日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

今日は「体育の日」、昨日は・・・

2005-10-10 18:55:38 | 徒然
今日は「体育の日」で、3連休最終日となった。
「ハッピーマンデー」ということで、第2月曜日が「体育の日」になったが元々10月10日は、東京オリンピックが開催されたことを記念して、祝日となっていた。
お天気の良い日が多いということだったが、今年は雨の体育の日となった。
ところで、昨日は何の日だったかご存知だろうか?
様々な記念日が、毎日あるのでそんなこと・・・となるのだが、実は10と9で「塾の日」だったらしい。

先週内閣府から、興味ある意識調査が発表された。
7割の親御さんは「学校より塾や予備校が優秀」という回答をしたという内容のものだ。
インターネットでの調査ということで、インターネットが使える環境にある家庭とそうでない家庭があるため、決して公平なデータとはいえないのだが、それにしても・・・。
今の親御さんにとって「学校」という存在は、何んだろう?と疑問に思ってしまうのだ。
「学校で教えるモノ」は勉強だけではないが、やはり中心となるのは勉強であって、お箸の持ち方や挨拶といったことではない、と思うのだが・・・違うのでしょうか?
それに、塾や予備校が教えている勉強は、あくまでも「受験テクニック」なんじゃ・・・。
「塾」といえば、「そろばん塾」や「お習字」だった世代の私には違和感がある。

そして、体育の日の今日。
「子供たちの運動能力の低下」が、今年も指摘された。
「社会が便利に都市化すればするほど、からだではなく頭中心の社会になる」と言ったのは、解剖学者・養老孟司先生だったが、それが現実になりつつあるようだ。
ただ、子供たちのお稽古上位には「水泳教室」や「体操教室」が、毎年ランクインしている事実もある。

塾やスポーツ教室に通える子供と、通えない子供という二極化が進みつつあるということなのだろうか?
教育の平等って、どうなっているんだろう?
「教育の平等のために、学校がある」はずなのでは?
そして「受験テクニック」を身につけても、学力が向上する訳でも、社会で使える「知力」が身についている訳でもない。ということは、大人が一番良く分かっているはずなのだが、こと自分の子供となると別なのだろうか?