hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

モンガー湖

2006年03月18日 | パース


Joondarup線のLeederville駅から15分程度北へ歩いて
芝生の広がるLake Monger Reserveを通ると向こうに湖が
見えてくる。黒鳥で有名なモンガー湖Lake Mongerは
Mitchell FreewayとLake Monger Driveに挟まれたところ
にある。


周囲3.5kmにはぐるりと歩道が整備されている。昨年は禁止され
ているのもかかわらず、岸辺で黒鳥に餌やりしている人々が
いて、おかげさまで多くの鳥達を身近で見られた。今回はふとどき
ものが居なかったし、なるのもためらわれたので、黒鳥は遠くを
泳いでいた。それでも、水辺まで行くと、遠くから近づいてくる
が、手元を見て、そのまま立ち去る。

静かできれいな湖だが、こうなるにはそれなりの努力があった
ようだ。以下、看板の説明をイイカゲンに訳す。

モンガー湖は過去にはレクレーションや、町の排水とごみ埋
立地として使われていた。湖が夏に干上がり、もともとあった
植物は無くなってしまった。

近隣の住宅地から湖に流れ込んだ肥沃物と、他の栄養分が、
藻の繁殖とユスリカの異常発生をもたらした。湖の土には、
埋め立てたごみと、道路から流れた高濃度な重金属が混じって
いた。

最近のモンガー湖では、エコシステムが修復し、水質が改善し、
自然の状態に回復しつつある。堆積物の池や、栄養素を取り
除く水路を組み込むことにより、水辺は造り直されつつある。
栄養素が湖に入り、藻の生育を促進する前に、この地方原
産の植物が吸収してしまうし、植物の陰が水を冷やし、ユス
リカの幼虫を食べる無脊椎動物に住処を提供する。

今ではモンガー湖は、水鳥や、他の湿地帯の生き物が生きる
ための大いに多様性ある生息地となっている。
コメント
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