hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

バンクーバー・ロングステイ下見(1) バンクーバーに着く

2006年06月02日 | バンクーバー

5月30日から6月14日までのバンクーバー15日間ロングステイ下見ツアーに参加した。ツアーといっても、空港への送迎、半日市内観光と約4時間の生活オリエンテーションがあるだけで、参加者は我々2名のみ。

今日はその(1)



5月30日、成田18:25発JL018でカナダのバンクーバーへ。中国系の団体で満席状態。機種はボーイング747-400で、全長71m、幅65m、座席266-416と大きいのにわずか2名の乗員で運航できるという最新機。「最新のエレクトロニクス技術とシステムの自動化」を信じるしかない。



飛行時間は約8時間半。-16時間の時差があるので、30日の11:20amにバンクーバー国際空港に到着。帰りに取り戻してしまうのだが、とりあえず寿命が延びて得した気分。
この間、席の前のディスプレイで映画を見っぱなし。JALなのでほとんどが日本語吹き替えなのは良いが、選択した時点から映画がスタートするカンタスのシステムと異なり、上映開始時間が決まっているので、どうしても待てないので途中から見始めてしまう。最新機があきれる。幾度か映画を切り替えながらほぼ5本見て一睡もせず。


バンクーバー国際空港は、パースの田舎国際空港に比べるとさすがに立派。空港へ迎えに来てもらった旅行会社の人の車でバンクーバーのダウンタウンのコンドミニアムへ。部屋は30年ほどカナダ在住の(元)日本人女性がオーナー。1Studio Roomでダブルベッド、ソファー、テーブルと椅子、キッチン、バスタブなどがあり、ベランダから海も見え、洗濯乾燥機など設備は十分そろっていた。日本語での説明はやはり最高。

以下、見た映画について。
「ブロークバック・マウンテン」(?):まだゲイに対する反感が強く、迫害を受ける1960年代に、深く愛し合った二人の男性が互いに家庭を持ちながら何ヶ月に一度、山奥に釣りにでかけ、ひそやかな逢瀬を続けるという内容。じっくりと作られ、主演の二人も好演している。ひしと抱き合ってキスしたりすると落ち着かない気分で、共感はしかねるが、しみじみとした良い映画です。

「ナイロビの蜂」:英国の外交官が殺された妻の志をついで、製薬会社のケニヤでの悪事を追及する映画。見る価値あり。

「シリアナ」:ジョージクルーニーがはみ出しCIA諜報員で、アラブ産油国の反米国派と親米派の二人の王子の争いと絡む。TVでただなら見る程度の映画。

「キングコング」:オーストラリア出身の美人女優ナオミ・ワッツがヒロインになり、キングコングが恐竜などと戦うというハチャメチャの話。ナオミさんの熱演がかわいそう。30分ほど見てから、他の映画に切り替えて、この映画は斜め前の人の画面をときどきのぞいて終わりとする。

「燃ゆるとき」:原作の高杉良の経済小説は一時こって、ほとんど読んでいるが、この原作は未読だったので、見てみた。即席めん米国進出の苦労を描く日本映画で、日本形誠意に米国人もほだされるという、ちょっとかったるく、恥ずかしくなるような話がゆっくりしたテンポで進む。経済の話を1990年初版の原作そのものでは、作る時代を間違えた映画といわれてもしかたがない。


さらに蛇足だが、バンクーバーの部屋はDSLが使えるようになっているのだが、MACアドレスだの何だのを入力しなくてはいけなくて、まだ利用できていない。日本では3年前にADSLで自宅内無線LANに設定したのだが、すっかり忘れてしまった。しかたないので、この記事はダイヤルアップで送っているのだが、ノイズ対策でMODEMの速度を落としたので結局速度は20kb/s。遅いの何の、参った。

次は、バンクーバーその(2)市内観光

コメント
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