滋賀県の湖西地方の高島市にはキャンプ場が幾つか点在してにぎわっていますが、人が訪れる理由の一つには京都や大阪からのアクセスが良いことがあると思います。
また、コロナ渦の影響でアウトドアで自然を楽しむ人や、タレントの“ぼっちキャンプ(ソロキャンプ)”などが人気を集めていることからキャンプを楽しむ人が増えているようです。
高島市マキノ町の「マキノ高原」は、冬はスキー場が営業され、スキーのオフシーズンにはキャンプを楽しむ人や赤坂山や寒風大谷山への登山を楽しむ人が訪れるといいます。
「マキノ高原」からトレッキングコースを歩いて行くと「調子ヶ滝」という滝があると聞き、難コースではないようなので「マキノ高原」へ足を運びました。
「マキノ高原」前のキャンプ利用者でない人が駐車する登山者用駐車場に車を停めて歩き出すと、石積みのヨキトギ川の心地よい水音が響いてくる。
子供たちが魚つかみや水遊びが出来る場所もあるようですので、人工的に整備されていて真夏なら大人でも水遊びをしたくたるような川です。
キャンプ場エリアに入って驚くのはキャンプサイトの広さでしょう。
キャンプ場だから当たり前なのですが、キャンプする人に合わせて“林間サイト”“高原サイト”“森の隠れ家サイト”など趣味に合わせたサイトがあるのも面白い。
この高原サイトには赤坂山(標高824m)や大谷山(標高814m)の登山口があるため、登山の方も多く見受けられ、皆それぞれの休日を楽しんでおられるようでした。
高島市ではかつて近江商人が使っていた道を「中央分水嶺・高島トレイル」として整備して、12の山・12の峠を登山道でつないだ全長80キロのコースもあるようです。
緩やかな登りのキャンプ場サイトを抜けると“セラピーロード”が始まります。
セラピーロードは森林浴を目的に作られている道で、森林セラピーは医学的な証拠に裏付けられた森林浴効果のことだとあります。
高島市には「朽木森林公園・くつきの森」「今津旅行村ビラデスト今津」「マキノ高原」の3つのセラピー基地やセラピーロードが設定されていて、この道はその一つになります。
遊歩道と交差するセラピーロードに入るとキャンプ場サイトの人工的な岸辺とは打って変わって自然の渓流が流れ、歩いている間ずっと水音が聞こえてくる。
水の音には「1/fゆらぎ」の波形が含まれていてリラックス効果があるといい、木々の緑と水音だけの世界を歩いているのは心地良い。
水音がよく響いているのは、何ヶ所かに設けられた治山施設から流れ落ちる水の音によるものなのでしょう。
ヨキトギ川に段差が多いのを見ると、緩やかな道とはいえ高原を登っていっているのを実感できる。
やや傾斜のある道へ入ると奇妙な形に曲がった2本の樹に出会います。
根元から立ち上がったところで坂下の方へ曲がっているのは冬の雪の影響でしょうか。
高島市も雪の多い地域で、この下にはスキー場があるくらいですから、雪の重みで曲がったことも充分に考えられます。
セラピーロードには「三本杉」が2カ所にあり、下は最初に出会う三本杉です。
さほど幹周は太くはありませんので迫力には欠けますが、これは調子ヶ滝への目印となるのでしょう。
すぐ近くには2つ目の「三本杉」。
こちらもさほど大きなスギとはいえず、両方とも樹齢はさほどではなさそうです。
突如現れたのは白樺と思われる樹の群生。
案内図では「シラカバの空間」という場所があったようですが、そことは違うようで本当に白樺なのかも実はよく分かりません。
道を登りきると目に入ってきたのは「調子ヶ滝」の姿です。
想像していたより距離があり、登山者用駐車場から結局40分くらいかかったと思います。
滝は全長13mあるといい、水量が多く近くにいると大気中に漂う水飛沫でヒンヤリとして涼しい。
歩いている間にかいた汗も引いていくが、滝を横からしか眺めることが出来ない。
しばらく悩みましたが、正面から滝を眺めるには滝壺直下の沢を渡るしかない。
しかし、飛び石で渡れるような場所ではなかったため、靴を脱いで裸足で渡ることになりました。
沢は深い所だと膝辺りまであり、浅い場所をたどっていくが、なんとも足場が不安定なため、倒木の枝を頼りにして掴みながら歩いて行く。
ヒヤリとしたのは枝に弾かれて眼鏡が飛ばされたこと。浅瀬に落ちたので助かりましたが、流れの強いところに落ちていたら流されてしまっていたでしょうね。
「調子ヶ滝」の一番の魅力は水量の豊富さなのかと思います。
大きさよりも豊富な水量の水の迫力に圧倒されるような滝です。
マキノ高原の案内図には調子ヶ滝が最終地点になっていますが、この滝の奥には「不動滝」「三の滝」「無名滝」があるようです。
道がはっきりしませんが、調子ヶ滝の横に細い滝状のものがあり、その下に道があるにはありましたが、前日の雨で道はぬかるんでいるうえに傾斜が強そうであり、この先は断念致しました。
滝を眺めて癒され、少しだけスリリングなこともして充分に堪能した帰り道に現れたのはキビタキの愛らしい姿でした。
鳥用のカメラを持ってきてはいませんでしたが、何とか1枚撮るまで愛嬌を振りまいてくれたのはツイテましたね。
滝を眺めて、野鳥との出会いがあってと、当方にとっては最高のセラピーロードとなりました。
セラピーロードで見つけた看板です。
『こだま、木魂、木霊』...いい言葉ですね。
マキノ高原とメタセコイヤ並木は近い場所にありますので、帰り道に立ち寄ってみます。
並木道には途中で車を停めて写真を撮っている人が多かったので、横からのメタセコイヤ並木です。
また、コロナ渦の影響でアウトドアで自然を楽しむ人や、タレントの“ぼっちキャンプ(ソロキャンプ)”などが人気を集めていることからキャンプを楽しむ人が増えているようです。
高島市マキノ町の「マキノ高原」は、冬はスキー場が営業され、スキーのオフシーズンにはキャンプを楽しむ人や赤坂山や寒風大谷山への登山を楽しむ人が訪れるといいます。
「マキノ高原」からトレッキングコースを歩いて行くと「調子ヶ滝」という滝があると聞き、難コースではないようなので「マキノ高原」へ足を運びました。
「マキノ高原」前のキャンプ利用者でない人が駐車する登山者用駐車場に車を停めて歩き出すと、石積みのヨキトギ川の心地よい水音が響いてくる。
子供たちが魚つかみや水遊びが出来る場所もあるようですので、人工的に整備されていて真夏なら大人でも水遊びをしたくたるような川です。
キャンプ場エリアに入って驚くのはキャンプサイトの広さでしょう。
キャンプ場だから当たり前なのですが、キャンプする人に合わせて“林間サイト”“高原サイト”“森の隠れ家サイト”など趣味に合わせたサイトがあるのも面白い。
この高原サイトには赤坂山(標高824m)や大谷山(標高814m)の登山口があるため、登山の方も多く見受けられ、皆それぞれの休日を楽しんでおられるようでした。
高島市ではかつて近江商人が使っていた道を「中央分水嶺・高島トレイル」として整備して、12の山・12の峠を登山道でつないだ全長80キロのコースもあるようです。
緩やかな登りのキャンプ場サイトを抜けると“セラピーロード”が始まります。
セラピーロードは森林浴を目的に作られている道で、森林セラピーは医学的な証拠に裏付けられた森林浴効果のことだとあります。
高島市には「朽木森林公園・くつきの森」「今津旅行村ビラデスト今津」「マキノ高原」の3つのセラピー基地やセラピーロードが設定されていて、この道はその一つになります。
遊歩道と交差するセラピーロードに入るとキャンプ場サイトの人工的な岸辺とは打って変わって自然の渓流が流れ、歩いている間ずっと水音が聞こえてくる。
水の音には「1/fゆらぎ」の波形が含まれていてリラックス効果があるといい、木々の緑と水音だけの世界を歩いているのは心地良い。
水音がよく響いているのは、何ヶ所かに設けられた治山施設から流れ落ちる水の音によるものなのでしょう。
ヨキトギ川に段差が多いのを見ると、緩やかな道とはいえ高原を登っていっているのを実感できる。
やや傾斜のある道へ入ると奇妙な形に曲がった2本の樹に出会います。
根元から立ち上がったところで坂下の方へ曲がっているのは冬の雪の影響でしょうか。
高島市も雪の多い地域で、この下にはスキー場があるくらいですから、雪の重みで曲がったことも充分に考えられます。
セラピーロードには「三本杉」が2カ所にあり、下は最初に出会う三本杉です。
さほど幹周は太くはありませんので迫力には欠けますが、これは調子ヶ滝への目印となるのでしょう。
すぐ近くには2つ目の「三本杉」。
こちらもさほど大きなスギとはいえず、両方とも樹齢はさほどではなさそうです。
突如現れたのは白樺と思われる樹の群生。
案内図では「シラカバの空間」という場所があったようですが、そことは違うようで本当に白樺なのかも実はよく分かりません。
道を登りきると目に入ってきたのは「調子ヶ滝」の姿です。
想像していたより距離があり、登山者用駐車場から結局40分くらいかかったと思います。
滝は全長13mあるといい、水量が多く近くにいると大気中に漂う水飛沫でヒンヤリとして涼しい。
歩いている間にかいた汗も引いていくが、滝を横からしか眺めることが出来ない。
しばらく悩みましたが、正面から滝を眺めるには滝壺直下の沢を渡るしかない。
しかし、飛び石で渡れるような場所ではなかったため、靴を脱いで裸足で渡ることになりました。
沢は深い所だと膝辺りまであり、浅い場所をたどっていくが、なんとも足場が不安定なため、倒木の枝を頼りにして掴みながら歩いて行く。
ヒヤリとしたのは枝に弾かれて眼鏡が飛ばされたこと。浅瀬に落ちたので助かりましたが、流れの強いところに落ちていたら流されてしまっていたでしょうね。
「調子ヶ滝」の一番の魅力は水量の豊富さなのかと思います。
大きさよりも豊富な水量の水の迫力に圧倒されるような滝です。
マキノ高原の案内図には調子ヶ滝が最終地点になっていますが、この滝の奥には「不動滝」「三の滝」「無名滝」があるようです。
道がはっきりしませんが、調子ヶ滝の横に細い滝状のものがあり、その下に道があるにはありましたが、前日の雨で道はぬかるんでいるうえに傾斜が強そうであり、この先は断念致しました。
滝を眺めて癒され、少しだけスリリングなこともして充分に堪能した帰り道に現れたのはキビタキの愛らしい姿でした。
鳥用のカメラを持ってきてはいませんでしたが、何とか1枚撮るまで愛嬌を振りまいてくれたのはツイテましたね。
滝を眺めて、野鳥との出会いがあってと、当方にとっては最高のセラピーロードとなりました。
セラピーロードで見つけた看板です。
『こだま、木魂、木霊』...いい言葉ですね。
マキノ高原とメタセコイヤ並木は近い場所にありますので、帰り道に立ち寄ってみます。
並木道には途中で車を停めて写真を撮っている人が多かったので、横からのメタセコイヤ並木です。
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