1999年 デンマークの24歳の男性が、
インドに住む18歳の女性に恋をして
頻繁に電話連絡をしていた結果、国際電話の通話料が
80万クローネ(約1,800万円)となり
支払うことが出来ずに滞納し、起訴されることに。
電話をした分だけ通話料金が発生していた時代に
中学生や高校生の時に、好きな異性との電話によって
電話料金の請求額を見た親に怒られたなんてことも
今や良き思い出となっている人も多いかも知れません。
親から怒られたと言っても
請求額は数万単位かと思われますが、
デンマークの24歳の男性への請求額は、
さすがは当時の国際電話料金って桁が違い過ぎますね。
国際電話の通話料は、すこぶる高額なことを
24歳の男性が、知らなかったとは思えないので
恋する気持ちを止められなかったんでしょうけど、
この後始末、どうしたんだろう。
国際電話は、ネット回線を使って無料通話どころか、
テレビ電話が利用できる時代のようなので
上のような事態がまず起きないかと思われます。
世界的にネット回線が高速化したのが
確か2000年頃なので、
デンマークの男性とインドの女性との恋は、
あと少しだけ始まりが遅ければ、
少なくとも通信料の問題は発生しなかったのにね。
その後の二人の恋の行方が、
どうなったのか気になるところですが普通に考えると
その恋は実らずに終わったと考えるのが自然かなと。
ネットが高速化されたことで
国際交流も無料でやり取りが出来る時代となり、
通信料の問題がなくなったと思ったら
その環境を利用したロマンス詐欺なるものが現れました。
ネットの交流サイト等で知り合った海外の相手から
言葉巧みに愛を語られ、恋に落ちた状態となり、
「立ち上げた仕事が軌道に乗せるためのお金が必要となった。」
「仕事でトラブルが発生した。」
「身内(自分)が、大きな病気になった。」
「身内(自分が)が、事故を起こしてしまった。」等、
色々な理由を持ち出されて金銭を送金させられ
お金を騙し取られるというものだそうですが、
顔も見たことも会ったこともない相手に
騙し取られる金額がかなり大きいのが驚きです。
これは環境設定が違うだけで、
金銭を騙し取る一連の流れは、
昔からある結婚詐欺と同じようなものですね。
多くの詐欺に共通しているのが
最初は小さな金額や品を提供させて
様子を伺いながら次第に大きな額へとしていくので
小さな金額の時に、いかに判断力や決断力を発揮して
被害額を小さくするかにかかっています。
あるラインを越えてしまうと疑いが強くなっても、
それまで渡したお金のことが気になり引き返しづらくなって
根こそぎ奪われてしまいかねないので要注意です。
そんな時も必ず危険を教えてくれる
貴方の無意識の囁きに心の耳を傾けましょう。