1996年 中国で20代前半の女性と恋人の男が
会社経営者と妻子を誘いだしてお金を奪い殺害して逃亡し、
翌年の1997年にも男性2人を殺害し金を奪い逃走。
1999年 この二人は同じ手口で2人の男性を殺害し、
これで男は逮捕され死刑判決を受け処刑されました。
残りの共犯の女は、
そこからさらに20年以上逃げ続けていましたが
2021年に逮捕され死刑判決を受けました。
子供の頃、日本の交番とか銭湯等、
とにかく人の目に付く場所に指名手配犯の写真が
ペタッと貼られていて
「あれ?お前の父ちゃんの写真が貼ってあるやんけ。」
「こっちのは、お前の父ちゃんの写真やけどな。」
子供時代は、皆が遊びの天才なんで
指名手配のポスターさえも遊び道具にして
楽しんでいたんですよね。
あれいつ見ても同じメンツが並んでいたので
狭い日本と言えども行方を眩ました犯人を逮捕するのは
簡単なことではありませんからね。
中国は、国土が広いのでその大変さは、
日本の何倍にもなりそうな気もしますが、
20年以上の逃走犯の逮捕は、称賛に値しますね。
しかし、長年に渡って逃げ続けた犯人の女の
サバイバル能力が凄い。
何かの組織や集団から犯人がサポートを受けていたら
長く逃走させたり隠匿することは可能かと思われますが、
そうでない場合は、友人に匿ってもらうにしても限度があるし、
逃走資金、生活費を稼ぐために働くにしても
同じ職場の人と毎日顔を合わせることで
指名手配犯だと気が付かれる危険性は増すし、
で、働くのは危険となったら資金を得るために
犯罪を犯すことになるのでしょうけど、
それをすると「私は、ここよ!ここにいるわよ!」
てな感じで自分の居場所を警察に知らしめることになるだろうし………
逃走することだけを考えても私には無理!
逃走中の生活は、人の目を恐れる毎日だろうし、
1996年、1997年、1999年と
犯行を重ねていることからも
何十年過ごせるような大金を手にしてないだろうから
逮捕され処刑される恐怖と不安を感じながら
精神の面でも資金の面でも
破綻を身近に感じながら何十年も生きるって
絶対に割に合わないよね!合うはずが無い!
でも、奴らはやっちゃうんだよね。
被害者に大きなダメージを与えないような
犯罪で抑えていれば、更生するつもりは無いにせよ、
自分にも大きなダメージを被らずに
生活を立て直す機会が得られるのですが、
奴らは、やっちゃうんですよね。
そのような人達でも大きな愛を持って救いたいとか、
更生の為の手助けを進んでしたいとは
正直なところ思えない性分なんであれなんですが
何でまた落ちたら終わりの一本橋をわざわざ選ぶのか、
その辺りの心理構成には興味があります。