏も戻ることからも分かるように

目標体重に達した後にリバウンドとの戦いが待っています。

 

これを防ぐために1ヶ月で痩せるのは体重の5%までと

聞いたことがあるのですが、

そのために専門家に相談して計算された日々の

食事のカロリーを摂取して

日々の運動計画を立てても良いのですが、

コツとしては派手にやらないことです。

 

身体の仕組みを細部まで深く勉強はしていませんが、

派手に減量を行うと危機を感じた

脳なのか身体の防衛システムなのかが

意志が弱まる時を待ちわびていたかのように

強力に作動して身体を元の状態に引き戻します。

 

そして、念のためなのか、優しさなのか分かりませんが、

基の体重に戻すどころか減量で落としていた体重を

基の体重に加えた体重にまで戻してくれたりします。

 

なので一番上手な減量と言うかダイエットは、

脳なのか身体の防衛システムなのかを騙すこと、

ちょっと言い方が悪いようなので

気付かれないように行うことです。

 

なので本気でやるぞ!は、減量じゃなくて

それまでの生活習慣を改善するぞ!となります。

夜食をバンバン食ってた。とか、

御飯を茶碗に三杯食ってた。とか、

間食はどうか、その量はどうか、とかを見直してみて

 

それらを即止める必要はないので最初は、

夜食をおにぎり一個にするとか、

御飯を一杯ちょっとにするとかして

脳か身体の防衛システムが気が付かない、

あるいは危機感を感じさせずに行うことです。

 

さらに一番シンプルで簡単な方法として

一口ごとに良く咀嚼すること。とにかく良く咀嚼すること。

一口、最低50回ほどしっかりと咀嚼すること。

 

一見、どれも負担もなく楽で簡単そうですが

1ヵ月で10%以上体重を落とすことよりも

小さなことをコツコツと長くやり続けること、

すなわち習慣を変えることが一番難しかったりします。

 

メディアなんかで痩せることが

正義であるかのように煽っていた時期に

その影響を受けたと思われる女性が可愛い服を着たいからと

健康的なスタイルの人が無理な減量をして

食欲との戦いに苦しんでいるとの相談が多くありました。

(酷い場合は、摂食障害に陥った女性も)

 

プロのモデルさんは、身体を仕上げて準備して

デザイナーの洋服が映えるようにするのが仕事なので

洋服が主で着る人が従

一般の人は、その人が映える洋服を選ぶのが

普通なのですから着る人が主で洋服が従

 

そのままの方が健康的だったり、

そのままであったことでの魅力が

少し瘦せたことでの別の魅力に代わるだけで

その二つは、別物なんだと思うんですが、

その辺りはどうなんでしょうかね。

 

私達のような者が手助けのために

関われる部分は色々とありそうですが、

習慣を変えるために邪魔となっている存在を

解消するのがメインとなりそうです。

 

 

私が昔に聞いていたのは、

格闘家の人から聞いた減量薬があって

その薬を飲むと通常時でも心臓の鼓動が速くなって

カロリーを消費するとのことでした。

ちょっと怖いなあ。

 

今では医療薬としての痩せる薬があるようです。

どのように作用して痩せるのか知らないのですが、

確か、肥満度が何%以上とかの条件があって

誰でも簡単に処方してくれるものではなかった

と記憶しています。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリングルーム花時計


投票ボタン

blogram投票ボタン