心の扉 神戸カウンセリング花時計

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花隈公園と関帝廟

2019年03月10日 | 名所巡り(兵庫)

 

前々から気にはなっていたけれども、

これまで足が向かなかった場所を

今回は、訪れてみました。

 

まず最初に訪れたのは、花隈公園です。

 

この場所は、いつの間にか城好きになっていた

友人の方が興味を持っていて、

今日の私の目的地への経路にあるので

その友人に先駆けて訪れてみました。

 

 

 

花隈公園/花隈城跡

 

花隈公園は、花隈城が築城されていた場所を

整備した公園で街中の一角に

立派な石垣がドーンとあって目立ちます。

 

 

 

 

花隈公園は、JR元町駅から線路沿いを西に少し歩くか、

阪急神戸線・花隈駅のすぐにあります。

 

織田信長に謀反を起こした荒木村重が、

有岡城の戦いで敗走し、

この地にあった花隈城に籠城し戦ったそうです。

 

花隈城は、大規模な城郭であったと推定されていますが、

現在の石垣、天守台とも模擬で

花隈城の遺構は残っていないようです。

 

 

 

 

 

 

花隈城 模擬天守台

 

花隈城に籠城した荒木村重を、池田恒興が落城させた功により、

この地を与えられたましたが、

池田恒興は、新たに兵庫城を築城したため、

花隈城は廃城となったようです。

 

 

 

 

城跡地としては小規模で

石垣も天守台も模擬ではあるのですが、

兵庫城跡のような石碑だけよりも

当時に思いを馳せやすいように思います。

 

ここ花隈城跡を後にして、

花隈城跡から歩いて10~15分の圏内にある

二つの施設へと向かいます。

 

初めて訪れる場所なので

地図を読み違えて10分ほど余計に

歩く羽目になりましたが無事に到着しました。

 

 

 

神戸 関帝廟(かんていびょう)

山門

 

関帝廟とは、三国志で有名な関羽関帝聖君として

お祀りしている廟で、

神戸の関帝廟は、関帝の他に

大慈大悲観世音菩薩(聖観音)と天后聖母(媽祖)も

お祀りしているそうです。

 

 

 

神戸 関帝廟 山門の天井装飾

 

神戸 関帝廟は、阪神淡路大震災で被災して

1999年に復興したそうで、

天井の装飾は、ハッキリくっきりと綺麗です。

 

関羽は、武将でありながら

商売や学問の神様として神格化され、

世界の華僑が多く集まるところには、

関帝廟があるようです。

 

日本では、中華街がある長崎、横浜、神戸以外にも、

函館、和歌山、大阪、京都、沖縄等にあります。

 

 

 

神戸 関帝廟 中門

 

中門の横に観光地でよく見かける

開いている穴に顔を入れて記念撮影するパネルがありました。

サイズが小さかったので子供用かと思います。

 

 

 

中門の柱の彫刻

 

別名「登竜門」と呼ばれている中門には、

台湾檜の一刀彫の物凄い装飾が施されていて

これを見ながら御飯を3杯食べれそうです。

 

登龍門とは、黄河上流に龍門という激流があり、

そこに多くの鯉が集まり激流を登ろうとするが

殆どの鯉は登れません。

 

しかし、

そこを登った鯉は龍となるとの伝承があり、

その伝承が転じて立身出世のための関門を

意味するようになりました。

 

 

 

関帝廟 中門の天井の装飾

 

日本の神社では、鳥居や楼門や舞殿や本殿等、

重要な施設の両脇に鎮座しているのは、

狛犬と獅子ですが、

関帝廟では、雄と雌の唐獅子です。

 

 

 

中門 唐獅子

 

こちらは、中門に向かって右側の唐獅子。

 

 

 

 

こちらは、中門に向かって左側にある唐獅子。

 

右側の唐獅子は雄で、

外に出て商売をし、苦労して働き、

お金を貯めて家族を養うと言うことから、

唐獅子が持っている小判にお札をあてて

右回りにさするとお金持ちになれるそうです。

 

左側の唐獅子は雌で、

女性は家内安全、子孫繁栄と言うことから、

唐獅子が抱いている子供の唐獅子をさすると

良い子宝に恵まれるそうです。

 

 

 

中門と礼堂(右奥)

 

中国式の正式な参拝の仕方を希望される方は、

山門直ぐの左にある事務所受付で聞くか、

備え付けのパンフレットに

中国式の参拝の仕方が書かれているようです。

 

 

 

礼堂

 

 

 

 

 

 

四阿(あずまや)

 

四阿(あずまや)は、心和ませる憩いの(休憩)場所です。

 

 

 

神戸 関帝廟 本堂

 

 

 

本堂 天井の装飾

 

本堂内は、例によって写真撮影禁止となっていたので

写真に残せてはいません。

 

本堂内には、日本で馴染みある仏像ではなく

なんて表現したら良いのか。。。

人形様式の仏像がお祀りされています。

 

 

 

本堂屋根の青龍

 

本堂の屋根には、青龍が宝玉を掴んで互いに睨み合っていて

その青龍を見ると幸せになるという言い伝えがあるそうです。

 

日本のお寺の様式は、煌びやかな装飾も

辺りの景色と溶け合う感じで造られていますが、

中国の様式は、

色使いや装飾がバーンと目立つ感じで、

異国情緒が感じられて一目で違いが分かります。

 

神戸の中華街の南京町にあれば

街の雰囲気と建物の雰囲気とマッチするし、

訪れる人も何倍も増えるのになと思うのですが、

南京町に溢れる人が流れ込むのも

またそれはそれで困ることになるかもしれませんが。。。

 

花隈城跡も関帝廟も、この後に訪れる所も

面白味のある所で私は楽しめたのですが、

「良い所だから行ってみたら。」とか、

「良い所だから一緒に行こう!」てな感じで

知人に強く推せないんですよね。

 

私個人は、楽しめるけれども

誰もが楽しめるとは限らないと言う意味では、

京都の応仁の乱の遺構巡りであるとか、

神戸の福原遷都の跡地・遺構巡りと同じ感じです。

 

 

 

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