竜王町には「東の竜王山・雪野山」と「西の竜王山・鏡山」という「龍王」にまつわるとされる山が2座があるといいます。
西の竜王山とされる鏡山(標高384.6m)の山中には「鳴谷渓谷・鳴谷の石床」という迫力のある峡谷や「鳴谷池」という美しい池があるといい、ハイキングを兼ねて訪れてみました。
三井アウトレット滋賀竜王の駐車場に車が停められるとのことでしたが、なにせ集客量の多いモールですから広すぎてどこに停めれば登山口に近いのか分からない。
登り口もどこにあるのか分からなかったのですが、適当にあたりを付けて場所に車を停めて山方向へ歩いて行くと、運よく登り口はすぐに見つかりました。
登り口まで行くと、何ヶ所も「鏡山ハイキングコース」の看板があり、間違いようのない案内がされています。
コースに入ってもしばらくは歩きやすい道が続き、鳴谷渓谷の清流からの冷気でヒンヤリとして心地よく歩ける。
道の両脇のシダ植物が薄緑色の広がりを見せ、山に蓄えられた水を吸って、夏の強い日差しに照らされて大きく成長しているようです。
シダの隙間から鳴谷渓谷が時々垣間見える場所があるのも心地よい。
「鳴谷渓谷・鳴谷の石床」へは想像していたより早く到着でき、峡谷へ降りられる場所を探して岩場へと降りてみる。
岩の上は水飛沫で濡れてヌルヌルしていて足が滑りやすかったものの、峡谷が眺められる場所を探して岩の上を移動する。
石床は上部から何段かの石床を下りながら落ち着いた下流へとつながっています。
この場所は竜王町で選ばれた八つの景勝地「竜王八景」の一つとなっており、静かな山の中で水音だけが響いていました。
季節柄、水量の多い時期だったのが幸いして峡谷の迫力が充分に満喫できたのは、ここまで来た甲斐があったというもの。
日中は30℃超えの猛暑日にも関わらず、涼風と水飛沫が気持ちよく暑さは感じない。
ここからさらに登っていくと「鳴谷池」の畔に出る。
鳴谷池は水量が減ってしまう季節があるといいますが、この日は満々とした水を蓄えています。
鏡山の山中にある鏡のような池とでも呼べそうですね。
池に沿って歩いていくと木橋が架かり、そこから登山道へとつながっている。
今回見たかったのは「鳴谷渓谷・鳴谷の石床」と「鳴谷池」でしたが、まだ体は軽く疲労感は全くないので山道を登っていってみる。
ただ、この辺りから先は道は整備されてはいるものの、傾斜や木段が多くなり、鳴谷渓谷の清流からも離れてしまうため涼しい風は吹かず、汗が噴き出してくる。
看板の表示は所々で見かけるものの、距離が書いていないのでどこまで登ってきているのかが分からないのが難点です。
「石の広場」の看板があったので行ってみたが、幾つかの石が転がっているだけで特に見るべきものはないようです。
そのまま進んで元のルートに戻ろうとしたのですが、道は見えているもののシダが盛大に茂っていて横断できず、今歩いて来た道を戻る羽目になる。
「雲冠寺跡」の看板が見えてくると、看板の奥に石垣の跡がありました。
「雲冠’(観)寺」は、718年に弥勒像を本尊として開かれた寺、あるいは598年(600年に聖徳太子によりとの説もある)に創建されたとされます。
その後衰退したものの817年に最澄により再建され、1568年に廃絶したといくつかの説がある寺院です。
寺院跡には室町時代の地蔵三尊像の摩崖仏と浮彫された地蔵菩薩像があったようですが、分かれ道で真っすぐに登るルートを選んでしまったため見ることは叶わず。
結果的には「雲冠寺跡」のルートの方を選んだ方が良かったようでしたが、頂上を指す看板の誘惑に負けてしまった。
この岩がある所までくると、ほぼ頂上近くまで来ているのが実感できます。
「展望の広場」の看板がありましたので、山の上からの景観がいいだろうと思い看板の指す方向へ進んで行きます。
思わず目を疑ってしまいましたが、ここが「展望の広場」。
草木に覆われてしまい展望は全くありません。広場と名は付いていても草木に覆い尽くされて入ることすら出来ない。
もう少し進んでみようかとも思いましたが、ここで折り返して下山します。
頂上の看板も三角点もなかったなぁと不思議に思っていたら、実は展望台から少し行ったところにあったようなので惜しい事をしてしまいました。
下調べもせず気ままに山を登ったりすると、こういうことになるのでしょうね。
頂上近くに一カ所だけ眺望があるところがあったので下界を見下ろしてみます。
標高400m弱の山ですから高さは感じないものの、唯一景観の見渡せた場所です。
蒲生野の田園地帯の風景が目の前に広がり、流れる汗をぬぐいながらしばしの休憩をします。
とはいえ、時間の経過と共に気温が上がってきていましたので、早く水場まで降りて涼みたくなってくる。
ところで、山の中でノコギリクワガタを発見しましたよ。
自然の中でノコギリクワガタを見つけたのは、小学校以来でしょうか。
日本のクワガタだと「オオクワガタ」「ミヤマクワガタ」「ノコギリクワガタ」「コクワガタ」「ヒラタクワガタ」といったところが馴染みがあるかと思いますが、難易度の高いオオクワガタを除くと、ミヤマやノコギリは魅力的ですよね。
子供の頃には「蹴り採集(木の幹を蹴って落ちてきたクワガタを捕まえる)」でもクワガタが採集できたものですが、今もそんなことをして遊んでいる子供っているのでしょうかね。
さて、クワガタと遊んでいる間に増々太陽が照り付けてきましたので、下山して「鳴谷渓谷・鳴谷の石床」へ立ち寄って涼みます。
日当たりが良くなると峡谷はますます美しく見えます。自然の中ではわずか1~2時間で風景が一変しますね。
思わず水遊びしたくなるような誘惑がありつつも、大人気ないことは止めて下山します。
この日は帰り道の登り口近くでカメラ片手に登ってくる人に会ったのが唯一出会った人でしたので、鳴谷渓谷ルートを貸し切り状態で楽しませていただきましたよ。
西の竜王山とされる鏡山(標高384.6m)の山中には「鳴谷渓谷・鳴谷の石床」という迫力のある峡谷や「鳴谷池」という美しい池があるといい、ハイキングを兼ねて訪れてみました。
三井アウトレット滋賀竜王の駐車場に車が停められるとのことでしたが、なにせ集客量の多いモールですから広すぎてどこに停めれば登山口に近いのか分からない。
登り口もどこにあるのか分からなかったのですが、適当にあたりを付けて場所に車を停めて山方向へ歩いて行くと、運よく登り口はすぐに見つかりました。
登り口まで行くと、何ヶ所も「鏡山ハイキングコース」の看板があり、間違いようのない案内がされています。
コースに入ってもしばらくは歩きやすい道が続き、鳴谷渓谷の清流からの冷気でヒンヤリとして心地よく歩ける。
道の両脇のシダ植物が薄緑色の広がりを見せ、山に蓄えられた水を吸って、夏の強い日差しに照らされて大きく成長しているようです。
シダの隙間から鳴谷渓谷が時々垣間見える場所があるのも心地よい。
「鳴谷渓谷・鳴谷の石床」へは想像していたより早く到着でき、峡谷へ降りられる場所を探して岩場へと降りてみる。
岩の上は水飛沫で濡れてヌルヌルしていて足が滑りやすかったものの、峡谷が眺められる場所を探して岩の上を移動する。
石床は上部から何段かの石床を下りながら落ち着いた下流へとつながっています。
この場所は竜王町で選ばれた八つの景勝地「竜王八景」の一つとなっており、静かな山の中で水音だけが響いていました。
季節柄、水量の多い時期だったのが幸いして峡谷の迫力が充分に満喫できたのは、ここまで来た甲斐があったというもの。
日中は30℃超えの猛暑日にも関わらず、涼風と水飛沫が気持ちよく暑さは感じない。
ここからさらに登っていくと「鳴谷池」の畔に出る。
鳴谷池は水量が減ってしまう季節があるといいますが、この日は満々とした水を蓄えています。
鏡山の山中にある鏡のような池とでも呼べそうですね。
池に沿って歩いていくと木橋が架かり、そこから登山道へとつながっている。
今回見たかったのは「鳴谷渓谷・鳴谷の石床」と「鳴谷池」でしたが、まだ体は軽く疲労感は全くないので山道を登っていってみる。
ただ、この辺りから先は道は整備されてはいるものの、傾斜や木段が多くなり、鳴谷渓谷の清流からも離れてしまうため涼しい風は吹かず、汗が噴き出してくる。
看板の表示は所々で見かけるものの、距離が書いていないのでどこまで登ってきているのかが分からないのが難点です。
「石の広場」の看板があったので行ってみたが、幾つかの石が転がっているだけで特に見るべきものはないようです。
そのまま進んで元のルートに戻ろうとしたのですが、道は見えているもののシダが盛大に茂っていて横断できず、今歩いて来た道を戻る羽目になる。
「雲冠寺跡」の看板が見えてくると、看板の奥に石垣の跡がありました。
「雲冠’(観)寺」は、718年に弥勒像を本尊として開かれた寺、あるいは598年(600年に聖徳太子によりとの説もある)に創建されたとされます。
その後衰退したものの817年に最澄により再建され、1568年に廃絶したといくつかの説がある寺院です。
寺院跡には室町時代の地蔵三尊像の摩崖仏と浮彫された地蔵菩薩像があったようですが、分かれ道で真っすぐに登るルートを選んでしまったため見ることは叶わず。
結果的には「雲冠寺跡」のルートの方を選んだ方が良かったようでしたが、頂上を指す看板の誘惑に負けてしまった。
この岩がある所までくると、ほぼ頂上近くまで来ているのが実感できます。
「展望の広場」の看板がありましたので、山の上からの景観がいいだろうと思い看板の指す方向へ進んで行きます。
思わず目を疑ってしまいましたが、ここが「展望の広場」。
草木に覆われてしまい展望は全くありません。広場と名は付いていても草木に覆い尽くされて入ることすら出来ない。
もう少し進んでみようかとも思いましたが、ここで折り返して下山します。
頂上の看板も三角点もなかったなぁと不思議に思っていたら、実は展望台から少し行ったところにあったようなので惜しい事をしてしまいました。
下調べもせず気ままに山を登ったりすると、こういうことになるのでしょうね。
頂上近くに一カ所だけ眺望があるところがあったので下界を見下ろしてみます。
標高400m弱の山ですから高さは感じないものの、唯一景観の見渡せた場所です。
蒲生野の田園地帯の風景が目の前に広がり、流れる汗をぬぐいながらしばしの休憩をします。
とはいえ、時間の経過と共に気温が上がってきていましたので、早く水場まで降りて涼みたくなってくる。
ところで、山の中でノコギリクワガタを発見しましたよ。
自然の中でノコギリクワガタを見つけたのは、小学校以来でしょうか。
日本のクワガタだと「オオクワガタ」「ミヤマクワガタ」「ノコギリクワガタ」「コクワガタ」「ヒラタクワガタ」といったところが馴染みがあるかと思いますが、難易度の高いオオクワガタを除くと、ミヤマやノコギリは魅力的ですよね。
子供の頃には「蹴り採集(木の幹を蹴って落ちてきたクワガタを捕まえる)」でもクワガタが採集できたものですが、今もそんなことをして遊んでいる子供っているのでしょうかね。
さて、クワガタと遊んでいる間に増々太陽が照り付けてきましたので、下山して「鳴谷渓谷・鳴谷の石床」へ立ち寄って涼みます。
日当たりが良くなると峡谷はますます美しく見えます。自然の中ではわずか1~2時間で風景が一変しますね。
思わず水遊びしたくなるような誘惑がありつつも、大人気ないことは止めて下山します。
この日は帰り道の登り口近くでカメラ片手に登ってくる人に会ったのが唯一出会った人でしたので、鳴谷渓谷ルートを貸し切り状態で楽しませていただきましたよ。
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