hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

バンクーバー・ロングステイ下見(2) 市内観光

2006年06月03日 | バンクーバー

5月30日から6月14日までのバンクーバー15日間ロングステイ下見ツアーに参加した。
今日はその(2)

5月31日は市内観光。東京とバンクーバー間の16時間の時差を2日目ではまだまだ解消できない。朝早く目が覚め、夕方からはじっとしていると頭がボーとしてきて、おもわず眠ってしまう。おまけに、バンクーバーは北緯49度11分とかなり北にある。したがって、この季節は外が暗くなるのが9:30pm頃である。まったく調子がつかめない。

バンクーバー水族館
朝、市内観光ツアーの車でダウンタウンを抜けて405ヘクタール(日比谷公園の25倍、パースのキングスパークとほぼ同じ)の広さがあるStanley Parkに行く。その中のカナダ最大のバンクーバー水族館は、海洋動物の生態研究や衰弱した動物のリハビリ、子供の教育に力を入れている水族館である。

      
入口手前のオブジェのある丸い池の周囲から水が見事に膜になって滝のようにまんべんなく流れ出ている。案内の人の話ではきわめて難しい技術だそうだ。

   
      

私はどこへ行っても美術館と水族館を訪れるのだが、バンクーバー水族館ははやりの水中トンネルや、イルカのショーなどはないが、水槽には、本物の海草がたくさん揺れていて、珍しい青いイソギンチャクなどもあり、魚の展示にも自然に少しでも近い環境にとの工夫が見られる。ラッコ、アシカ、アザラシなどを身近で見ることができる。また、シロイルカが元気良く泳ぎ回るのを上からと、水中からと眺められる。お勧めの水族館である。ただし、教育に力を入れているため、時により団体の子供達と重なることが多くなる。

Vancouver Harbour Cruise
バンクーバーのダウンタウンとNorth Vancouverとの間に広がるBurrad Inlet(入江)をクルーズするVancouver Harbour Cruise に乗った。ダウンタウンの北西端、Stanley parkの入口近くから出発し、75分で戻ってくる。

   

港にはお金持ちのクルーザが屋根付の小屋に入っていた。シアトルに住むマイクロソフトの大株主も船を泊めているらしい。ヨットやクルーザの向こうには、ダウンタウンの水辺高額地に建つガラス張りの高層ビル群が並ぶ。

  


Victoriaなどへ定期運行している水上飛行機のターミナルがあり、四六時中、離発着していた。通勤で利用する人もいて通勤ラッシュがあるとのことだ。入江の中央には船が注油できるスタンドもある。アラスカ・クルーズの巨大客船が停泊するCruise Ship Terminal、Heliport、クレーンが立ち並び、韓国、中国からのコンテナが高く積まれた波止場Centennial Pierをめぐって、対岸のNorth Vancouver側を回って帰路につく。

   

North Vancouverの向こうにはいまだに雪を抱くNorth Shore Mountainsが見える。また、黄色い2つの山は硫黄で、同じ写真の右端の茶色い山は木材のチップである。紙を製造するためのチップと硫黄を日本へ輸出していたが、再生紙の普及で売れなくなり、山済みされたままになっている。



バンクーバーの高層ビルのスカイラインの右はStanley Parkで、左は2隻の客船に挟まれたカナダ・プレイス。カナダ・プレイスには、白い5つの帆を持つ帆船のようなデザインで、コンベンション・センター、トレード・センターで、クルーズのマリーナ、5階建てビル相当の巨大スクリーンを持つアイマックス・シアターなどがある。手前のクルーズ船の旗はBritish Columbia州の州旗。



Lions Gate Bridgeは、Stanley ParkからCapilanoつり橋があるNorth Vancouverへ渡るつり橋で、サンフランシスコのゴールデンゲートを設計した人による設計である。潮がもっとも引く時期、時刻を気象台などで調べ、高く積んだコンテナ船が橋をくぐれる時を橋の手前で延々と待つことが多いという。



Capilano つり橋
最初のCapilano つり橋は1889年に麻のロープで作られた。現在はもちろん鉄のケーブルであるが、これが結構左右に揺れてなかなか早足では歩けない。橋のたもとに監視員がいて走ったりすると注意する。今まで落ちた人はたった一人だそうで、安心できる(??)。お母さんが、つまずいたのだろうか、抱いた赤ん坊を落としてしまったが、途中の木に引っかかって助かったそうだ。渓谷の深さは80mで、長さは150mある。

      

つり橋を渡った対岸には、木々の間を渡る橋Treetopsが2003年に出来た。釘や鉄棒を木に打ち込まず、木を痛めることなく安全に作ったと言う。鉄のベルトや網で締め付けてあり、どの程度の意味があるのか疑問ではある。



3車線の真ん中のレーンの上下切り替え
Georgia Streetは車線の頭上に、遠くまで数十メートル置きにずらりと、下向き矢印青色の直進信号が並んでいる。走っている車線が左折専用レーンとなると、あるいは時間的に左折可となると、下向きの矢印が左向きに変わる。極めて分かりやすい。この道がスタンレー公園からライオンズゲート橋を渡るところで上り下り合計3車線になり、真ん中の車線が時間帯により、上下車線を使い分ける。Capilanoつり橋からの帰り道に上り車線を走っていると、ちょうど真ん中のレーンが上りから下りに変わるところだった。まず、上りの車が走っている真ん中のレーンの頭上にずらりと並ぶ信号が下向き青から赤の×印の点滅となる。上りの車が真ん中のレーンからいなくなると、上りの車に対する信号は赤の×印となる。



反対に下り方向への信号が赤の×印から進めの青色の下向き矢印に変わる。これで真ん中のレーンの上下切り替えがスムーズに行われる。

Harbour Centreの展望台Vancouver Lookout
ダウンタウンの北東にある高層ビルHarbour Centreの頂上部に作られた円盤状の展望台Vancouver Lookoutに登った。



エレベータで50階に登る高さ167mの展望台からはダウンタウンのビル群が一望できる。展望台の下のレストランは回転しているが、展望台は自分の足でぐるりと回らなければならない。夜はなお美しいそうである。



アラスカ・クルーズの巨大客船も小さく見える。

   

展望台には都市名等と距離が書かれた標識があり、その中に姉妹都市になる「Yokohama 7,554km」があった。その方向を撮った写真を良く見てください。遠くに横浜が見えるはず??

次は、その(3)マーケットへ

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする