hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

バンクーバー・ロングステイ下見(17) 帰国

2006年06月15日 | バンクーバー
5月30日から6月14日までのバンクーバー15日間ロングステイ下見ツアーに参加した。
今日はその(17)

ロングステイで困る点の一つは、帰国時の残り物の処置である。お米などの食料、醤油などの調味料、洗剤など期間内にちょうど使い切るのは難しい。わざわざ持ち帰るまでもなく、たいした価格のものでもないので捨てればよいのだが、物のない時代に育った身には、「もったいない」が先にたつ。
非常に美味しいイチゴジャムが最後のパンにたっぷりつけても、かなり余った。思いついて、紅茶にどっと入れてロシアンティーとシャレてみた。「ウーン。濃厚!」プチ贅沢気分。

バンクーバーではTVでもカナダが出場していないWカップの話題はほとんどない。インターネットニュースで日本の敗戦を知った。日本のマスコミの期待を高めようとする報道に、「?」であったので、残念とは思ったが、やはりとの感もした。
帰国の日、13日の朝9時半ごろダウンタウンを空港に向かう車の前に、窓から身を乗り出し、旗を振り回して大声を上げる2台の車があった。韓国がワールドカップで勝利したのを喜んでいる。私には恥ずかしながら愛国心はかすかだし、差別意識もないと思うし、とくにサッカーファンでもないが、なぜか面白くない。はでに騒がれると、「まあ、なんでも興奮する人たちだからな」と自分に了解させようとする。了見が狭さが露呈する。

韓国には徴兵制があるので、徴兵逃れのため、移民を受け入れやすいカナダに留学する若い男性が多いという。彼らは、留学後に帰国すれば、徴兵となるため、必死に勉強し、職にありつき、なんとかカナダに永住しようとする。多くの日本人の遊び半分の留学に比べ、すさまじい勉強ぶりだそうである。かっての欧米での日本人留学生のように。



写真はピンボケではない。空港にある大画面TVの映像である。LEDが荒くならんだLED・TVというより電光掲示板である。Wカップのフランス対スイスを中継しているのに、見ている人は少ない。興奮して声を出すのは韓国の人だけである。それにしても、ジダンもアンリも冴えない。

日本航空のJl017、747-400はほぼ満席だった。日本人は少なく、成田経由で香港などに行く人がほとんどのようだった。例によって、映画を4本見た。

「明日の記憶」:若年性アルツハイマー症にかかるサラリーマン(渡辺謙)と、妻(樋口可南子)の話で、若年性でない心配がある私は、となりで同じ映画を見ている連れ合いをそっと観察してしまった。

「アメリカ、家族のいる風景」:落ち目の放蕩を重ねた映画俳優が、生まれたのを知らなかったわが子を尋ねていく話で、子供のまま図体だけ大きくなったような男が、過去を悔やむ話。我慢の連続で地味な生活を送ってきた蟻としては、「キリギリスさん、そんなの割り切ってたんじゃないの」と言いたくなるが、なんとなく雰囲気はある映画。

「寝ずの番」:ハチャメチャな生活を送ってきた落語の師匠をしのぶ日本映画。卑猥な話が最初から続き、となりが気になるが、ただなら見る映画。

「マッチポイント」:テニスプレーヤが金持ちの令嬢と結婚するが、浮気してその相手を・・・・・。どこにでもある話。ただで、することがないときなら、見る映画。


コメント
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