能作者によって「深草少将の百夜通い」の話が創作されるほど
小野小町はモテにモテたようですが、
生涯一度も結婚どころか異性との関係もなかったようです。
多くの求愛を受け入れずに、あえて生涯独身を貫いたのか、
モテ過ぎたゆえに男性を選び過ぎて婚期を逃したのでしょうか。
とにかく謎が多い女性です。
ところで、蜘蛛やカマキリは、
交尾中にメスがパートナーを殺して食べる習慣があるようで、
25%のオスは、メスに食べられて死に至るそうです。
何故、そのような行為に至るのかを
あれこれと研究しているらしいのですが、
どこまでいっても検証したデーターから推測するしかありません。
私なんかあれってメスの許可なく交尾に及んだオスが
メスの逆鱗に触れてやっつけられているのではと単純に思ったりします。
2017年にアメリカのフロリダ州で
婚約者の男性(26歳)を釘の出た木の棒で
滅多打ちにして重傷を負わせた女性(25歳)が逮捕されました。
婚約者の男性を滅多打ちにした理由が、
「婚約指輪があまりにも安っぽいので頭にきた!」とのことです。
う~ん。。。
ドラマなんかで貧乏な二人が婚約指輪として
夜店で売っていた指輪とか、缶コーヒーのプルタブを
差し出して喜ばれる何てシーンがありましたが、
愛の喜びは、愛する人と相手と一緒にいられるとか、
家族を持つことであって
指輪の価格や結婚式や披露宴の豪華さではないと思うのです。
最近では、結婚式や指輪の費用を節約して
結婚後の二人の生活のために残しておくと考える
カップルも現れてきているようです。
とは言え、男性から贈られる婚約指輪は、
贈る男性にとっても受け取る女性にとっても
人生の節目を飾る貴重な品となるので、
男性としては少しだけ無理をしたいものです。
婚約指輪に使われる石は、
ダイヤ、サファイア、ルビー、エメラルド等様々なようですが、
日本では70%がダイヤなんだそうで、
ヨーロッパのある国では、男性から婚約指輪を贈られた女性が
指にはめて鏡面に擦り付けて
本物かどうかを確かめる習慣があるのだそうです。
しかし、ダイヤが偽物であることが判明したり、
女性が想い描いていたものとは違ったりしても
フロリダの女性のように
滅多打ちにする習慣は、さすがにありません。
ちなみに男性が婚約者に婚約指輪を贈る習慣は、
西洋ではかなり古くからあったそうですが、
日本で広がり始めたのは1960年の頃だそうです。
日本で一般的になったのは、
バレンタインのチョコ戦略と同じで、
1970年代にダイヤモンドジュエリーを展開している会社がCMを
バンバン流したことを契機に拍車がかかったようです。
企業の戦略に乗せられたのか、
素敵な習慣を教えられて進んで乗ったのか分かりません。
愛と言う形の無いものを表すためには、
贈り物であったり態度であったり言葉であったりと、
行動に移すことになりますが、
滅多打ちって。。。
私にはどうしても納得し切れない風潮がいくつかあるのですが、
これまでと同様にテレビや雑誌でコメンテーターが
滅多打ちにした女性を馬鹿にされて可哀そうとか、
重要な意味を持つ指輪に無頓着な男性に非があるとか、
気持ちは十分理解できるとかバンバン言い出して、
正当化する流れが間違って起きると、
男性は、プロポーズする時に甲冑を装着する必要が出てきますよね。