hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

社会と個人

2006年03月06日 | 日本

「第11次 日本人の国民性調査」結果概要が、統計数理研究所から発表されている。 
 http://www.ism.ac.jp/~maeda/KSJapan/index.htm 

前半は日本の女性はますます自信を増しているとの結果であり、前回ブログに書いた。ここでは後半の話をしたい。

後で概要を示すが、日本人はますます、家族第一で国家・社会は二の次三の次、個人主義、生活水準悪化でも暮らし向き普通と評価し、だが将来は暗いと考えている。恥ずかしながらすべて私の考え方通りである。

しかし、そんな平凡な私が言うのもなんだが、日本人の大多数が平和的なのは大歓迎だが、一方、これほど見事につつましく、小市民的、軟弱であって良いのだろうか。日本人全体が良い意味でも、悪い意味でも女性化している。

皇室典範ではしゃぎまくる口先だけ勇ましいネット右翼は問題外として、苦しむ人々のためになる解決策を冷静に判断し、役に立たない個人の主義にはこだわらず、民族主義の悪癖には染まらす、苦境を人知れず凛として耐え、パフォーマンスせず、少しずつでも前進しようとする微力の多数はどこに行ってしまったのか。でも、これって今時の政治家と反対の人ですね。

以下、「第11次 日本人の国民性調査」の私のまとめです。

(1)一番大切なものは家族
一番大切なものとしては、1968年まではわずか13%に過ぎなかった“家族”が,1970年代以降増えつづけ,2003年には45%に達した。2番目に大切なものとして挙げた人も合わせると,“家族”は,ほぼ3人に2人,64%の人が挙げていることになり,ダントツの一位となる。生命・健康・自分が20%、愛情・精神が約12%、以下、子供、金・財産と続き、仕事・信用と国家・社会は1958年の約6%から年々低下し、2003年には約2%となってしまった。

(2)職場でも個人主義 
家族的な雰囲気の職場、上役との仕事以外のつきあいは1973年の70%から、2003年は50%へ低下し、職場での濃厚な人間関係は敬遠される。“時には規則をまげて,無理な仕事をさせることもあるが,仕事のこと以外でもめんどうをよく見る”人情課長は,2003年の調査でも77%の支持を得てはいるものの,ピーク時より12ポイント減少した。

(3)生活水準は悪化と考えるが、くらしむきの満足感は横ばいと評価
この10年間に自分の生活水準がよくなったと考える人は1983年50%だったのが、2003年は20%に激減している。しかしながら、自分のくらしむきの現況を「ふつう」と評価する人がずっと7割を超えたまま変化が見られない。生活水準が落ちたからといって,貧困感が強くなったり,くらしむきへの不満が強まるほどではないようだ。

(4)回復しきれない日本の現状評価と将来の見通し 
科学技術80%,芸術65%は1973年以来大きな変化はない。生活水準50%,経済力30%,心の豊かさ25%,は5年前(1998年)の調査で大きく落ち込み、2003年も評価が回復したとは言いがたい状態だ。
将来の見通しとして,“人間の自由”、 “生活の豊かさ”、“健康”、“幸福”、“やすらかさ”が良くなるに対しては、いずれも1978年をピークとして1998年の調査で大幅に悪化し、2003年には健康以外はさらに落ちていて、見通しは暗くなっている。

コメント
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