2021年 ウクライナで無期懲役で服役中の
息子が収監されている刑務所に向けて
トンネルを掘った51歳の母親が逮捕されました。
掘削は手掘りで行われたようですが、
彫った土の総量は3トンに及んでいました。
我が子可愛さの気持ちからだとは言え、
とんでもない愛情行動をとる母親が
世界には、まだまだいるものだなと。
殺人を犯し終身刑となり刑務所に
収監された息子を脱獄させるために
母親は、まず刑務所近くのアパートを借ります。
夜になると現場に出かけて
シャベルとつるはしを使って
深さ約3メートルの縦穴を掘り、
刑務所へと向かってトンネルを掘り続け
作業開始から3週間ほどで
刑務所の壁まで到達していました。
この母親の行動にウクライナ国民から
称賛する声が多くあるようですが、
なんだかなあ。
Підготовка втечі: мати копала підземний хід під в`язницю, аби витягти сина із-за ґрат
次は、もっと酷い。
こんな母親の元で育った子供は、
まともな感覚を持てないだろうから
ある意味、息子も被害者かなと思える事件。
1998年 アメリカ・フロリダ州の刑務所に
服役中の息子を救出するために
母親が仲間3人とトレーラーで刑務所をぶち破り
銃撃戦を演じました。
そして当然のことながら逮捕。
母親の我が子可愛さの気持ちは理解できるし、
感銘もすることではあるけれども
間違った行動をやってしまうと
何もかも台無しにしてしまいます。
このとんでもない事件を聞いて思い出すのが
私が卒業した高校の先生に聞いた話。
その生徒は、一年の頃の成績は赤点だらけで
何とか落第せずに二年に上がれた夏休み、
テレビで見た野球の早慶戦に感動して
自分もスタンドで応援したいと勉強を始めて
見事に慶応に合格したとのこと。
しかし人間って
その気、やる気、本気になると
物凄い行動力を発揮するものですし
個人の可能性ってあるものだなと思います。