心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

トマト裁判

2023年07月26日 | 雑感・愚見

 

19世紀末 アメリカの裁判所で

『トマトは、果物か野菜か』を裁定が行われ

『トマトは、デザートには出さない。』

という理由で野菜であると判決されました。

 

 

トマトは、野菜?果物?

確かに野菜のようにも果物のようにも思えるし

自信をもってどっちとは言えませんが

 

スーパーでは野菜の方で売られているし、

果物屋じゃなくて八百屋で売られているので

何となくトマトは野菜との印象がありましたが、

購入する側の私にとっては、

正直、野菜であろうが果物であろうが

どっちでも良いような感じ。

 

1893年のアメリカで

トマトが野菜と果物のどちらに分類するかを争った

『ニックス・ヘデン裁判』と呼ばれる裁判がありました。

 

こんなことをわざわざ裁判に持ち込み

最高裁までもつれたって言うのですから

なんのこっちゃと思うのですが、

実は、なかなか重要な裁判だったようです。

 

当時、輸入関税法が改正されて

野菜の関税が高くなり果物の関税はゼロ。

 

で、ニューヨーク港で税金を徴収していた

エドワード・ヘイデンがトマトを野菜とみなして

輸入業者のジョン・ニックスに対して

関税を課したことからトマト裁判が始まりました。

 

最高裁でトマトは野菜との判断が下されたのですが

『トマトは野菜畑で育てられ食事に出されるが

デザートにはならないから野菜である。』

と判決文に書かれていたようです。

最高裁の判決らしからぬ理由ですわこれ。

 

気になってちょこっと調べてみたら

日本でも日本標準商品分類において

トマトは、野菜区分に含まれていたのですが

イチゴ、メロン、スイカ等も

果実的野菜に分類されているようです。

 

確かに木に生らず畑で育つ作物ですが

イチゴもメロンもスイカも果物としか思えん。

 

日本やアメリカは、トマトは野菜ですが

台湾、フランス、イギリス等は、

果物に分類していることから

トマトは、国よって野菜になったり果物になったり

現代の発達した科学でも明確に分けることが出来ず、

国の定めた分類の基準によって決まるようなので

現在の所は、野菜でもあるし果物でもあるが

正しいようです。

 

日本やアメリカでトマトが野菜に分類されていても

もう少し視野を広げてみると果物になっている事実。

 

トマトが野菜であろうが果物であろうが

トマトにとっては関係のないことで

トマトは、トマトで、私は私なんですよね。

 

○○さんは、可愛いとか綺麗とか魅力的とかも

○○くんは、カッコいいとか優秀とか魅力的とか

良い人であるとか、優しいとかもそうですし、

 

○○屋のご飯は、凄く美味しいとか、

○○って映画や本は、かなり面白いとか、

〇〇のデザインが、一番素晴らしいとかも

 

個人の好みや見方や相性で決まるのと同じで

実態が無いそれらが悩みの元になっているとしたら

どう感じるのだろうか。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。