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“男のためのガーデニング”改め

「上賀茂神社の勧請縄と睦の木」~京都市北区上賀茂本山~

2021-03-14 15:55:15 | 御朱印蒐集・仏像・磐座・巨樹・古墳・滝・登山
 「上賀茂神社」に参拝する機会があり、駐車場に車を停めて境内に入ろうとした時に驚いたのは、各鳥居に勧請縄が吊るされていたことでした。
過去に参拝した時の写真を見てみると同じように勧請縄が吊るされていましたので、以前は興味がなく目に入っていなかったということになります。

そもそも「注連縄」と「勧請縄」の何が違うかは分かりませんが、大きくは注連縄のカテゴリーの中に勧請縄が含まれるのかと思っている次第です。
さがり・御幣・榊が4本づつ吊るされた「注連縄」は、「勧請縄」と呼んでも差し支えないのではないでしょうか。



上は「二の鳥居」の勧請縄で、下は「酉の鳥居」の勧請縄。
駐車場からは「酉の鳥居」から入りましたが、この勧請縄を見た時は“あれっ上賀茂さんの鳥居に勧請縄が!”と心躍る瞬間でした。



「上賀茂神社」は正式には「賀茂別雷神社」といい、神代の昔、本殿の背後に位置する「神山」に御降臨になり、天武天皇の御代の678年には賀茂神宮が造営されたといいます。
平安遷都以降は「山城国一之宮」となり、有名な葵祭(賀茂祭)は平安時代から貴族の祭りとして、その神事は今も続きます。



長くて広い参道を歩いて「一の鳥居」へ行くと、一の鳥居にも同じ勧請縄が掛けられていました。
上賀茂神社の4つの鳥居には全て同じような勧請縄が掛けられてあり、上賀茂神社共通の祀り方をされているようです。





境内を流れる「ならの小川」の東側にあるのは「なら鳥居」。
本殿・権殿の前には楼門があり、境内地へつながる道には鳥居があるのは各方面に結界が張られているということでしょうか。





上賀茂神社の参道には「斎王桜」と「御所桜」という2本の枝垂れ桜があり、紅梅の桜が見事だとされていますが、咲きそうな気配は全くなくまだ開花はかなり先のようです。
「渉渓園」を歩いていると「陰陽石」の近くに御神木とされる「睦の木」があって、しばし魅入ってしまいました。



スダジイの横の案内板には「このスダジイの木は、300年以上昔よりこの大地に根差し、一つの根より大樹が何本も伸びているところから一つに結ばれた仲睦まじい家族を表す。
家族の絆や家内安全を見守って下さいます。そっと手を合わせてお祈り下さい。」とある。



裏側から見ると幹は大きくは3本あるように見え、上部ではさらに何本にも分岐しています。
前回の参拝時に「陰陽石」は見ていましたが、すぐ横にあるこの「睦の木」が記憶にないのは当方の趣味趣向の変化ということなのでしょう。



本殿参拝を済ませた後、「八咫烏みくじ」を買ってみました。
神武天皇の東征の折、一行を導いたとされる八咫烏のみくじは、3本足の八咫烏の胸に双葉葵が描かれたもの。



今回は別の用事があって上賀茂神社にも参拝したのですが、やはり京都の神社仏閣には独特の雰囲気があります。
奈良にも行きたいのですが、勝手気ままな旅が出来るようになるのはいつになるのでしょうね。



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