日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

イメージで物事をとらえてはいけない

2018-04-04 18:28:35 | アラカルト

今朝飛び込んできた「youtube本社」で起きた、発砲事件。
4人の方が負傷し、犯人は自殺をしたようだ。

Huffpost:ユーチューブ銃撃事件の犯人、運営に不満を訴えていた「動画が検閲された」

今回の事件でまず驚いたのは、犯人が女性であった、ということだ。
驚いたのは、私だけなのかもしれないが、これまで米国で起きた発砲事件の犯人のほとんどが、男性であったように思う。
フロリダの高校を襲撃した犯人は、卒業生男子だった。
男性だけが、銃を持ち・使うというわけではない、ということは十分理解しているつもりだが、女性がこのような発砲事件を起こす、ということは考えられなかった。

もう一つは、この犯人である女性が「ヴィーガーニズム(純菜食主義者)」であった、ということだ。
私の中で「菜食主義者」というのは、穏やかな人というイメージがあったからだ。
ただこの事件で、ヒットラーもまた「菜食主義者」であった、という説があったことを思い出したのだ。
Wikipedia:アドルフ・ヒットラーの「ベジタリアニズム」

Wikipediaにあるように、本当にヒットラーが「ベジタリアン」であったかどうかは、分からない部分もある。
ただ、そのような記述が残されている、ということを考えれば、「ヴィーガーニズム」ほどではなかったかもしれないが、ベジタリアンの傾向があった、ということになるのかもしれない。

ベジタリアンや「ヴィーガーニズム」だからと言って、今回の犯人女性やヒットラーのような人物になるとは限らない。
むしろ、今回の事件は「動画が検閲された」とか「再生回数が減った」ということに腹を立て、今回の凶行に及んだ、と考えるのが自然だろう。
犯人女性が、Youtuberであれば動画が検閲され、削除されたりすれば、収入が減ることになるだろうし、それが切っ掛けとなって再生回数が減れば、尚のことだろう。
その一方で、犯人女性の思い込みの激しさ、ということも感じてしまう。

これまでの「銃撃事件=男性が起こす」とか「菜食主義者=穏やかな人格者」という、イメージでモノゴトを思い込んではいけない、ということを教えてくれた事件でもあるような気がする。
負傷された方々の早い回復と、銃撃されたという恐怖から立ち直られるコトを願うばかりだ。