心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

犬の権利

2020年12月30日 | 雑感・愚見

 

1979年 パリの裁判所で

「犬が元飼い主である自分の元を訪れるのを妨害された。」

として男性が元妻を訴えました。

 

判事は、「犬の訪ねたい権利」を認める判決を下して

元妻に妨害を止めるよう命じました。

 

 

これって元夫が元妻と飼っていた犬と会う権利ではなくて

元の飼い犬が元夫を訪ねる権利を認める判決となっているんですよね。

 

結婚前に女性が飼っていた犬でもなく

男性が飼っていた犬でもなく、

結婚後に二人が飼い始めた犬の親権と言うか親犬を

元妻が勝ち取っていたのだと思うのですが、

ちょっと状況が良く分からないんですよね。

 

室内飼いをしていたら勝手に脱走して

元夫の元を訪れることは不可能ですし、

飼い犬が元夫を恋しがっているかどうかも

元夫には知る由もないだろうし………。

 

元妻が飼い犬の行動を制限しなければ

元夫の元を訪れることがあったとすると、

離婚後も二人は近くで住んでいて

飼い犬は、元妻が暮らす家の庭で飼われていて

何度も庭を脱走して元夫宅を訪ねていた?

 

 

判事の判決は、元飼い主の男性の気持ちを汲んだものなのか、

離婚後も定期的に子供が父親に会う権利を認めるのと同じように

純粋に飼い犬の気持ちを汲んだものだとすれば

画期的と言うか、前代未聞?

 

私は、犬の気持ちを主にしたものではなくて

人間の気持ち(元飼い主の男性)を主にした判決なのかなと

思っているのですが違うのだろうか。

 

動物愛護の気持ちは大事だと思いますが、

人間の法律を動物にどこまで適用するのか、

牛や豚やブロイラーは不適用として

愛玩動物の犬や猫だけに適用するのも変な感じがするので、

動物愛護の線引きが難しそうなので

何となく、ふわっとした感じ、ぼやっとした感じで

置いておいた方が良い事柄の様な気がします。

 

 

それはそうと、自分と仲の良い人が

自分の嫌いな奴と仲良く話をしているのを見たり、

遊びに行ったなんて話を聞くと

 

あの人は私の味方なの?敵なの?で

不安になったり、悲しくなったり、

仲良いはずの人に腹を立てて私とあいつとどっちを取るのなんて

二者択一を迫ったり、

 

裏切られたと感じて嫌いになったり、

距離を取ったりする人もいるようです。

 

このような全か無の思考が働くことで

縁あって良い関係を築くことが出来た人との関係まで

不味くするのはもったいないように思います。

 

その人があなたが嫌いな人と良い関係を続けていることが

あなたのことを敵認定している訳でもなく

嫌いなわけでもないことを知っているはずなんですよね。

 

自分が嫌いな食べ物をその人が好きだとしても

その人があなたを嫌いなわけでもないし、

自分が興味のない映画のことをその人が面白いと思っても

その人があなたを嫌いな訳でもありませんからね。

 

そして、

自分の嫌いな人とも良い関係を築けている人との

自然な付き合いの中で大切な何かを学び取れることは

沢山あるように思うのです。

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



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