日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

温暖化対策第1弾?「電動バイク」

2009-10-18 22:03:25 | ビジネス
朝日新聞のWEBサイトに、電動バイクも開発競争熱く 各社がコンセプトカーという記事が掲載されている。
おぼろげな記憶では、以前、ヤマハ発動機が「電動バイク」を発売していたと思っていたのだが、どうやらバッテリーの問題で、生産・販売中止となっていたようだ。

それから、バッテリーなどの開発が進み再び「電動バイク」の開発に、各社(といっても、3社のようだが)が力を入れ始めたというコトだろう。
その背景にはやはり、鳩山さんが国連で宣言した「温暖化ガス排出25%削減」という目標があるからだろう。
事実、今日の日経新聞のWEBサイトには、温暖化ガス25%削減「必ずできる」 首相、企業に協力要請へという記事が掲載され、関連記事として、同友会や日商が協力体勢とある。
経団連の名前がないのが気になるが、やはりこれまで自民党寄りできたのだから、仕方ないのかも知れない。
政権交代で、いきなり方向転換というコトもできないのだろう。

それにしても、「コンセプトバイク」というコトもあり、それぞれにユニークなデザインが目を引く。
もちろん、ホンダのように「らしさ」を感じさせるデザインもある。
記事中には、写真掲載がないがスズキは燃料電池式のモノのようだ(プレスリリースを下にスクロールしてください)。
ヤマハやホンダが、都市の中近距離の移動を考えているのに対して、スズキは現在の大型バイクのような使い方の提案を考えているようなデザインだ。
もしかしたらスズキの場合、高齢者向けの電動カー(通称:セニアカー)の実績があることから、新しいタイプの電動バイクを考えているのかも知れない。

三社三様の考えがあって、それぞれが魅力的なモノづくりをすれば、それだけ「電動バイク」の市場は魅力的なモノになるだろう。

それにしても、鳩山さんの「温暖化ガス25%削減」に応えるようなタイミングでの「電動バイク」の発表は、企業側としては願ってもないパブリシティとなったようだ。