2007年のアメリカ・テキサス州で
車の中で妻と事に及んでいた男性を射殺した夫(38歳)が
逮捕されましたが、裁判で妻が夫に「この人に乱暴された。」と
言ったことが分かり、射殺した夫は不起訴で妻が起訴されたとのことです。
これって日本では妻を暴漢から守るためとはいえ、
明らかに過剰防衛にあたるとは思うのですが不起訴ということは、
アメリカのテキサス州では正当防衛ということでしょうか、
私が得た情報、間違ってないか?
しかし、銃社会は怖いですね。
激昂した時に相手を痛めつけて相手の戦闘力を奪う手段として、
身近にある銃を手に取りやすくなるので
相手をやっつけることと命を奪うこととの距離が
非常に接近しているように思います。
日本では威喝、催涙スプレー、鉄拳制裁、
そして、打撃武器までが精々でしょうか。
相手の戦闘力を奪うことと命を奪うことの距離は、
アメリカよりも随分と離れているように思います。
夫は普段から激情するタイプだったので
自分が殺されまいとして、
とっさに嘘をついたのかも知れませんが、
まさか情事相手の男性が射殺されることになろうとは
思ってもいなかったとは思います。
不貞相手を夫に射殺させようとしたとは思えないので、
妻の方がどのような罪で起訴されたのか知りたい所です。
しかし、日本では男性に情状酌量の余地があるにしても
夫が起訴で、妻は不起訴なんじゃないかと。
所変われば正義もまた変わり、
状況や立場が変わればまた正義も変わり、
そして、
正義は不確かなゆえに
陰謀や思惑を隠し覆うことにも使えるようなので、
正義を扱うにしろ突きつけられるにしろ注意が必要なようです。
誰かを怒らせたり誰かに嫌われたりすることを
まるで銃で撃たれたかのように感じてしまう人も
少なくないようですが、
本当は、それらと自分が悪者だとの距離は
随分と離れているんですよね。