心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

東福寺

2017年12月02日 | 名所めぐり(京都)

清水寺本坊塔頭の成就院を後にして

えっちらと歩いて京阪・清水五条駅に、

そして、京阪・清水五条駅から東福寺駅へ到着。

 

到着した駅名からも分かるように

次の目的地は、紅葉の名所で知られる東福寺です。

 

京都・東福寺は、奈良の東大寺の「東」と

興福寺の「福」をとって寺名としているようで

京都五山の第四位の格式を誇るお寺です。

 

ちなみにですが、

1位は、世界遺産の天竜寺。(拝観済み)

2位は、相国寺。(未拝観)

3位は、建仁寺。(拝観済み)

4位は、東福寺。(今日、拝観)

5位は、万寿寺。(未拝観)

そして、南禅寺(2度拝観)は別格だそうです。

 

南禅寺は、ボクシングで言うならスーパーチャンピオン。

野球で言うなら殿堂入りかな。

 

私達は、東福寺を訪れるのも初めて、

この駅に降り立つのも初めてなのですが、

東福寺までの地図は必要ありません。

 

駅の改札を出て周りを観れば大丈夫。

東福寺に向かう人の流れが出来ています。

 

 

 

 

東福寺と言えば紅葉、東福寺の紅葉とくれば通天橋で、

人の流れに乗ってしばらく歩いていると、

通天橋の文字が彫られた石柱が現れました。

 

 

 

 

 

二つ目の石柱のその先の

白壁に挟まれた小路を歩いて行くと、

 

 

 

東福寺 臥雲橋(がうんきょう)

 

駅から500m位でしょうか。

臥雲橋は、東福寺にある3つの橋の一つで

紅葉の絶景スポットです。

 

最初、これが通天橋と勘違いして

こんなにあっさりと名物があるのかと驚いたのですが、

違いました。

 

臥雲橋の上に撮影禁止の看板を目にしても

昨年から通天橋での撮影が禁止になったと

ニュースで知っていたので、

最初から諦めと言うか覚悟はしていたのですが、

 

なんと、なんと、なんと、

今日は、撮影OKだそうです。

 

 

 

臥雲橋から見る紅葉(奥に通天橋)


 

東福寺は、京都に数ある紅葉の名所の中でも人気が高く、

境内の2000本の楓が赤く染まります。

 

 

 

 

せっかくの紅葉に影が。。。

 

 

 

臥雲橋を通り抜けて

 

ここだけでも十分に美しい景観です。

 

 

 

日下門に続く沿道

 

 

 

東福寺 日下門

 

この門より東福寺境内へと入るようです。

警備員の方、ごめんなさい。なんか犯罪者を映した

防犯カメラの映像のようになってしまいました。

 

 

 

東福寺 禅堂

 

日下門を入るとすぐ右手にある禅堂。

 

 

 

東福寺 本堂(仏殿兼法堂)

日下門を潜って正面にあるのが東福寺本堂。

 

 

 

東福寺 庫裡

 

国の指定名勝 東福寺の本坊庭園は、

この庫裡から入ります。

 

 

 

唐門(恩賜門)

庫裡横、方丈庭園の南側にある唐門は、

1909年(明治42年)に昭憲皇太后から寄進された

明治期唐門の代表作。

 

 

 

 

東福寺の唐門は、

二条城の唐門のように煌びやかではありませんが、

近づいて良く見るとビックリするほどの細かな彫刻が

全体に施されています。見過ごし厳禁です。

 

 

 

東福寺 方丈

 

 

 

国指定名勝 東福寺 方丈庭園(八相の庭)

 

「八相の庭」と呼ばれる東福寺の方丈庭園は、

最初にお出迎えしてくれる枯山水庭園の南庭

北斗七星の東庭井田市松の西庭小市松の北庭

4つの庭からなります。

 

白い砂に黒色の石が凄く映えています。

白い砂で海、石で蓬莱山を表現しています。

 

それと、

拝観者の話す声を盗み聞きした情報なのですが、

白砂に横たわる長方形の石は、

龍の背中を表現しているそうです。

 

 

 


 

この黒色の石は、鞍馬の石なのだろうか?

須磨離宮公園の石灯籠について

書かれていた立て看板を読んでから、

日本庭園で黒石を観ると鞍馬の石?と思うようになりました。

 

 

 

 

この庭が広くて長く、しかも方丈の縁側から近いので

拝観するには最高ですが、撮影するのが難しい。

そこそこの枚数を撮ったのですが、

最後まで納得の絵が撮れませんでした。

 

 

 

枯山水庭園 南庭

 

どこでも逆光に悩まされることが多いのは

何故なのか?

 

 

 

 

五山を表す苔に覆われた盛地。

 

 

 

 

 

 

 

この写真の画像、どこかで見たような。。。

どこで見たのだろうか。。。思い出せずにもやもやしています。

 

 

 

北斗七星の東庭

 

 

 

井田市松の西庭

 

 

 

 

刈り込まれたサツキと苔地が見事に調和しています。

 

 

 

西庭からみる通天橋と紅葉

 

 

 

小市松の北庭

 

 

 

 

 

 

小市松の北庭と紅葉

 

 

 

東福寺 方丈

 

この角度から方丈を観て

「あーーーー!キターーー!」と思い出しました。

 

映画「本能寺ホテル」で、綾瀬はるかさんが

タイム・スリップする場所の景観と酷似しているんです。

似てるどころか、そのものかもしれません。

東福寺がロケ地だったかもしれません。

 

方丈庭園を後にして、

私達は、いよいよ通天橋に向かいます。

 

 

 

通天橋横の紅葉の庭園

 

東福寺 経蔵横で通天橋の拝観料を収めて

最初に通り抜けする紅葉の庭園。

 

 

 

苔と落ち葉

 

これだけの落ち葉があると言うことは、

東福寺の紅葉の絶頂期が過ぎているかもしれません。

 

 

 

 

 

 

東福寺 経蔵

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

渓谷・洗玉澗(せんぎょくかん)からの通天橋

 

 

 

東福寺 臥雲橋を下から

 

 

 

渓谷・洗玉澗(せんぎょくかん)から通天橋

 

前に迫り出した箇所から観る紅葉が名物です。

 

 

 

東福寺 本堂(仏殿兼法堂)と通天橋

 

 

 

東福寺 通天橋

 

真っすぐ進めば開山堂、

右に曲がれば通天橋と紅葉コース。

 

通常、開山堂から通天橋と進むのが一般的のようですが、

東福寺の閉門時間までの残り時間を考えると、

私達には多くの時間が残されていません。

 

開山堂拝観か塔頭の特別拝観かの

正解が無い選択をしなければならず、

泣く泣く開山堂はスルー。

 

 

 

東福寺 通天橋から観る方丈

 

 

 

東福寺 通天橋から観る方丈

 

 

 

東福寺 通天橋から観る紅葉

 

この通天橋から、特に張り出した箇所から

渓谷・洗玉澗(せんぎょくかん)を見下ろす紅葉が

東福寺の名物です。奥に臥雲橋が見えています。

 

 

 

 

鮮やかな赤色の雲海を観ているような感じで

誠に持って壮観で美しいのですが、

近くにいた人の話を盗み聞きしたところによると

1週間ほど前と比べると

赤の色が薄れたように感じるとのことです。

 

紅葉の最高潮の時期は、

桜と同様に思いのほか短いことを知りました。

 

 

 

 

通天橋の拝観を終えて

方丈近くの特別公開中の塔頭拝観へ向かったのですが、

先に東福寺の伽藍のご紹介。

 

 

 

東福寺 三門

 

山門の前に池があって、石橋がかかっていて、

禅寺の妙心寺とよく似た感じです。

 

 

 

 

 

 

東福寺 本殿(仏殿兼法堂)

 

人影もまばらになり、

 

 

 

東福寺 三門(手前)本堂(奥)

 

日も暮れ始めて、16時30分の閉門時間が迫り来て、

 

 

 

東福寺 禅堂

 

 

 

東福寺 本堂と通天橋

 

 

 

通天橋

 

あれだけいた大勢の拝観者がいつしか消えて、

子供の頃に夕方まで外で遊んだ友達と手を振って別れて

互いが帰路につく感じと似た哀愁が漂います。

 

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり

沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす

 

 

 

東福寺 経蔵

 

警備員が私達を日下門から外へと追い出し始め、

嫌々と駄々をこねることなく素直に従い門外に出ると、

東アジアからの観光客と思われる一人の女性から

写真の撮影依頼を受け承諾。

 

東福寺の御利益なのか、

殆ど言葉が殆ど通じないのにもかかわらず、

相手の要望をほぼ完全に理解して撮影。

 

一枚目の写真は、女性が気に入らず、

さらに細かな要望を再び奇跡的に理解して撮影。

二枚目の写真の出来栄えを観た依頼者の女性は、

満面の笑みを浮かべて「パーフェクト!」

 

それに続いて綺麗なイントネーションで

日本語の「ありがとう。」を頂く。

 

私は、「ドウイタシマシテ。」と

変なイントネーションで返す。

 

 

 

臥雲橋から観る通天橋と紅葉

 

東福寺の名残を惜しみ、

帰路の臥雲橋での最後の一枚。

 

東福寺は、凄く有名なので

一度位は訪れてみよう的な感じでしかなく

あまり興味を持っていなかったんですよね。

 

と言うのも、東福寺は圧倒的な量の紅葉を

通天橋から眺めるのイメージでしかなく、

私が観たいのは、圧倒的な紅葉を観たいのではなく、

美しい紅葉と庭園や建物のコントラストだったんです。

 

ところが実際に訪れてみると東福寺は、

まあ凄かった。本当に凄かった。

そして、本当に素晴らしかった。

 

私の感覚的なものでしかありませんが、

敷地の規模はかなり広くて

これまで訪問した中でも1位か2位の感じですし、

境内の全てに重厚感と言うか、威厳と言うか、

それが漂っている感じ。

 

しかも、数多い東福寺塔頭が

ドカドカ特別拝観を実施して一帯がお祭り状態。

とてもじゃないけれど一度位の拝観では全てを観れません。

 

紅葉の時期以外でも満足できそうな東福寺は、

私のランキングでは横綱にランク・インとなりました。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
映画 本能寺ホテル (Unknown)
2017-12-03 01:14:22
先生こんばんは!

先生も映画「本能寺ホテル」ご覧になられたのですね!私も観ました!

織田信長の若い頃の回想シーンで
貧富の差なく他人を思いやる暖かい心の持ち主という印象を持たされた缶蹴りの様なシーンがあり
私も心の広い暖かい人間に成りたいな!
と思いました。

本能寺ホテルの撮影場所は綾瀬はるかさんと森蘭丸の出会いのシーンで東福寺が使われた様です

織田信長と綾瀬はるかさんの出会いの場所は兵庫県姫路市の亀山本徳寺が使われたそうです

他にも南禅寺も使われたそうですよ!

私が南禅寺に行ったのは15年ほど前です
高い場所に水路があった事が今でも印象に深く残っていて、水の有難さや水を大切にする気持ちを知る事ができました

豆腐を作るのは水が命と聞いた事がありますが、南禅寺の名物が湯豆腐なのも納得できます。湯豆腐おいしかったなー

東福寺の存在は今まで知らず
先生の写真と文章で初めて知りました
とても素敵な場所ですね
東西南北で庭の様子が違うのも洒落ています
とても広い印象を持ちました

映画 本徳寺ホテルの撮影場所として
妙心寺も使われたそうですが
確か妙心寺は体験的に1泊できるという案内を妙心寺の近くの張り紙で見た記憶があります

妙心寺は臨済宗の寺で禅寺ですので
1泊して食事を含めた禅体験が出来るのではないかと、いつかは1泊したみたい寺です。先生も妙心寺へ観光の予定があるのであれば、是非1泊してみてはいかがでしょうか
返信する
本能寺ホテル (神戸花時計)
2017-12-03 03:26:20
やっぱりそうでしたか。名所巡りでこれまで結構な寺院に行っているので、どこだろうと思い起こしても思い当たらなかったのですが、思い当たらないはずですね。まだ行っていなかった東福寺だったんですね。

東福寺は凄かったですよ。どうせ行くなら紅葉の時期が良いとは思いますが、深緑の東福寺もなかなか良いと言う話を聞きました。それと本能寺ホテルの信長は、コメント主さんの言うように良い人に描かれていましたね。

南禅寺は2回拝観しました。南禅寺は凄く大きな禅寺ですよね。方丈庭園も南禅寺庭園も塔頭の金地院、天授庵の庭園も良かったですよ。ですが残念なことに南禅寺の山門に上がれるのに上がっていないのと名物、湯豆腐は食べていないんです。コメント主さんは、三門に登られたんでしょうか。それと八坂神社の祇園豆腐も食べていません。

亀山本願寺は拝観したことがありませんので興味が湧いてきました。それと妙心寺はこの前、一度拝観してきました。大きな禅寺でした。さすがに一泊はあれですが塔頭の庭園は綺麗でした。

コメント主さんは、詩仙堂にも行かれているんですよね。私も来年には詩仙堂、圓光寺、曼殊院のコースで拝観したいと思っています。
返信する
南禅寺 (Unknown)
2017-12-03 04:19:32
先生!こんばんは!

早速のお返事ありがとうございます!


南禅寺の山門?三門?どちらの漢字が正しいのか判りませんが入り口の大きな門には確か登った様な記憶がありますがハッキリと覚えていません
南禅寺には何回か行った事があり、湯豆腐も南禅寺の境内にある店で食べたのはハッキリ覚えているのですが誰と行ったのかを思い出せずにいます
多分シラフでは無かったのかも知れません

最後にいったのは母親と2番目の女房と3人で行った時で、その時も境内の湯豆腐店で食べた事を覚えています

そんな訳で三門?山門?に、きっと上がっているに違いない!という結論に、なりますが、記憶に無いので感想も述べられません あしからず

それと、姫路市の亀山本願寺ではなく
亀山本徳寺ですのでお間違えの無いように!

来年、詩仙堂に行く予定との事ですが
北朝鮮が再びミサイル発射の可能性!との報道もありますので、早めに行かれる事をお薦めいたします

日本海側の沿岸で多数の船が発見されているようですが、特殊工作員が日本に上陸している可能性も考えられます

日本に何か危害を加えようとするのなら
その時は先生!極真カラテと少林寺拳法で日本の国を守ってくださいね!
返信する
南禅寺 (神戸花時計)
2017-12-03 09:12:31
門の名称ですが、前に調べたことがあるのですがややこしくて良く分かりません。

ただ、妙心寺かどこかの禅寺の偉い僧侶が、「3つの解脱をして涅槃にどうこうの禅の思想があり、禅寺では三門としている。」と話していたのを聞いたことがあるので、私は禅寺は三門、禅寺でない所は山門と呼ぶようにしています。

亀山本徳寺でしたか、ありがとうございます。

あと工作員の話ですが、私なんかがどうこうよりも日本が窮地に陥ったら日本にはヒーローが沢山いるので現れて助けてくれますね。

ウルトラマンでしょう。仮面ライダーでしょう。ヤッターマンでしょう。デビルマンとかエイトマンとかパーマンとか忍者ハットリくんとか。
返信する
三門か山門か (Unknown)
2017-12-03 09:52:44
先生!こんにちは!

早速のお返事ありがとうございます

禅寺では三門と呼ぶとの事ですが
きっと拘りがあるのですね

それと日本にはヒーローがいるとの事ですが、それを聞いて安心しました

私的には、先生が1番強いと思っています

催眠術で、全員を平和な思考にしてしまえば良いですからね

とうとう暦も師走に入りました

先生にとって今年は良い年でしたでしょうか?

寒さが増して空気が乾燥しています
くれぐれも風邪など惹かれぬよう
お過ごし下さい
返信する
風邪 (神戸花時計)
2017-12-04 07:10:29
そうですね。寒さが増してきていますね。コメント主様もお風邪を召されぬようお気を付けください。
返信する
Unknown (Unknown)
2017-12-04 12:38:25
先生!お返事ありがとうございます!

私の身体の事を思う温かいお言葉
ありがとうございます
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。