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東京中心発信からローカルメディアへ?

2018-04-11 12:31:08 | 徒然

SMAPのメンバーだった稲垣さん、草彅さん、香取さんの3人の映画が2週間限定で、公開されている。
その映画絡みについての記事が、ネットにあった。
THE RALE LIVE WEB:元SMAP映画は、何故テレビで告知できない?”I女史”への批判の真偽
記事の内容は、「彼ら3人の映画の告知がテレビでされていない」という趣旨だが、ネット上の書き込みには、キー局などでは取り上げないのになぜ?という疑問の書き込みがある反面、関西や北海道からの書き込みでは、「普通に映画の舞台挨拶のニュースを取り上げています」という書き込みがあった。

先月には、「パラリンピック」のイベントとして「パラ駅伝」に登場し、応援ソング「雨上がりのステップ」を披露している。
ところが、このニュースに関して、在京のキー局と言われるテレビ局のほとんどが、そのニュースを伝えていないらしい。
キー局がニュースを伝えないのに対して、ローカル局では積極的に取り上げる、という「逆転現象」のような状況が、この3人の報道に対して起きている、というのだ。
週刊女性PRIME:稲垣・草彅・香取の戦略、彼らが「ローカルメディア」に目を付けた強い意味とは

3人が以前所属していた事務所から独立する切っ掛けとなったことは、既に周知のことと思われるので拙ブログで説明をする必要はないと思う。
そして新しい活動を始めた彼らが選んだ主な媒体は、テレビではなくネットだった。
確かに今のようなネット社会であれば、テレビに依存することなくある程度の情報は伝わるだろう。
何より、SNSなどを通じて直接3人から発信される情報は、まぎれもなく彼らの言葉であり考えである、と多くのファンは受け止めているはずだ。

一方、本当のところはわからないがキー局側は以前所属していた事務所に対して「忖度をしているのでは?」と、ネット利用者からはさんざん指摘されてきている。
実際、3人が出演してたキー局製作のテレビ番組が、次々と終了してしまっている。
そのようなこともあり、3人のファンやSMAPのファンだけではなく、多くの生活者がキー局に対して疑心暗鬼になっている部分があるのでは?という、気がしている。
だからこそ、ローカルメディアという、以前所属していた事務所の息が掛からない(?)メディアに積極的なアプローチをする、という部分があるのかもしれない。

しかし、視点を変えると「ローカルメディア+ネット」という組み合わせは、これからのメディア発信の在り方かもしれない、という気がするのだ。
東京中心の情報発信は、「噴水」のようなカタチで全国に情報発信がされる。
場合によっては「大本営発表」のような、危険性もある。
特に最近の政治の動きを見ていると、そんな不安を感じることがあるし、そのような傾向は全世界で広まりつつあるような気がするのだ。

ところが「ローカルメディア+ネット(特にSNS)」という組み合わせは、ローカルメディアという点をネットという線で繋げていき、それがいつしか日本全国に(場合によっては、海外にも)張り巡らされることになる。
今という時代だからこそできる方法で、そこに参加する生活者は驚くほど多くなるはずだ。
そのために必要なコトは、自分にとって都合の悪い情報も知るということや寛容性ということになるだろう。
何より「フェイク・ニュース」が、紛れ込んでいる可能性も高い。
それを見分けるリテラシーが、一番重要になってくる。
それでも「噴水型の東京中心発信メディア」に比べれば、情報発信力は強くなっていくはずだ。
それは「多様性」を認める、情報の新しいあり方だからだ。

「新しい地図」のような情報の発信の仕方は、地方で埋もれている企業や自治体が、互いに協力しあうことで可能になることができるのではないだろうか?