レスピーギの組曲「ボッティチェッリの3枚の絵」、交響詩「ローマの松」と、ブラームスの「交響曲第2番ニ長調作品73」を東京オペラシティコンサートホールで聴いた。
演奏はNTTフィルハーモニー管弦楽団で、残念ながらNHKではない。NTT関連会社社員のアマチュア楽団である。なかなか高水準で、定期演奏会も第19回になる。私はとくにクラシック好きではないが、知人も何人か出ているので7,8回は聴いている。勤務が忙しいだろうに良く練習時間がとれるものだ。
レスピーギを知らなかったので、調べてみた。
レスピーギRespighi (1879-1936イタリア)は、イタリアの作曲家でありながら、管弦楽法の大家リムスキー=コルサコフに学び、その最大の後継者である。管弦楽法とは各楽器の響きと特徴を最大限にひきだしながら朗々と色彩的に旋律と和声を鳴り渡らせ、多くの聴衆を魅了するとともに、オーケストラの奏者に鳴らす喜びを最大限にもたらす。
レスピーギは時代が新しいだけおなじみのモーツアルトやベートーベンなどに比べ斬新で、面白かった。「ボッティチェッリの3枚の絵」とは、有名な「春」、「東方三博士の礼拝」、「ヴィーナスの誕生」のそれぞれに対応する3曲よりなる。絵画鑑賞が趣味の私はそれぞれの絵画を思い浮かべながら聞くと、なんとなくイメージが沸いてきた。とくに「東方三博士の礼拝」は心にしみる曲だった。
ブラームスの第2番は、楽器間の移り変わりも美しく、オーケストラ全体が鳴り響くときも派手でなく統制がとれていて、かつ輝かしい。
CDやTVで聴くクラシックも悪いものではないが、生演奏とは別物と思う。どの楽器が演奏されているか目で見られるし、個別の楽器の音を聞き分けられる場合も多い。低音の響きも身体で感じられる。今回初めて2階席に陣取ったが、ドーム状になった高い天井で音が交じり合っているように感じた。フォルテだか、フォルティッシモだかになって全楽器がガンガン演奏始めたとき、反響して音が後ろから聞こえたと思い、後ろを見た。一番後ろの3階席に5人ほど並んで立ってトランペットなどを吹いていた。
今日は眠ることなく聞き終えた。思い出すのはロンドンへ着いて翌日だったか、ロンドンフィルを聞いたときだ。時差による睡魔に襲われ、身体が椅子に押し付けられ、床に吸い込まれるようになり、どうしても頑張りきれずぐっすり寝てしまった。今考えてももったいない。
演奏はNTTフィルハーモニー管弦楽団で、残念ながらNHKではない。NTT関連会社社員のアマチュア楽団である。なかなか高水準で、定期演奏会も第19回になる。私はとくにクラシック好きではないが、知人も何人か出ているので7,8回は聴いている。勤務が忙しいだろうに良く練習時間がとれるものだ。
レスピーギを知らなかったので、調べてみた。
レスピーギRespighi (1879-1936イタリア)は、イタリアの作曲家でありながら、管弦楽法の大家リムスキー=コルサコフに学び、その最大の後継者である。管弦楽法とは各楽器の響きと特徴を最大限にひきだしながら朗々と色彩的に旋律と和声を鳴り渡らせ、多くの聴衆を魅了するとともに、オーケストラの奏者に鳴らす喜びを最大限にもたらす。
レスピーギは時代が新しいだけおなじみのモーツアルトやベートーベンなどに比べ斬新で、面白かった。「ボッティチェッリの3枚の絵」とは、有名な「春」、「東方三博士の礼拝」、「ヴィーナスの誕生」のそれぞれに対応する3曲よりなる。絵画鑑賞が趣味の私はそれぞれの絵画を思い浮かべながら聞くと、なんとなくイメージが沸いてきた。とくに「東方三博士の礼拝」は心にしみる曲だった。
ブラームスの第2番は、楽器間の移り変わりも美しく、オーケストラ全体が鳴り響くときも派手でなく統制がとれていて、かつ輝かしい。
CDやTVで聴くクラシックも悪いものではないが、生演奏とは別物と思う。どの楽器が演奏されているか目で見られるし、個別の楽器の音を聞き分けられる場合も多い。低音の響きも身体で感じられる。今回初めて2階席に陣取ったが、ドーム状になった高い天井で音が交じり合っているように感じた。フォルテだか、フォルティッシモだかになって全楽器がガンガン演奏始めたとき、反響して音が後ろから聞こえたと思い、後ろを見た。一番後ろの3階席に5人ほど並んで立ってトランペットなどを吹いていた。
今日は眠ることなく聞き終えた。思い出すのはロンドンへ着いて翌日だったか、ロンドンフィルを聞いたときだ。時差による睡魔に襲われ、身体が椅子に押し付けられ、床に吸い込まれるようになり、どうしても頑張りきれずぐっすり寝てしまった。今考えてももったいない。