オーストラリア・パースでのアパ-トメント生活で、日本のニュースは、夕方にネットでニュースのタイトルを見ながら目に付いたものだけ詳細を知るのがほとんどである。しかも、ダイアルアップの3.1Kb/s環境であり、動画どころか、写真もじっくり表示される途中で切り替えてしますこともある。また、前日のNHKニュースが朝5時半からTV放送されるので、ときどき見るのだが、放送権の関係で、WBCの野球をしている映像は写らず、音声のみである。
もともとひねくれ者の私はアンチ巨人がアンチ野球になっているし、メジャーリーグがとって付けたように始めたWBCにも関心がなかった。しかも、きれぎれの情報環境では、号外も出たと言うWBCでの日本の逆転優勝にも、のりきれない。
ましてやイチローが、チームを引っ張ってとか、自棄酒を飲んだとか、聞くと、勝手に、宮本武蔵ばりの、孤高の求道者のイメージで捉えていたのに、オヤオヤと思ってしまう。
イチローは日本でもオリックスの主力打者ではあったが、チームをまとめていく役割だったというイメージは私にはない。また、メジャーでのすばらしい活躍にもかかわらず、2年続けて所属チームのマリナーズがボロボロの状態であり、WBC日本チームのまとまりに気分を良くし、優勝で一気に弾けたのか?
こうなれば、私の多少の違和感は別にして、明るくはしゃぐイチローが、もっと米国マスコミに積極的に登場し、いっそう人気を盛り上げて欲しい。そして、将来の帰国後、監督になるなどして日本の野球界を明るく、伸びやかなものに変えて欲しい。