hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

連邦制と道州制

2006年03月21日 | 日本
3月16日に「コモンウェルス大会に見る英国の外交」として、英連邦
Commonwealthについて、53もの国や属領が今も英連邦に属し、
歴史と政治的遺産を共有したゆるい結合を保っており、英帝国は
これらの国に対し、かなりひどいことをしたに違いないのに、脱退した
り、参加しなかったのは7カ国に過ぎない。英国の外交力に比べ、
日本の外交は過去の負の遺産を後世に持ち越そうとする、なんという
テイタラク」と嘆いてみせた。

コモンウェルス大会は53カ国で、72チームである。 例えば英国は
イングランドとスコットランドが別チームとなっている。そういえば、以前
英国の人に「英国は----」と話していたら、英国とは、“the United
Kingdom of Great Britain and Northern Ireland”で、イングランド
とは別だとむきになって言われたことがある。一国の中で、昔は血なまぐ
さい戦争をし、今は互いに競争している。それでいて昔は、英国として
他国を侵略し、今は緩やかに53もの国をまとめている。まとまりの良い、
金太郎飴の日本からみるとおかしな国だ。
しかしながら、そういえば、米国もロシアも、独立性の高い州、連邦制
だし、このオーストラリアも正式名はオーストラリア連邦
Commonwealth of Australiaだ。

日本でも道州制の議論が始まった。確かに狭い日本で46分割は
多すぎる。日本では、関西が東京に対抗意識を見せるくらいで、地域
間の対立はほとんどない。人種的にも南方系と北方系、少数民族の
アイヌなどいるのだが、ほぼ対立はなく、仲良しこよしをしている。
道州制になり、首長の政策による地方同士の格差が明確になれば、
地方が互いに切磋琢磨し、東京一極集中を避けられる可能性はある。

まず、軍事と外交だけに絞るなど日本国として最低限何をすべきか、
を議論してから、地方に何を移すかを決めるべきである。まず、自ら
を律せよ。

小泉さんの競争唯一政策と、ぶん投げ体質に負けず意味ある議論、
結論を期待したい。と、御体裁だけのまとめで、とってつけた朝日新聞
並み結論になってしまった。
コメント
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