心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

使えないお金

2020年12月29日 | 雑感・愚見

 

2004年 イングランドの刑務所に服役中の

52歳の男が許可された外出中に購入した宝くじで

約14億2400万円をゲットしました。

 

しかし、しかし、しか~~~しです。

その52歳の男は、

連続婦女暴行の罪で終身刑で服役中!

 

 

まさかの話は数あれど、

このような話も珍しいのじゃないかと。

 

男が手にした約14億2400万円は、

男が何も意思を示さなければ、

男の死後に親戚縁者か知人に相続されるか、国庫に収まるか。

 

一番優先すべきは、

婦女暴行被害者の女性に慰謝料として

十分な金額を出来るだけ早く渡す意思を

示してもらいたいと願うばかりです。

 

自業自得、身から出た錆とは言え、

刑期が終わることの無い終身刑は、

未来に期待や希望を持てないことから

精神状態が普通でいられなくなる受刑者もいると聞きます。

 

永遠に使うことが出来ないお金であっても

自分が大金を持っている感覚があることで

犯人の精神が壊れることを防ぐことに少しは役立つ可能性も。

 

 

犯人の男性が持つ大金は使えることがないお金なので

高額当選をしていない人達と条件は実質同じはずですが、

犯人の男性は、生々しく自分は大金を持っていると感じられる。

つまり脳内の違いでしかありません。

 

何かで絶望感に苛まれたり、大きな喪失感に飲み込まれた時に

「もういいや。」「もうどうでもいい。」「夢も希望もなくなった。」

それでは心の中で押し寄せる大波にさらわれてしまいます。

 

顔を上げて回りを懸命に見てみると

例え小さくとも何の希望や期待を見つけられるものです。

 

その小さな希望や期待にこそ

ただの絵空事ではない現実的で生々しい

大きな力を宿しています。

 

その糸口を急がず慌てず、ゆっくりと手繰り寄せて行けば、

絶望感や喪失感の世界から抜け出すことが出来ます。

 

 

また特に何か酷いことが起きたわけでもないのに

最近、人生が面白くなくなったなんて感じている人は、

ちょっとした冒険をしてみるのが良いのかも知れません。

 

想像してみて下さい。自分の未来がどうなるのか

何もかも決まっているかのようだったら。

自分の未来が、ただ決められたプログラムを

淡々と消化していくようなものだと感じていたら。

 

犯人が分かっている推理小説を読んでいるように

ワクワクもドキドキも感じない

毎日を送っているのかも知れません。

 

安定した毎日は凄く大切なものではありますが、

完全無欠にパターン化にどっぷりと首までつかっていると

人生が無味無臭と感じても不思議ではありません。

 

そんな時には何が起きるか分からない所に

手を伸ばしてパターン化された日常にちょっとした刺激を与えると

無味無臭化した人生に味を取り戻すことが出来るかも知れません。

大きな冒険や挑戦が必要ということではありません。

ちょっとした冒険や挑戦が人生に刺激を与えてくれるものです。

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



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