“bloody”を辞書で引くと、「血に汚れた」、「どえらい(しばしばb-dyと伏字にする)」などとある。もともとは汚い言葉らしい。しかし、どの程度なのかは、英語に弱い私にはまったくわからない。
豪政府観光局は新しいオーストラリアのキャンペーン用スローガンに、"So where the bloody hell are you? ( ところで今、一体どこにいやがるんだい?) " を使い始めた。
これに対し、イギリスのテレビ広告監査機関Broadcast Advertising Clearance Centre (BACC)はテレビでの宣伝に"bloody”を使用することを禁止した。
豪政府観光局はこれにより宣伝効果はますますパワーアップし、印刷物やネットでの宣伝は可能なことから、www.wherethebloodyhellareyou.comウェブサイトのアクセス数はうなぎのぼりだと述べた。
さらに続きとして、オーストラリア政府観光局からの抗議を受けたBACCは、禁止措置を見直すことで合意した。放映禁止撤回を働きかけるためロンドン入りしているオーストラリアのベイリー観光相は、英当局の禁止見直し決定を受けて、「bloody good result」と、問題となっている言葉を使って歓迎の意を示した。(ロイター) - 3月15日
Commonwealth Gameの開会式を報じるThe Australian紙の一面も“A fun-bloody-time was”で始まっていた。
John Howard豪首相には、小泉さんにもまけじとの米国追従姿勢が感じられるが、それでもオーストラリアの旧主国のイギリスに対する感情には微妙なものがあるのかもしれない。