心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

羨んで

2021年12月10日 | 雑感・愚見

 

1986年 福岡県北九州市の商店街で

買い物に来ていた主婦の頬に

いきなり嚙みついた24歳の男が逮捕されました。

 

男は「女性があまりにも幸せそうだったので

急に憎たらしくなった。」と供述。

 

 

 

これって全く面識のない女性に

噛み付いたってんですから驚きで、

刃物で刺されたのでなくて

まだ良かったかなと思うところです。

 

「自分をふった女性が幸せにしているのを見て………。」

だとしても許されない行為に違いありませんが、

ひと欠片の男の気持ちを何とか拾えば

汲めないこともありませんが、

 

上の事件は、たまたま見かけた女性にですからねえ。

こうなるともうひと欠片じゃなくてひと屑、ひと粒。

気持ちを汲むには、かなり頑張ることになります。

 

 

誰かのような果実を欲しいと思うなら

その誰かに教えを請い、

あるいは見て真似て、見て盗み、

自分なりのエッセンスを発見し、

果実を得るための努力をすることが本筋です。

 

幸せな人を恨み、成功者を羨んで、人気を妬んで、

その誰かをけなして貶めたとしても

自分そのものは何も変わらず

本当に欲している果実を得ることはありません。

 

自分が幸せや喜びの果実を得られないなら

他人が果実を得る邪魔をしてやるでは、

果実を得られないどころか、

果樹園から締め出されてしまいかねません。

 

主婦の頬に嚙みついて逮捕された24歳の男は、

幸せな人の頬に噛みつくことで

自分に素敵なパートナーが出来ると唱える

変な宗教の信者ではないはずなので

単に脊髄反射的に相手を攻撃して

自分の嫌な気分を解消しようとしたんでしょう。

 

人を羨むと言う言葉がある位なので

人を羨む気持ちを持つ人が、

稀なことでもなく性格が劣悪ということでは

ないのだと思うのですが、

 

心に持つことと行動に移すことでは

天と地位の違いあります。

 

多くの人は、心の中に羨む気持ちが芽生えても

一時嘆いて、まあ仕方ないと受け入れたり、

今に見ていろ私だってと闘志を燃やしたりと

なるとは思うのですが、

 

他人を扱き下ろしたり、

貶めたりの行動に出てしまうのは、

本人の意識、無意識に自分には能力も魅力も

価値も無いと言うような強い思い込みがあるからかな。

 

言うまでもありませんが、

自分を求めてもらえたり、愛してもらうためには

立派であるとか優秀であるよりも

自分が自分を受容出来ていることが重要です。

 

 

自分のお店で販売している商品を

下らない商品とか価値が無い商品とか

大して旨くないとか思っていたら

それがまともな商品だったとしても

お客さんの購買意欲が萎えますし、

 

シャッターを閉めたままでも

誰かシャッターをこじ開けたり、

誰かシャッターを叩いたりして

お店に訪れてくれるお客に期待していては

まあ可能性は皆無となるのと同じようなものです。

 

自分の本当の人間的魅力なんてものは

自分では分からないものなので

心の中に自分には価値が無いなんてものは

単なる思い込みにすぎません。

 

自分が変えたいと思う考え方や捉え方や行動が

思いもしない自己イメージの影響を

受けていることもあります。

 

思い込みの自己イメージは

変えることが出来ない訳がありません。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



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